茶の間でおま。

本とかテレビとか宝塚とか。

中山可穂「男役」(14)

わたし中山さんの作品を読んだことがないのでよくわからないんですけどでもなんていうか趣味の本を書きました、って感じですかね、たとえば宮木あや子さんの「婚外恋愛に似たもの」とかしをんさんのアレコレとか。

 

男役

男役

 

ヅカファンならば表紙からして「見たことある」ってなるし(最近大階段で座るのが流行ってるんです?)出てくる名前にこれは・・・ってなるし、これはなんだなんの二次小説だ・・・って真っ青になりましたよ・・・フィクションだって注意書きがあればなんでもいいんですか・・・よろよろ・・・

コレのモデルが誰である、っていう明確なものはないだろうけれど、このあたりとあのあたりを混ぜてるなとか、聞き覚えのあるエピソードをいくつかシャッフルしてあるなとか、思い当たるところが多すぎて、つか思い当るところしかなくてシラフでは読めなかったです。いや、楽しかったんだけどさぁ。永遠の二番手はとうこさんだろうし組替えジプシーだったのはゆうひさんとかかなめさんとかだろうし男役から転向したチャメってそれどこのちゃぴこさんだし研3新公主演大抜擢永遠ひかるってもうひとこさん以外では考えられないです。レオ様はれいこ様ですか?いや二学年差ってことだけでmsmr変換(しかもレオ様関西弁だし)(なにしろ「月組」ですし)(月組かい!って全力でつっこんだよね・・・)は容易にできちゃうし、ってだからこういう妄想想像がエンドレスにできちゃうので楽しかったんだけどさあ!!

これヅカファン以外だとどんな風に楽しむんだろう・・・この世界の特殊さっていうのは一見さんにはすぐには理解できないと思うから、たとえば「男役が惚れるのは、娘役やない。ましてや本物の男でもない。男役が惚れるのは、男役だけや」という月組若手スタァの花瀬レオさんが言われるこの言葉がもうそのものというか、女同士の恋愛が実はGLではなくむしろBL風味、しかし実は男役だけれども女である自分が、男として女である男役を好きになるという非常にややこしい構造になっていて、女だから好きというわけではないと思うのですよ、知らんけど。そのあたりの複雑な感情を理解していないと、そこで起こる人間関係のアレコレが理解できないと思う。

青春のすべてをかけた男役というものから卒業する時のきもちとはどんなものなんだろうって考えたことはあるけれど(特にトップさん)OGさんたちを見てると案外すんなり「女」に戻ってらっしゃる方が多いように見えるし、実際すんなりではないだろうけれど、女に戻ろうとしてらっしゃる方が多いなあって思うから、って女なんだし女でしかないんだからそれは当たり前のことなんだろうけれど、過酷な男役業務、しかもトップとなればなおさら、長い間はできないことで、大きな羽を下した後は案外やれやれってほっとしてらっしゃるのかなって最近は思います。

ファンは淋しいけれども。

チャリでニケツする二学年差の新公若手コンビはわたしも見てみたいです。