茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2011年月組「バラの国の王子」

霧矢さん時代(msmrW二番手時代ともいう)の大劇お芝居作品を制覇いたしましたー。

わたしようやくわかったんですけれども、まさきさんの過去作品見るとどうにもこうにもストレスが溜まるんですよね、たぶんその立ち位置の微妙さに納得がいかないせいだと思うんですけど(あとは役替わりとか役替わりとか役替わりとか)今回もなんじゃこりゃな出番だし、え、まさきさん二番手なんだよね?そうなんだよね????っていろんな人に確認したくなる有様で、でもよくよく見てみると登場人物がほんとに少なくて、ベルが主役みたいなもんだから霧矢さんだって出番少ないし、あとは良い魔女と悪い魔女とベルの父親と意地悪な姉二人くらいで、その意地悪なお姉さんがマギーさんだっていうんだもの、カオスすぎるよね\(^o^)/マギーさんが出てきた時はなんのジョークかと思いましたよ\(^o^)/これタカスペじゃないよね???って確認したよね\(^o^)/

まさきさんの王様は気高く傲慢で、でも母親想いのいい王様でした。民を思いやることができなかったのは、そういう教育がされなかったから、全部母親が悪い。つか「仙女」ってなに。ものすごい違和感。魔女でいいんじゃないの???魔法が使えるならさっさと息子にかけられた呪いを解いてやればよいのにそれをしない不思議。ええ、そんなこと言うたら野暮なんですよね。恐喝して無理やり来させた若い娘を軟禁状態に置いてそれで愛してるとかなんだとかってちょっとおかしいと思うの。いくらファンタジーとはいえ。そもそもの「美女と野獣」をいっちょも知らんかったのでそれに対する齟齬というのはわからんのですがそれがよかったのか悪かったのか。

野獣の家臣たちがスタイリッシュで素敵でした。実は博多座のお稽古映像を見てからわたしの中で響れおなさんがキテるんですけれども、ええ、小鳥のアンサンブルに胸が高まりました。もちろん優ひかるくんもちゃんと家臣の中に見つけたのでわたしやっぱりえらいとおもいます。

一番引っかかるのはみりお様が最後に王様に向かって言う「二度とこの国に足を踏み入れないように」というセリフなんですけれども、おまい何様!!!???ってみりお様に対してオラオラ言いましたごめんなさい。それに対する霧矢さんのセリフこそが重要なのだとわかってはいますが、余計な波風を立たせますよねほんとに。

折しもこの公演の初日が、あの原発の大惨事を引き起こした東日本大震災の日であり、初日の幕があがる直前に地震が起きたのですね。震災後も公演は続けられましたが、それもまた厳しい状況であったとおもいます。毎公演霧矢さんが被災地をお見舞いする挨拶をされたと聞いて、胸がいっぱいです。