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茶の間でおま。

本とかテレビとか宝塚とか。

井上真偽「その可能性はすでに考えた」(3)

早川5位、本ミス5位、文春15位、このミス14位と軒並みランクインしてる作品。 

その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)

その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)

 

どうやら初読み作家さん。

この、ビジュアルを前面に押し出すキャラというのが苦手でして(今回は主人公が碧眼白皙の美青年の上に髪色が青でオッドアイとかやりすぎなのでは!?)(その相棒である中国人もきょにゅーちゃんだし)それで偏見持ってしまうのもったいないなーって思うくらいの本格ミステリでした。ちゃんと図面もあるし。

提示されたあらゆる可能性を潰すことによって真実が明らかになるという途方もない推理の仕方になるほどと唸りつつもその迂遠さに気が遠くなりましたが、でも結局最後にはちゃんと謎解きがされていて、結末は読者のご想像のままに系ではなかったことに安堵しました。

しかしながらやっぱり設定が好みじゃなくて(主人公の出自とか奇蹟を願うその動機であるとか宿敵である存在が枢機卿であるとかなんかもうぜんぶ!!)ミステリをキャラで勝負しなくちゃいけないとかもったいなさすぎるとおもいました。