茶の間でおま。

本とかテレビとか宝塚とか。

月組大劇場「1789 バスティーユの恋人たち」

観てきましたーー。

最初から告白と懺悔をしますが、今回はジャックちゃんしか見てませんでした。

ジャックちゃんがいない場面では真ん中も見られたのですがそれ以外はほんっとにジャックちゃんオンリーで一回しか見ないわたしがこんなことでいいのかと逡巡もしたのですが心の赴くままの結果がこれだったので、今のわたしにはこれが正解だったのだとおもってます。

印刷工たちに思いを馳せ、一口に平民と言うてもカミーユ・ダントン・ロベの裕福で学歴もある三人の革命家たちとは一線を画し、ほんとうのほんとにどん底で飢えと戦って生きてる人たちの存在に感動しました。そんな君たちを救うために我々は戦っているのだと言われたって、そんな上から目線で言われてもなあ!同情するなら金をくれ!!ですよねぇってロナンの肩もって同意してあげたかったです。

なるほどこれがイケコの言う同じ平民の中の格差というやつですね。

客席登場ではジャックちゃんは最上手通路を通るのだと聞いてましたが、わたしが選んだのは下手席でした・・・ええ、例の柱ドンに全力で照準を合わせた結果です。おかげさまで存分に堪能できました。ありがとうございます。カップリングが唐突すぎた感は否めないですが(だって君たちいままでずっとヨンコイチで一緒におったやん!)(恋の気配なんて微塵もなかったやん!)(しかもまいまいて!!)(わたしが年上女好きと知っての所業か!!!)誠実で不器用なジャックちゃんが感情を発露させてしまった結果の切ない表情からの柱ドンからの熱い抱擁という一連の流れにときめきMAX。ここで死のうと思ってたので無事生きて帰れてよかったです・・・。でもそれはふだんのジャックちゃんのキャラじゃなかったとおもうの。やっちまった後で、やっべ、って照れちゃって、だから抱く手もぎこちなくて(ふと横を見るとからんちゃんがガッツリ抱きしめてたから)余計に切なくて泣きました。生きるのに精いっぱいだけど恋だってするさ!酒だって飲むさ!!行き倒れてたロナンを仲間に入れてあげて、たぶんその中でも兄貴分だったとおもうんだけど、ただただいい人であってそれ以上になりえないであろうキャラ(わたしの中で)が唯一その「いい人」をやめた瞬間だったと思うのです。やめ切れてないけど。どこまでもいい人だけど。きっとふだんは印刷所の若いもんを引き連れて面倒見のいいところを発揮しまくってるんだと思うんですよ。酒場とかカフェでそんな様子を見てた子がきっといっぱいいると思うんですよ。どうかみんなが革命を乗り越えてしあわせに暮らせてたらいいなとおもいました。

最後の盆が周るシーンではこの子もこの子もこの子もこの子もみーーーんな大好きやぁって泣きそうになりました。泣いたのは、その後のフィナーレの銀橋ソロで美弥ちゃんがセリ上がりしてきた時でした。さっきまでの革命の空気とのギャップに、その夢々しさに、眩しさに一瞬思考が停止して、それから涙が落ちました。美弥ちゃんの威力。

今回はこのちゃんの登場場面を全部見るというミッションも課していたのですが、一番の見どころである牢獄でのすり替わりの場面では、セリフを喋っている・・・!と感動しました。個人的拍手ポイント。でもあんな失敗をしたらきっとすぐさま処刑されてたと思うの・・・どうかこのちゃん無事でいて・・・(まぁ失敗を言えば秘密警察のとんだへっぽこ三人組はどうなるのだと

コロスの場面でも(さち花ちゃん?)リフトぶんぶん回してて、このちゃん可愛いけどやっぱり男役さんなんだなぁってキュンキュンしました。個人的に滾ったのは、パリ市街で印刷工たちが兵士に銃でげしげしやられる場面で、ジャックちゃん係がこのちゃんだったことです!このちゃんたら酷い!でもゆるす!!

