茶の間でおま。

本とかテレビとか宝塚とか。

雫井脩介「検察側の罪人」(14)

 

検察側の罪人

検察側の罪人

 

文春第4位、このミス第8位作品。

 

時効になってしまった事件の犯人に、どうやって罪を償わせるか。

の、一つの答えがここにあります。過去の事件の限りなくクロに近い重要参考人が、自分の受け持った事件にも関わってきた時、どうやってふたつの事件を解決するか。それはひどく利己的で非合法でありえない離れ業で、彼がそのまさかをやってのけた時にはうそーんと思いました。いくら思い入れのある未解決事件の犯人だからといって、自ら犯罪に手を染めてまでしなくてはならないことなの!?という思いが拭えず。同期が自殺したことも契機にはなっただろうけれども、でも彼ほどの人物がまさか。わたしの彼への信頼を大きく裏切ってくれたことにはびっくりしましたが、決して悪い人ではなく自分のしたことにちゃんと責任と覚悟をもってるあたりは尊敬すべき人だと思いました。だがしかし。それにしても。

彼の嫁が韓流にハマって家族を顧みない描写にはほんのりわが身を振り返って反省しましたw心当たりがなくもない。でも羨ましい。現実世界にうんざりして虚構の世界に逃げてしまいたくなる気持ちはわかるし、彼女の場合はでもそのことに虚しさも感じていて倦んでいて、きっかけさえあれば戻りたいと思ってるところがわたしとは違うんだけれどもw家族を置いて好き勝手できるような環境にわたしもいつかなれるのかな・・・はっ、そういう話ではないのであった!わたしが浸ってる夢の世界は決して現実世界からの逃避の道具じゃないのだもの!!!