茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

伊吹有喜「カンパニー」(35)

来年の月組公演に決まってるやつの原作読みましたー。

高野ハルカチンがめっちゃみやさまーーー!

またもやお色気担当ですが。妻子に逃げられた青柳の設定が妻を亡くした、に変更されてるようにきっとほかにもヅカナイズされるんだろうけど、ふいんきはつかめれたんじゃないかな。いや、それをガンガン裏切ってくれていいのですが!妻を亡くした青柳と地味で本番に弱い美波さんのほのかな恋愛というものがメインになるのかな。あと大きなキャラクタは、青柳と一緒に出向させられる女性トレーナーの由衣と、お嬢様ダンサーの紗良と、某LDH系のひとたちを彷彿させるグループから大抜擢される那由他と、そのリーダー阿久津と、ハルカチンの代役を務める蒼太と、あとは有明製薬のリーマン連中(山田と脇坂)と、由衣の同僚の大塚と、それからバレエ団主宰の瑞穂とその秘書乃亜、くらい?かな??

とし子センパイにどういうお役が来るのか想像してみたんですけど、さっぱりわかりません^^^^^サラリーマンスーツでもいいし、テーピングとかてきぱきやっちゃうトレーナーとかもいいし、ヘロヘロの練習着でバーにつかまるバレエダンサーでもいいし、日焼けした風に見せるジェル塗って胸元はだけさせて金のぶっといネックレスとかぶら下げてサングラスとかしてる某HIROさんとかでも・・・いい・・・(ゴクリ*1

いちばん好きなキャラクタはお嬢様の紗良さまです。

やれるものならやってみろって言いたいわ。金で買った主役と言われて、踊り続けるプレッシャーに耐えられる?

このセリフをタカラヅカで言えたならすごいわ。真ん中に立つ、立ち続けるというそれだけがどれだけ過酷で難しいことか。

公演解説には「努力・情熱・仲間たち」がテーマだと書かれていて、実際この作品にもそのフレーズは出てくるんですけど、それを発するのは由衣なんですよね。なのでそれがどんな風に扱われるのかも興味深いです。

それは天才のあなただからできること、凡人のわたしには無理、ってよく言われるという高野のセリフは、「それなら僕がしたほどの努力をあなたはしたんですか、あるいはする覚悟があるのですか」と続く。

舞台のお話はどうしてもタカラヅカの世界と結びつけたくなるようなエピソードやセリフがいっぱいで、それがどうヅカナイズされるのかもまた楽しみです!

*1:アトスさまで味をしめた人たちがまたひげをつけさせるとかあるんじゃないかな・・・!

1989年月組「天使の微笑・悪魔の涙」

懐かしいー!

冒頭の講演会での三人の「誰も聞いてはいない」の歌がとっても印象的で、コーラスと重なる三人のそれぞれのメロディは今でもよく覚えてる。こういう場面で思い出すのは「大いなる遺産」での再会の舞踏会の場面*1とボートを探そうの場面。*2メロディと後ろを流れるコーラスが異なっていて、そのハーモニーが絶妙なのがさいこうにすばらしい。というわけで早く「大いなる遺産」のオンエアもお願いします。*3

小池修一郎大劇場デビュー作品です。安定の関テレ映像。問題ない。

まだラップとかおかしな電子音のフィナーレはないし、エコホテルも出てこない。

ワルプルギスの夜チャルダッシュという言葉を覚えた作品。

真ん中トリオはもちろんだけど、なんせ好きなのがりんりんのお芝居です。セリフ回しのすべてがすき。特にアヘンに溺れた後の身を持ち崩したマルタが至高。ちょっとコマつんっぽいかな。いや、ちがうか。平坦に聞こえる話し方の中に、婀娜っぽさと諦めと昇華して消えてしまった憤りが感じられる。

