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茶の間でおま。

本とかテレビとか宝塚とか。

森博嗣「χの悲劇」(26)

Gシリーズ10作品目にしてシリーズの転換期、後期三部作開幕! 

χの悲劇 (講談社ノベルス)

χの悲劇 (講談社ノベルス)

 

って帯には書いてありましたが、まずGシリーズとは、というところから予習しました。ええ、加部谷さんと海月くんの遅々として進まない恋物語のシリーズですよね、合点承知。

って読み始めたのに主人公が島田文子って誰やねん。え、真賀田研究所にいた人?ぜんっぜん覚えてないんだけど。いつか再読しようとFは手元に置いてあるんだけど、今読むべき???

ほんで結局加部谷さん出てこなくて山吹くんも出てこなくてGシリーズとは、ってなったんだけど、でもおもしろかったー!バーチャルの世界でこそ生きやすい人種というのは興味深くて、肉体を維持しなければならないことのもどかしさというのが、実は伏線でもあったりしたのかな。

だからわたしクィーンは全然知らないんですってば。でも元ネタ知らなくても無問題だった。ミステリのオチとしてはちゃんと納得がいくものでありまさに理系ミステリともいうべき明解さでその点については唸らされたんだけれども、この作品が「転換期」と言われる所以はその後のカイさんの正体ですよね!!!!なるほどGシリーズぅぅぅぅ!!!あああ、でも各務さんの相関が曖昧です。犀川先生の家系図ください。保呂草さんの存在がとてもぼんやりしすぎてる。儀同さんは犀川先生の妹で林さんとあの女刑事の娘で、へっくんとは異母兄弟なんですよね(ミスリード

林さんの時と同じくらいの衝撃の事実だ!って言われてるのを見るとそこまでのインパクトを受け取れなかったのが悔しいです。カイさんの来し方に思いを馳せることができなかった。悔しい。でも島田さんの享年もどんでん返しミステリでなるほー!!ってなれるから楽しい。最期の時に(実際はそれが最後ではないだろうけど)「ああ、けっこうさ、面白い人生だったよねぇ」って言える人生が、とても羨ましかったです。