黒川さんを引き続き読む。
第151回直木賞受賞作品。
しかしながらシリーズものの5作目というではないですか!なんか騙された気分!!
確かに出てくるキャラクタたちが妙に馴れ馴れしいというか過去にいろいろありましてん的なことを言い出してみたりとかするのでおかしいなぁとは思ってたのですがまさか5作目とは!!
タイトルの通り最後には彼が破門されるわけですが、そうですか、シリーズもんですか、ほなきっとまた戻ってくるんでっしゃろうなと思わせるのがはてさてよいことなのか。つか、シリーズもの一作品で受賞するってどうですのん?って思うんですけど、東野さんの容疑者Xもガリレオシリーズやんけと言われたらそうでしたすんまへんとなるのでシリーズものでも無問題です。
全編こてこての大阪弁を話す反社会的集団のひとたちが織りなすバイオレンスな物語はわたしには口には合わないのですが(暴力反対)、どこか憎めない主人公といい緊迫した展開の中でもどこかとぼけたことを言うたりしたりする人たちだらけで、その加減にしてやられて読了しました。おもっしょかったです。くっそ。