茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

森博嗣「ムカシ×ムカシ」(39)

Xシリーズ4作目ですって。

 

ムカシ×ムカシ (講談社ノベルス)

ムカシ×ムカシ (講談社ノベルス)

 

もうわたしの中ではXシリーズってなんだっけ?海月くんが出てくるやつではないの??(それはGシリーズ)というレベルで、椙田さんて誰だっけ、小川さんて誰、真鍋くんて誰ーーーッ!状態でした。でも前作が6年前になるんだものそれも当然だとおもうの・・・わたし悪くない・・・

犀川先生が懐かしい、紅子さんが懐かしい。いろんなことにワクワクできたあのころが懐かしい。という回顧厨ですまんですけど、これの着地点はどこなのかがまるで想像できなくて、つかそもそもほんとうに着地するのか甚だ疑問ですが、エレガントな終わりであればいいなと今は穏やかに願っています。

今回もミステリの内容としては珍しく親切だなとおもうくらいにはふつうの事件で、ちゃんと動機も納得できるしおかしなトリックも出てこない。ふつう\(^o^)/でもそれがこのシリーズの狙いのようなので、ふつうなミステリであることにちゃんと意味はあるんだと思います。最後の方で、ほんのり彼女の存在がほのめかされるのが、ああ、そうだった、すべては真賀田四季から始まったのだ、そして終わってないのだ、とハッとさせられて一番ワクワクしました。