茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

7月の記録

・2008年宙組「黎明の風」新人公演

大ちゃんの新人公演見ましたー映像で見ると大ちゃんの足が長すぎておかしいね????ってなることが少なくてよかったです。宙組さん馴染みなくてよくわかんないけど(わたしの中で最近はやりのフレーズ)大ちゃんに七海さんにかちゃぴーとか並んで出てきて楽しかったです。あと愛ちゃんとかあっきーとかりくくんとか今も宙組さんを担ってるのであろう顔ぶれとか。っていうか第二次世界大戦の敗戦のお話で、ゆめゆめしくも華々しくもないお話だったことにビックリしました。モンペ姿で竹やりもって踊る娘役ちゃんとか、うん・・・斬新だった・・・っていうかこれ理事降臨作品だったんですね!わー、たいへんそうだー、で、本公演ではトップ娘役さんが全日程休演とか、わー、たいへんそうだー・・・。わたしは大ちゃんのどこか冗談みたいに見える足の長さとかそのスタイルとビジュアルがだいすきで、なので大ちゃんが卒業してしまうことはほんとにさびしい。

THE MUSIC DAY

チャンネル換えたらちょうどにゅーすのターンだったの運命じゃね?なんでわたしこんなにエンサマで泣くんだろうっておもて過去ログ漁ったらそういう曲だった。しょうがない。エンサマには泣いたけどそれはべつに四人だからとかそんなんじゃなくてただエンサマという曲によるものであって、あとはてごにゃんが相変わらず愛され末っ子でアイドルやってることとか相変わらず増田さんがおかしな髪色でほんで後ろの髪がひょこってなっててそれなに寝癖なのご機嫌ななめでかきあげたのっていうヘッドだったこととかあーこやしげこやしげってこととかなんかそういうの。エンサマを生で聞けなかったことを当時も悔やんだけどこんなに時間が経った今でも微かに心を刺してくることが悔しい。にゃんのくもりない笑顔に思いのほか安心したことにビックリしたけど増田さんは早く髪色なんとかして(うちの旦那がうるさいから)このにゅーすがエンサマ歌ったってことが今のにゅーすの象徴でわかりやすい茶の間への訴求力とか捨てていわゆるプロ向け(おたく向け)のアイドルたらんとしてるのだろうという言葉にわたしもまだおたくだったわとまたいつか戻るかもしれない世界を外から眺めるも楽しかった。

・買ったもの

「歌劇2017年7月号」

みゆちゃんとさちぴーのサヨナラ対談がとってもよかった。月から雪にお嫁に行ったみゆちゃんがタカラヅカを卒業する時に月組のことも思い出してくれるなんてとっても素敵。こんな風に娘役さんが憧れる上級生の娘役さんっていうのを知らないから余計におもってしまうのかもしれないけど、みゆちゃんの揺るぎないまっすぐな尊敬のまなざしがとっても眩しいです。まさきさんも、娘役芸のことはさちぴーに聞けばいいというようなことを言われてた。月娘誇らしい。

「宝塚GRAPH2017年7月号」

つながる90期楽しみにしてましたー。がおちゃんが言ってくれたことばがぜんぶ有難い。新公主演を経験した者どうしのつながりもあるんだろうな。経験したひとにしかわからないことってたくさんあるだろうし。その三人のうちの一人が卒業してしまうことはやっぱりショック。あと、コアラっぽいって言われてることとか初耳でめっちゃびっくりしました。コアラて。なんでや。顔が?似てる???コアラに???????あ、耳のせいかも。あと千風カレンさんと「一緒にファン時代を過ごしてきた仲」っていうのもわりと衝撃だったんですけど、いったいどんなファンだったんですかね!!!お市さまの着物の裾捌きをカレンさんに教えてもらったとかもビックリ。タカラヅカはひとつなんですね・・・あとは信心深いところとか*1ディズニーに関心があったりとか知らないことを知ることができてドキドキしました。そして真地くんがかわいい。「そろそろ同期の中で女装する人がいたほうがいいかなとおもって」「男役のゴツイ人がやったほうがいいとおもって」「どっちかっていうとゲストが無理したほうがいいとおもって」っていう気遣いっぷりがかわいい。そらきゅんにゆっちんって呼ばれるのもかわいい。それからスカナビデビューした真地くんに朝から癒されてるのほんとにありがたいっす。水玉のお着物もかわいい。 

思い出のマーニー

わたしがわたしのことを一番嫌い、っていうのはよくわかる。誰もがきっと通った厨二の道。わかる。周りとうまくやれなくて、自分が大嫌いで、ふつうになりたいって願う。わかる。わかるけどさ。そこに過剰な百合要素を絡めてきたのはちょっと違うんじゃないかなって。厨二と思春期の性指向の揺らぎというのはおなじものじゃないとおもう。

SHERLOCK」S4#1~3

なんとなく惰性で見てる感が拭えなかったんですけど、三番目のホームズが出てきた最終話は怒涛のようにたくさんの感情が押し寄せてきました。なんとうい凄絶な兄妹喧嘩。天才の哀しみ。そのためにメアリーが死ななければならなかったのは間違ってる。彼女がそのためにこの物語に登場したっておもいたくない。ジョンがゆるせなかったのは自分の浮気心。すこしでも心が動いて、華やいだきもちになったことに罪悪感を抱える彼は底なしに真面目で、だからこそ自分が許せなくてでもそれを認めたくなくてすべてをシャーロックのせいにした。大切な人を失ったとき、人は自分の中に非を探してしまうんだろうか。それをすべて受け止めて文字通り全身全霊でジョンとメアリの想いを受け止めたシャーロックの慈悲深い愛情。その愛情は彼の心の中から消去された妹に対してもおなじ。存在していなかったことにされた彼女の哀しみ。ただ自分の部屋で丸くなって震えていただけなのに。最後のメアリーの言うベイカーストリートボーイズっていうフレーズがこの上なく恥ずかしかった。わたしはもうこれで完結でもいいとおもう。 

