茶の間でおま。

本とかテレビとか宝塚とか。

三崎亜記「手のひらの幻獣」(22)

三崎さんの新作は、「日野原さんシリーズ」の続編であり、完結編だそうです(公式より)

 

手のひらの幻獣

手のひらの幻獣

 

表出という能力(「バスジャック」所収「動物園」)については覚えがあったんだけど、図書館(「廃墟建築士」所収「図書館」)についてはまるで記憶にない・・・しかし問題はなかったです、少々登場人物に覚えがなくて相関を把握するのに苦労しましたが、ええ、問題はありませんでした。

ところで三崎さんデビュー10年だそうですね、おめでとうございます。

三崎さんの紡ぐ不思議な世界が大好きなんですが、その中でもやっぱり短編が好きだなぁって思ったのはショートショート的なオチが好みだからかな。なので今回のは、不思議な力が存在する世界での人々の悩みは想像するしかなくて、描かれてるファンタジックな世界はキラキラしてるんだけど、いささか地味な印象なのはキャラのせいか盛り上がり方のせいなのか。日野原さん、初登場時は20代だったらしいのに、今作では40歳を目前に控えてて、う、同い年・・・ってささりました。

二編目の「遊園地」では叙述トリックがあってwなるほどそうだったのか!!!とそのトリックに淫しました。そりゃたくや君にお風呂から出る時は服を着て、って言わなくちゃだよな・・・。