茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

10月の記録

・1985年星組「ザ・レビューⅢ-シャンテ・ダンセ・ダムール」

ひどいぶつ切りの関テレ映像でしたが、わたしの知ってる星組さんのひとつ前の世代で、初恋の人である日向さんの二番手時代のショーはとっても楽しかったです!のっけからひっくり返るトランペットもご愛敬。日向さんが一人だけ頭身おかしくて異次元の人だったwww時代を感じるのはマイクもそうだけど、あのテカテカひかるレオタードみたいなやつ。ゴンちゃんゴンちゃんゴンちゃん!!!っていうテンション。あとはダブル娘役トップってなんぞ、っていう。最後のフィナーレ、トップ娘役がふたりで並んでエトワールして降りてくるだけなんてそんな。いつだってタカラヅカはイレギュラーの連続だったんだなって、ちょっと、なぐさめられてみたり。など。した。

・1987花組「ザ・レビュースコープ」

なつめさんにルコさんにピノさん~~~♡なつめさんの出番がえらく少ないなーっておもたらどうやら部分休演されてたらしくピノさんが代役をされてたようです。ピノさんのハリキリシャカリキダンスがとし子センパイに似てるような気がして。*1くしゃくしゃの笑顔に見てるほうも笑っちゃう。大勢口の下級生たちに真琴つばさ愛華みれ紫吹淳姿月あさととかビッグネームが連なっててとっても贅沢な公演。中盤でのペイさんの女装に度肝を抜かれるwトップさまがショーで女装されるっていうのがスタンダードだったのかな。星組さんの「ザ・レビューⅢ」でものっけから峰さんが女装されてた。まさおちゃんですら花詩集でトップさまの気まぐれダルマを披露してたくらいだよね???ルコさんやっぱりすきーーーってキャーキャー言いながら見ました。めっちゃ楽しかったです!

・1987年雪組「ザ・レビュースコープ」

わーモサクさんんんーー。当時は雪組さんだけ縁がなかったんですけど、こうやって見るとほんとにモサク節ともいえる癖の強いトップさんで、当時のトップさんはみんな濃くて個性豊かだったなーってとっても懐かしい。峰さんにしてもペイさんにしてもモサクさんにしてもウタコさんにしても、わたしがタカラヅカを好きだった少女時代のトップさんはみんなとっても大人で素敵で、それはきっとわたしがうら若き()乙女だったからなんだよね。一路さんが君がロマンス歌われてて、おおおおー花詩集ううううう!!!って大いに盛り上がりました。タカラヅカレビューバンザイ!そしてモサクさんもダルマ披露してたwwwやっぱりスタンダードだったのwwwwそしてモサクさんとカリンチョさんがタンゴを踊ってるのですよ!!!わああああああ!!!これが!わたしも!!見!た!い!フィナーレの男役黒燕尾もタンゴで、みんなペアで踊ってるのものすごくカッコいい!黒燕尾のタンゴもいいね~~あ~~~男役同士のタンゴが観たい~~~~(言霊ことだま

・1990年星組「宝塚レビュー'90」

あんまり覚えてないんだけど主題歌とところどころで出てくるたぶん当時のナウでヤングな洋曲のカバーらしきもの*2は覚えてた。あの衝撃の中詰めですよね。え、これレビューだよね?って何回もタイトル確認した。あのトンチキジャパネスクなお衣装と銀の扇もそうだけど、しょっぱなのマリコさんのアレがwwww*3知ってるwわたし知ってるwwwwジャマイカでジャパネスクでレビューだよ!斬新すぎるよ!!優雅さとはかけはなれた中詰めであった。楽しかった。緑のお衣装もすてきだったし、なんたって白燕尾の日向さんの異次元っぷりがすごかった。はー、かっこいい。シギさんがロケットの真ん中を踊ってるのも大人の女性すぎてたまらなかったし(周りの下級生たちがみんな健康的なふとももだから)名場面と言われるレコード盤の上で踊るトップコンビの美しいダンスを見られたのもよかった。

・2016年宙組エリザベート

めっちゃよかったー。やっぱりエリザっていいですよね、っていうのが感想。闇広の場面が一番好きなのも相変わらずで、ルドルフがかわいそうすぎるのも相変わらず。嫁ぎ先の王室になじめない王妃という点においては神々のりんきらさんと同じなはずなのに、シシィに何一つ共感できないのはこどもを見捨てたからなんだとおもう。家族を守ろうとしていたりんきらさん(役名で)と正反対のシシィは母親としてむり。あとはやっぱり愛ちゃんがよかったなー。ヒゲの黒塗りというわたしの苦手要素てんこもりのルキーニは今まであんまりすきじゃなかったんだけど、愛ちゃんのルキーニめっちゃよくない????なんたってかっこい。舞台に映えるのがむちゃむちゃ強み。不自然に力をこめずにさらりと物語を回しているのが余裕たっぷりに見えてかっこよかった。どうかルキーニのジンクスが崩れるなんてことがありませんように。 

 

「鳥の名前」

今年の夏にスズナリで上演されたお芝居がBSスカパーにてアンコール放送されたのを視聴しました。なるほど演劇界の狭い人間関係の中で築かれた内輪向けのコンテンツなんだなっていうのが第一印象。場面ごとに映像が浮かんできて、ああ、これは映画的だなっていうのが感想です。これを小さな劇場でお芝居として成立させることの意味とは。わたしがタカラヅカの舞台に求めているのは生オケだったりきらびやかなお衣装だったり豪華な舞台装置であったり大人数の迫力だったりするんだけど、それらが排除されたお芝居というものの意義がよくわからなくて。例えば長すぎる暗転であったりとか。視覚的にとても映画っぽいなっておもう場面だったりとか(明滅する中でのあのサウナの場面とか)実際に体感すれば何かわかるのかなっておもうけど。久しぶりの新井さんだった。ビーサンはいてる新井さんがただの新井さんで、そういうのなんだよなーっていうのもおもった。赤堀さんの脚本がなかなか上がらなくて、ってそれどこの小池先生なのって話がまったく笑えなかったり。

