茶の間でおま。

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田中芳樹「銀河英雄伝説1」黎明篇(46)

やっと手を付けた銀英伝・・・!

最初の数ページでどれだけ物語の世界に入っていけるかが勝負だと思うんですけど、なんとかそこを突破し、キルヒアイスとヤンが登場してからは一気読みでした、脳内であっちゃんと田中圭ちゃんが大暴れしててものすんごい楽しかった。

特にヤンね!

ヤン目線で描かれてるせいもあると思うんだけど、どうしてもヤンのほうに肩入れしちゃって、同盟に味方しちゃいたくなるわよね。

上層部が腐ってて組織としての形骸化が深刻で、逼塞感が漂っているのはどっち側も一緒で、それらに抗おうとしてるラインハルトと、思いっきり日和ってただ穏やかに余生を過ごしたいと願うヤンの対照が面白く、あと、ラインハルトが覇王となってしまうネタバレを知ってしまってて、それに至るまでの壮大な物語だと認識して読むので、どうしても途中で散っていってしまう人たちに思いを馳せてしまうよね・・・><

ってヤン田中がほんとに可愛いんですが。

ヤンのキャラ設定が、そこまでハンサムではないとかはもちろんなんだけど、家にかこってる少年(ひどい語弊)にまるで家事ができない人間として扱われ(いや合ってるんだけど)掃除するときに邪魔だからそこのテーブルの上でお茶でも飲んでてください!!ってあしらわれて、素直に従ってるシーンがもう底抜けに身もだえしました。

しょっちゅうティーカップ持ってるとかおまいは右京さん(@相棒)か!!!って言いたくなるんだけどwテーブルの上でちょこんと正座して(正しくはあぐらをかいて、だけどわたしの脳内では正座なのである)紅茶をすするヤン田中・・・・・っ!(察して

対するラインハルトは血の通ってないサイボーグのようにしか描かれてなくて、シスコン全開できもちわるくてただ私怨のために戦ってるようにしか見えなくて、そこになぜキルヒアイスが魅かれているのかもまだよくわかんなくって、なんや、顔か、結局美しいものに魅かれてるだけなんかとやさぐれるだけの一巻だったので、彼らの内面も徐々に知っていきたい。

詮無いことだけど、ヤン生きて。