茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

8月の記録

押井守「世界の半分を怒らせる」 

世界の半分を怒らせる

世界の半分を怒らせる

 

興味のあるところだけつまみ読み。でもまあ帯にもあるように押井さんの語る宮崎駿とか庵野秀明が一番面白かったし読みたいものだった。あとはエヴァの世界を一刀両断してるのが爽快でしたw「確たる世界観も物語もなしに、ほとんどディティールの展開のみで成立」しているってあたりとか。あとメモったのは、いじめとか体罰とかで死を選んでしまう若者たちに対して、「必要なのは常に選ぶべき選択肢を持つことであり、その選択肢を生み出す努力だった筈です」という言葉。わたしの押井さんへの信頼はゼロになったわけじゃないんだけど、でもやっぱりパトレイバーの実写化についてはちょっと納得のいく言葉がほしいなーっておもってます。

 

松岡圭祐「探偵の探偵Ⅱ」(39) 

探偵の探偵2 (講談社文庫)

探偵の探偵2 (講談社文庫)

 

ドラマの原作本第二作目。いい感じで補完されてます。でもドラマよりも状況が苛酷で(監禁された女子高生とかDV夫に乱暴されそうになった玲奈とか原作ではもっとアレでアレだった)ドラマではだいぶゆるくなってる。でしょうね、みたいな。姉とその夫と一味たちの玲奈への暴行がいったいどういう意味を持つのか未だ不明。あと、刺された刑事さんとその娘との触れ合いがもっと描かれてて泣いた。

 

・「探偵の探偵」#8

ここで三浦貴大をoutさせちゃう潔さなー!(原作通り)その敵討ちのために玲奈を逮捕する!ってこぶし固めるの間違ってるとおもうの。憎むべきは刺した犯人であり犯罪であろう。

 

・「民王」#5

相変わらず貝原さんさいこうなんだけどちょっとセリフが聞き取りにくい箇所が多くなってきてなんべんも聞き直さなくちゃいけないからもうちょっと音響なんとかしてください(音響のせいにした)あと狙いすぎなのが見えてきて少し醒めてきちゃったので、もうちょっと落ち着いた感じでお願いしたいです。面白いやろドヤァ、なのいらないです・・・

 

・2013年月組ロミオとジュリエット」(新人公演)

たまみゆ~。あきさやさんのティボルトがなんだか斬新だった、ドキドキした。一番のビックリはタカスミセンパイのキャピュレット卿でした。もっくんの歌をちゃんと聞いたのは初めてかも。素晴らしかった!素晴らしかった!!こんなに歌える人だなんて全然知らなかった。本役のリュウさんに負けないくらいの大人の色香を振りまき、まさきさんの中でもっくんキテる、と言われてるのもむべなるかなむべなるかな!もちろんからんちゃんも素敵で、神父様の優しい部分が歌に出てて心に染み入った。92期恐ろしい。こんなにデキる人たちが埋もれてしまってるのが恐ろしい。いつかもったいないお化けに盛大に呪われる。呪われろ。ジョーの歌があまり聞けなかったのざんねんだった。ちなっちゃんの死なんてハマリ役すぎて言葉が出ない。ビジュアルの勝利。ベンマキュのまゆあさ。青チームの中でねじりハチマキ(違)巻いてるこのちゃんがやっぱりかっこいい。俺がロミオだ、ってセリフもあった。感動。