で、そのへっぽこ三人組は、想像以上に可愛かったです。ええ、可愛かったです。少しも尊敬されてない上司のラマールさんがほんとに可愛かった。ゆりちゃんの面目躍如。今日のアドリブは「きっと生前は瞳が黒かったに違いない」(たぶん)でした。髪がツンツンしてたり黒い部分が増えてたりして少しパンクっぽいビジュアル。あさまゆは完璧でした。完璧でした。明日の新人公演、レポ楽しみにしておるよー。

さて、今回特筆すべきはジョーです。スカイナビゲーターズ、おめでとう!ってジョー見るたびに心の中で思ってたよ。囚人のジョーの評判がよくて気になってましたが(囚人はジョーよりもその横にいた翔我つばきくんの狂気が恐ろしかった)(ずっと大きな口あけて目も見開いて笑ってるんだよ・・・)それよりもさち花との18禁の絡みが衝撃でした。なんじゃこりゃあああ!!ってのけぞりましたよ・・・あかん・・・これはあかんやつや・・・だから年上女はあかんとなんべん言うたら・・・

ジョーwwwってなるのもだいすきだし(わかって)ジョーがジョーらしくいるのを見るだけでヒィ・・・!っておかしな声が出たのでほんとに楽しかった。

90期たちが5人並ぶ場面がいくつかあったように思うんだけど、この5人が一緒の場面を見られるのは最後なんだなって思ったらそれだけで涙腺ゆるんじゃうし、みーさんが棍棒を華麗に操るのすごかったし(トッキーのバトンも素晴らしかった)ひびとしの並びにはこれがひびとしなんですよ!!!ってみんなに教えて言いふらしたい。フィナーレの男役のダンスではひびとし並んでてありがたいって拝みました。あとくれあちゃんが好みすぎる。月娘ちゃんだとちゅーちゃんがタイプなんだけど(スカイレポーターズ就任おめでとう!)(公式まんちゅーバンザイ!!)くれあちゃんのバディにも心惹かれてなりません。フィナーレの赤いドレスの時のダンス、髪飾りがとても素敵でした。みーさんとあずちゃんが退団されたら、くれあちゃんがひびとしを両脇に従えるんですよね。なんという両手に花・・・!代わってほしい・・・!!(花95期みたい)

 

(追記)

宝塚らしくないと言われてるみたいですけど、わたしはそんなこと感じなかったしトップらしくない役だとまさきさんがさんざんエクスキューズしてたから先入観ありまくりだったと思うけど、ロナンはちゃんと主役だったしボロいお衣装だけど何度かお衣装替えしてるしさすがトップ様って思えた。 やっぱりまさきさんは歌のお人だなぁってしみじみ思ったし、まさきさんの歌が好きです。吐息過多なところはやっぱり、ぷ、ってなったけどwその面白いところも含めて好きです。高音も無理がなく、低音も苦しそうでなく、歌える人が真ん中でいっぱい歌える演目って素晴らしい。

ロナンは割と自己チューだから自分のことしか考えてないし、それくらい若いってことなんだろうけど、生きることにせいいっぱいな毎日の中出会った女の子と恋をして拗ねたりしながらも助けてくれた仲間たちと革命の波に身を投じ、そして人生をまっとうした。名もないロナンのようなただ流れの中で命を落としたたくさんの人たちに思いを馳せるフランス革命でした。

アントワネットは、登場シーンの曲がポップでキュートですごく楽しい!あの歌を歌うちゃぴがすごく可愛い。たくさんの人に囲まれて贅沢三昧して夜更かしして夫も子供もいるけど秘密の恋に浮かれてて、それでも退屈でしょうがないというとても不幸なアントワネットでした。わたしの人生が退屈でなくてほんとうによかった。恋に浮かれてるアントワネットは、「神様に厳しく裁かれて重い罰を受けても構わない」とまで言い切って背徳の罪を重ねるわけですが、王太子を亡くし、革命が進んでいくにつれて身に降りかかる不幸はすべて天罰なのではないかと愕然とするのが、一日たってからじわじわと刺さってきます。何か悪いことが起きた時にもしかしたらわたしのせいかもしれないってそう後悔するようなことをしてはいけないということですよね。常に清廉潔白ではあれないけど、あんなことしなければよかったって後悔するようなことはしてはいけない。どんな罰を受けても構わないって覚悟は嘘だった。そのことが悲しい。

