茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

「エリザベート」

花組さんの大劇場千秋楽の楽屋入りでみりお様が次期トップとして蘭とむさんにマントを羽織らせるご様子など見るにつけいろんなものがこみあげてきて、蘭とむさんの退団というものをうまく自分の中で消化できずにいるのですが、そんな中で蘭はなちゃんのエリザ退団が発表になりさらに混迷を極めておりますね。

先だって宙組さんでも退団者の発表があっていつだってわたしたちは「退団」に振り回されるのねとうっかり解脱してしまいそうになりました。ヅカオタはこんな風にしてメンタルを鍛えていって、自分の贔屓の「いつか」に備えるんでしょうか。せつないですね。

そしてそれよりさかのぼってみりお様お披露目の花組エリザの配役が一部発表された際にいろいろとエリザ映像を漁っておりました。

エリザは2009年月組を見て満足してしまったのですが(まさきさんがルキーニをやられたやつ)なんですって祐飛さんがルドルフをやってたですって、しかもその新人公演でまさきさんがルドルフやってたですって。という事実を知って祐飛さんバージョンの「闇に広がる」を見て、それ以来一押しは闇広です。2009年月組映像ではもりえさんがルドルフをやられてるんですけど、この時はあひさんとみりお様の役替わりだったのですね。みりお様映像も見ました。わたしの基準は祐飛さんなので(キリッ)すっかりルドルフに感情移入しまくって涙ぽろぽろこぼしながら闇広を繰り返し見てるんだけど、小さいころからおかしな教育を施され、縋りたかった母親は家に寄りつかず、たまに会って苦しい心のうちを打ち明けたのに突き放され、そりゃトート閣下につけ入れられるわけっすよ・・・その後でいくら悔やんだって遅いんだよ、シシィ!!!どうしてもタイトルロールであるエリザにイチミリも共感できなくってイラぁっとします。皇后になるってそりゃ大変なことだろうけれど、だからって自分のことばっっかり考えて我が子を死に追いやるだなんて言語道断、許すまじ。少なくともシシィは幸せな少女時代を過ごしてきただろうし、フランツにだって愛されてるし、いったい!なにが!不満なのだと!!!!!ルドルフ不憫(´・ω・`)

そしてみりお様は新人公演ですでにトートやられてるんじゃないですか!!(いまさら)存分に歌ってらっしゃるし、この上なく麗しいトート閣下であらせられるのでなんのしんぱいもねえっすよ!!!!!!

あぁ、コマちゃんも新人公演でトートやってるんだ・・・うわぁ、その設定だけでなんかいろんなもんがあふれそうになるね・・・コマちゃんのトート・・・

ずんこさんの御歌に一番痺れましたが、でもどのトート閣下にも概ね満足してます。だがしかしどのシシィにも満足できてなくて、そこで教えていただいたのが2002年花組バージョンで、春野&大鳥コンビが最強なのではないかと!なるほど!!大人っぽいビジュアルですけれども、シシィの歌にストレスを感じなかったのは彼女だけやも。わたしにとっての宝塚空白時代なので、大鳥さんのことをまるで存じ上げないのですが、歌ではベストオブエリザかも。

と納得した後で1996年星組を見て、噂のマリコさんトートを聞いてそんなに酷くないじゃんwww(笑うなし)とか思うわたしはだいぶ麻痺してきてますねwwwいや日向さん時代の星組組子は身内感覚なんや。どんな子もみんな可愛い(まがお)

ルキーニで悩まれたまさきさんやトートで苦悩されたあさこさんや、ルドルフで葛藤された祐飛さんなんていうエピソードを聞くと、エリザに出てくるキャラクタはどれもこれも病んでいてて、どの役をするにも相当のエネルギを消費するんだなと改めてその作品の持つ力の大きさを感じました。

新生花組がどんなエリザを見せてくれるのか楽しみ。

って花組さんが落ち着くのはまだまだ先になりそうですね。