*1:前回MPの時に話されてた霊にとりつかれたことがあるっていう話がいまだにきになってしょうがない

星組梅田芸術劇場「オーム・シャンティ・オーム」

星組さん見てきましたー。

めっちゃ楽しかった!!

youtu.be

幕開けのみんなきんきらきんのお衣装で、これスカステで聞いたことあるーー!!っていう曲を歌い踊ってくれるそれだけで胸がいっぱいに。わたしはいつもベニーさんに泣かされる。底抜けに明るくて楽しい曲なのに、なのに泣いちゃう。あーベニーさんだよぅぅって泣いちゃう。めいっぱい手拍子しながら泣いてる。ほんでまた歌詞のどれもこれもがぐさぐさと心にささるもんだから、映画原作でかなり忠実に作られてると評判ですが、宛書なのではとおもうくらいにベニーさんのあれこれに思いを馳せて胸をつまらせるということに。心に残るセリフもたくさんあって、ひとつひとつ大切にかみしめたいのに、そうはさせないのがベニーさんですよね。

「火事だ、逃げろ!ごはんだ、食べろ!車だ、乗れ!!」

っていうwもうねwこれがねw頭から離れないんですよwwwwwwwエキストラの彼に与えられたセリフは「火事だ、逃げろ!」という一言で、なんのひねりもないそのセリフをみそくそのけなすんだけど、それは彼の親友であるゆっこちあんが書いたセリフで。このゆっこちあんがね、またいいんですよ、とっっっても。ものすごく。ふたりで並んで客席通路に立ってプレミアム試写会のレッドカーペットを踏むシャンティを見つめる場面でのスローモーション。傑作だった。あんなの見せられてお腹よじれまくったし!息できなくてしぬかとおもったわ!!!(わらいすぎで

脇役でしかなかった彼が、世界がぼくを見ていないみたいだった、っていうそのセリフがせつなくて。太賀が言った「(芝居という世界に)ずっと無視されていた」っていう言葉を思い出す。頑張っても報われなくて、その暗いトンネルの中で出口の見当もつかない状態の時、人はきっと絶望して、そしてたぶん諦めてしまう。でも彼は諦めなかった。その強さがまぶしかった。

初演時はプレお披露目で、なるほどだからふたりの門出を祝うにふさわしい言葉の数々が散りばめられていて、星に手を伸ばし星をつかもうとする姿が印象的なんだね。トップスター!ってみんなに両手で迎えられるベニーさんの姿は、確かにプレお披露目にふさわしい姿だった。おかしいな、わたし大劇場でのお披露目もすでに見てるのに、それでもまだふたりの姿に、おめでとうおめでとうおめでとう!!って言いたくなって泣いてしまう。しあわせの涙だからいくら泣いてもいいよね。

なんせあーちゃんがかわいい。ほんとにかわいい。ふたりの歌声の重なりもよく合ってる。あーちゃんの低い声が落ち着いた人妻を演じるにはぴったりで、大女優という貫禄も納得で、それに舞い上がるベニーさんもかわいくってほほえましくって、そしてその分かなしくて。二幕はそれが逆転して、ふわふわ舞い上がるあーちゃんと、どこかふてぶてしいベニーさんという関係性がとても効果的だった。

あとは七海さんが素敵だった。初演時はこっちゃんがやってたということで、おおぅ・・・っておもったんだけど、それを見てないわたしには七海さんのムケーシュは大正解だった。自分の欲のためには妻をも排除してしまう極悪非道の下衆野郎の説得力があった。特に30年後の彼は年を重ねた分、その内に溜めた澱も相当なものであることがよく窺えた。彼は己の中の自分に負けたのだと思う。

ポコちゃんのボンクラ道楽息子もさいこうだったし、っていうか別箱でまおポコが揃うとかズルくない??????????????(月組tsyr強火ファン的に)ゆっこちあんの足の長さに何度も目眩がしたけど、フィナーレで七海十碧麻央の三人が並んだ時のスゴツヨ感がパなかったです。あの絵面はつよい。すごくてつよい。

特筆すべきは本日のアドリブなんですが、真風さんと愛月さんとご一緒の観劇でして、さすが元星のお人でいらした真風さん、ただでは帰らせてもらえませんwwwそもそもアドリブパートであろうと思われるくだりで、組長さまがおもむろに「リクエストがあったので」ってポコちゃんと大輝くんをwithBに仕立ててブルゾン始めた時にはほんとに息も絶え絶えでしたよ!!!(わらいすぎで)さらにそこに客席のまか愛を巻き込んで、ふたりにもブルゾンやらせたのほんとにおもしろかったし楽しかったし、客席が大いに盛り上がったのすごかった。そして同じことをやらされるあーちゃんw芝居の拙い設定なのがほんっとにかわいいんだけど、最後にポコちゃんに突き飛ばされたのひどすぎておもしろすぎたwww容赦なさすぎるwwwwwwwあのあーちゃんの二役とってもよかった。

惜しむらくは娘役ちゃんにほとんど役がなかったことですかね・・・ほのかちゃんとかどこにおったん・・・(ノーオペラでしたん