ありちゃんのフェルゼンは引っかかるところが少しもなくて、見目麗しいフェルゼン様でした。アントワネット同様彼も浮かれてるのがツラい。

そして浮かれてないのがオランプちゃんですよね。好きだけど、でも。敵と味方で、愛し合うことなんて絶対無理!って想いを断ち切ろうとするオランプ強い。王妃のためにロナンを犠牲にするのは酷いけどwでもちゃんと助けてあげるし、強引にグイグイ近づいてくるロナンの勢いにメロメロになっていくのがわかるよわかる、って共感できまくりだったのでロナンに出会ってしまったのはオランプの不幸だったのでは。

アルトワ伯からラマールさんにまで好意を持たれるモテっぷりにすさまじいヒロインキャラでした。

ラブシーンに心痛めるかと思いましたがそんなことはなくw銀橋でのべろちゅーがやったら長かったので、え、ちょ、長過ぎね!?って全わたしが騒然としましたが。ちえねねがいなくなってしまったあとの宝塚でキスシーンを担当するつもりなんでしょうか。助けてくれたお礼にキスってその発想ちょっとおかしいね?どこで誰に教えてもらったの??人にありがとうって言う時はキスするものなのよ、って教えたのは誰ですか・・・!

ぶっちゃけ革命家三人についての印象がなくて確かに史実に名を残した人なのだろうけれど今回の作品中においてはこれ三人まとめて一人でよくね?って乱暴なことを考えてしまったくらいで、きっとそこに注目すれば個々の思想であるとか生き方であるとかキャラクタが際立ってまた物語が広がるんだろうけれど余裕のないわたしには無理でした。アルトワ伯の「私は神だ」だってレポでさんざん聞いてたはずなのに終わってしまえば、あれ、そんな曲あったっけ・・・?というていたらく。わたし側の問題なので申し訳ないですが早急に映像をいただかないと、わたしはわたしの視野がどれだけ狭窄であったかを認識できないので(自覚は十二分にある)よろしくお願いします。 

 

(追追記)

ところでジャックちゃんですが、モブであることにかわりはないしセリフだってあるんだかないんだかだし歌だってソロの一節があるわけじゃないんだけど、舞台にいっぱい出てきてくれるしいつものうるさい顔でずっといてくれるから(最大級に褒めてる)満足感はありました。よかった。ジャック・イヴ・ジュリアン・ミシェルのヨンコイチも可愛いんだけど少し悶々とさせられましたかね。なんのフォローだか上手に揃って立たせて、大聖堂に行くっていうロナンを見送って「アーメン」とか言わせた一連の茶番だけは許せませんでした。あれが一番わたしの神経を逆なでした。そんなのフォローにもなんにもなってなどおらぬわ!!!って息巻いた。使いどころを完全に間違ってる。新人公演終わってジャックちゃんがいかにダンスで空間を埋めていたのかわかったという意見を見かけ、ダンスナンバーの多いこの演目においてとし子センパイが担ったものは目に見えにくいけれどとても大きくて、その存在感を十分に知らしめることができたのではないかと自負しております(わたしが)ものすごい跳躍を見た時に、ああ、こんなとし子センパイが見たかったんだ、って気づきました。一人ずつポンスポ当たっていくシーンは感無量でした。ジャックちゃんロックオンだったのでほかの面子がわからないんですけど(ひどい)真ん中じゃなくてあそこに立つことの意味とか小難しく考え込んでしまいがちだけど、とし子センパイしか見えてない人間にはそんなのなんの意味もありませんでした。舞台でのとし子センパイはこの上なく輝いていたし、素敵だった。それだけでいい。そう思えたのでほんとによかった。階段降りだってそう言えばなんにも思わなかった。Wトリオのこのちゃんが反対側だったのがショックだったくらい。

ああ、でもやっぱり三部会での僧侶は、悔しかったかな。

似合わない鬘をつけてすました顔してるのがおかしかったけど、でも悔しかった。

 

(追追追記)

ステージドアを見返してみたんだけど、月組の層の厚さに今さら気づいたとかいうイケコのコメントは失笑するレベルなんだけどそれよりも今まで「踊り手がたくさんいるってあまり思われていなかった組だと思うんですけど」って言うたのが一番許せなかったです節穴すぎるまじふざけんな。