茶の間でおま。

本とかテレビとか宝塚とか。

東野圭吾「虚ろな十字架」(48)

 

虚ろな十字架

虚ろな十字架

 

産後すぐに我が子の首を絞めるのと、妊娠中絶とはいったい何が違うのだろうと。

殺人を犯した者は死刑にするべし。

その信念が彼女を死に追いやってしまった。

20年以上も前の未成年の過ちを、そこまで追い詰めることはなかったんじゃないかな・・・と思うわたしは犯罪者に甘い今の法律と同列なんでしょうかね。

しかしそのことよりも衝撃だったのは、当時中学三年生だった彼女の妊娠を、周囲の人間は察していたというのに(あたりまえだ)(妊娠したことを完全に隠して学校に通えるなんてことありえないとおもう)誰も救いの手を差し伸べることがなかったという事実です。自宅のトイレで出産して、そのまま遺体を押し入れに隠した、っていう事件が少なからず起こっているわけですが、それはこういう仕組みで起きてるのですねとゾッとしました。どうか正しい性教育を。悔やまなくてもいい罪を作らなくていいように。