目覚めても消えない夢、それが愛、と歌うふたりにメフィストフェレスは負けますが、愛、なんて虚しい響き、ただの幻と嘯いて、それから大人しく天界に帰ってゆきます。

少し物足りないのは、NY公演組が不在なせいですかね。不在なのに大劇場公演を成立させちゃうのはすごいし、なんたってNY行ってたミミさんだけが帰国して参加してるっていうのがすごい。っていうか、ミミさんができるならほかのみんなもできたのでは????知らんけどさ!!!知らんけど、NY公演の映像もずっとしつこく待ってる・・・・・・

真ん中トリオのすばらしさはもう言うまでもなく、それはわたしの青春そのものであって思い出補正が多分にされてるせいだってわかってるけど、でもこの時代の月組がわたしの人生の礎となったことは確かだし、その思い出を胸に今まで生きてきたし、きっとこれからだってだいじな思い出として生きていくんだとおもう。

変わっていくのがタカラヅカだし、それを受け入れられる人だけがずっとこの世界を愛することができるんだろうけど、わたしには無理。四半世紀前にもそう思ったし、今またそう思ってる。でも、四半世紀を経てわたしが戻ってきたように、また四半世紀経ったころに戻ってこれたらいいなって思う。きっとその時にもタカラヅカは変わらずあると思うから。わたしの知らないタカラヅカの世界であっても、また新鮮な気持ちで愛せると思う。これは、けじめ。わたしのさよならの言葉。

*1:星の光なおきらーめき☆恋の甘き歌溢れてー華やかな夜あなたと共に歌おう踊ろうーー/あなたの姿を心に描いて、生きる喜びに満たされたあの頃

*2:わたしの中で後世に残すべき名場面だと思うのでやっぱり今こそオンエアすべきだと思うの!!!

*3:あとは「BLUFF」と「永遠物語」とあとそれからそれから(強欲

「1942年のプレイボール」

俺たちは、ただ、野球がしたかった。

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15歳の志願兵」から7年。太賀のNHK初主演ドラマです。

野球やってる太賀*1も戦時下の太賀も(済)なのでどこか既視感があったんだけど、その分安心感もあってとてもよい太賀でした。

勝地くんがとてもよいお兄ちゃんで、こういう落ち着いた役が似合うようになったんだなーっておもったり、三男くんは「ひゃくはち」主演なのか!やっぱりはよ見ねばっておもったり、四男くんの透明感あふれる存在が白眉であったり、あと阿部亮平くんとか、次男の太賀が「二郎」ってえらく適当すぎないか!っておもったり。*2

三男が出征する際に、野球なんてもう存分にやり尽くしたから思い残すことはない、(死ぬ)覚悟はできている、って強がるのを太賀は「覚悟なんてするな!」って叱るんだけど、お兄ちゃんは「それは覚悟じゃない、諦めだ」って声を荒げるわけでもなく、静かな声色で言うのが、まさに戦地を生き延びた人の、そしてそのトラウマに囚われた人の言葉だなってゾッとしたし、かなしかった。肩を壊したことを情けないと言い、野球を続けられない自分は婚約者を幸せにできないからと嘘の言い訳をし、それでも野球を続けた彼に笑顔が戻った時には号泣したし、末っ子が自分は兄ちゃんズに比べて野球の才能なんてないと思い込んでやめる理由をずっと探してたと独白する場面でも号泣し、それでもマウンドで踏ん張る兄ちゃんの姿に思わずバットを持って庭に出て素振りを始めた場面ではさらに号泣した。

4人兄弟が揃ってグランドに立つことはなかったというモノローグに、帰ってこなかった三男という事実に、何度も泣かされてそして今こうやって野球が存分にできる環境にいるうちのバカ息子がどれだけしあわせなことであるかと!その恵まれていることに感謝せよと!!特に母親に感謝しろと!!!!(おちついて

昨日の甲子園もとっても暑かったし熱かった。いろんな人の想いが、あそこにはある。

夏を越す体力に自信がなくなってきてるんだけど、あと二回。なんとか頑張ります。明日も五時起き。がんばる。

*1:「バッテリー」と「ひゃくはち」(未見)

*2:だって長男が明で三男が昇で四男が渉でなんで次男が二郎なんんんん??????ってめっちゃおもった。