 

「キャロル」

おんなのひととおんなのひとが恋をする映画を見ました。1950年代のアメリカでは同性愛は病気だと思われてて、キャロルが心理療法士にかけられたりするというあたりがショックでした。自分は異常だ病気だってそういうふいんきのなかでそれでもおんなのひとをすきになるふたりが強くて美しい映画でした。でもそんな時代のわりには旦那も口汚く罵ったりせず、ただ妻の不貞を責めてるだけだったのが優しさだったのかな。不道徳である、ということ。くちほどにものをいう手が印象的。冒頭の場面で去りゆくキャロルが彼女の肩に手を置く場面。終盤に再度その場面が繰り返された時、その手の意味に感動した。レストランのオーダーも自分では決められなくて、なんにでもイエスと言ってしまう彼女が、一度はキャロルをノーと拒絶したのちにふたたび自分からイエスと決断したというその勇気に感動した。これは自分というものが何者であるのかということに答えを見いだせなかった彼女が自分でキャロルを選び取るまでの物語だったんだなってわかる。素敵だった。

 

「奥様は、取り扱い注意」#1~3

 

「セトウツミ」#1

斬新ー。二人で並んで座って漫才を繰り広げるだけなのかとおもたらいろんなパターンもあるみたいでなんですって映画版もあるの?????みんな西日本人なので関西弁の安定感がよい(関西弁パトローラー)

 

 ・買ったもの

「歌劇2017年10月号」

組レポに敬礼ーーーーーッ!!もっきゅんありがとう・・・ありがとうもっきゅん・・・いやもうミレディの話なんですけどね、そうですよ、ミレディですよ、なんで三銃士でミレディ出てこなかったの、「結婚していたことがある」っていうアトスさまの初期設定どこにやったの、ってわりとずっと蟠ってたんですよ。だからあの酒場でいろんな女の人たちに言い寄られてやれやれなアトスさまのお姿にどこまでも想いを馳せては涙ぐんでいたわたしに、お茶会なんかでも言われたミレディの存在が中の人の中にあったって言うのはものすごく納得のいくもので、あのアトスさまには確かに彼女の存在があったのだととし子センパイと固く手を握り合いたいです(逃げて)まあね^^ミレディ争奪戦はね^^^^うふふふ^^^^^^^^^^

「STAGE GUIDE2017年12月号」

界隈がそのビジュアルに死に絶えたと伝説になるであろうお写真です・・・あの挑発的な表情なに・・・すき・・・「フレッドアステア」というキーワード。ミュージカルナンバーという文字にもしやカラオケの十八番というひとりレミゼが聞けるやも・・・と高まる期待(ない)(知ってる)じゅりちゃんのことをきれいだから女役もできそうと言われてることに全力でノーーー!!と言いたいです!!!!!!

*1:とし子センパイの尊先があさこさんでそのあさこさんが花の系譜に連なっていたことをおもえばふしぎでもないのかな。

*2:青山雪菜ちゃんの歌うアリッサミラノとかさ!

*3:およよよよ~んおよよよよ~んWow~~♪

「民衆の敵」#2

ねえちょっと高橋一生くんを脱がせたらいいとおもってるひと誰なの?????そういう需要は(すくなくともわたしの中では)一切ないんだけど。っていうかそういうのは田中圭ちゃんが担当だから。高橋一生くんにエロスは求めてない層っていうのはある程度あるとおもうんだけどそこんとこどうかな。その代わり田中圭ちゃんにはむだに脱がせたらいいとおもうよ。あの半ズボンは大正解。

というわけでなんともちぐはぐな感じがもどかしいんですが、名前を偽って夜な夜なデリヘル嬢に電話かけちゃう高橋一生くんはとてもよいです。しかし服は着て。

そして古田新太さんの「おもしれー女」キターーーー!!!!!!!!!!!やだなにこれ少女漫画????

アミの会(仮)「惑う」(45)

女性作家さんたちが集まってアンソロジーを作る会だそうです。めっちゃたのしそう。

www.shinchosha.co.jp

男性作家四人をゲストに加えて二冊組にしたものの片方を読みました。動機は加納さんと松尾さんです。最近松尾さんの作品をお見掛けしなくてさびしいなーって思ってたのでこうやって出会えてうれしかったです。ほろ苦い青春トンチキSFラブストーリーでしたが。加納さんの叙述トリックにもしてやられた爽快感。今野さんのは「隠蔽捜査」シリーズの竜崎さんちだね!初めての作家さんもいたので、また別の作品を読んでみたい。アンソロジーの醍醐味。

大崎梢「かもしれない」

加納朋子「砂糖壺は空っぽ」よくぞここまで大きくなりました、がんばりましたねという理解者のことばに「大きく、なってないです」と返したことに涙。

松尾由美「惑星Xからの侵略」

法月倫太郎「迷探偵誕生」

光原百合「ヘンゼルと魔女/赤い椀/喫茶マヨイガ

矢崎存美「最後の望み」最期の時に死神が叶えてくれる「最後のお願い」娘が生まれる三日前の自分に会いに行ったことによってこんなにも人生が変わったのに、それは死神にとってはほんの誤差。娘との思い出がなにひとつないことに気づいた彼の絶望がせつなかった。

長嶋恵美「太陽と月が星になる」

今野敏「内助」