機龍警察シリーズ以外の月村さんを読みましたー。
おもっしょかったー!!これは一気読み。
海外のトラブル(今回は人民解放軍によるウイグル人への弾圧)が日本にやってきて、それと戦う人たちの姿というのは機龍警察と同じスタイルなんだけれども、この作品では警察が戦うのではなく、ジャーナリストの30女とヤクザたちが主役。むしろ警察は敵でしかなく、まさかそんな馬鹿なって笑い飛ばしてしまえなかったことそのことが恐ろしかったです。
ヤクザを持ってきたことによる義理と人情の任侠の世界が涙なくしては読めず、出てくるひとたちの背負ってる物語に泣きました。世界を救ったのはきっとこんなひとたち。
タツが誰であるのかがわかった時のショック!ああ、そのことにまるで考えが及ばなかった!わたしのばか!!曾埜田は出てきた瞬間に怪しいとおもった。そのことに満足してしまった・・・不覚であった・・・
あとは女主人公がなぜタツにそこまで気に入られたのかがよくわからなくて彼女に共感できなかったのがツラかったかな。