茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

月村了衛「黒涙」(40)

月村さんの新作読んだよー。 

黒涙

黒涙

 

 

読みながら嫌な予感はしてたんだけど、でも帯にもなんにも書いてなかったからまさかねっておもいながら読了したんですけどこれがシリーズ二作目とか聞いてない><><

だって帯には「黒色警察小説(ノワール・ポリス・サスペンス)の新たな傑作!」って書かれてたしどこにもシリーズ二作目だなんて書いてなかったんだけど!!!!

波多野って誰だよ、波多野の事件ってなんだよってオラオラ言いながら読みました。いやべつに知らなくても楽しかったからいいけど、でも沈と沢渡の関係性っていうのはその事件が契機なわけだしやっぱり知ってると知らないとではぜんぜん違ったとおもうんだ・・・ざんねん・・・だから沈のラウタンに対する思い入れなんかも正確には読み取れなかった気がするし(敗北宣言

そういう描写はなかったけど、波多野を思い出しラウタンを思う場面でそういう想いが溢れてるような文章があったんだけど、沈さんっておとこのひとを愛するひとなんですか。

ハニトラだってわかってるのに自ら飛び込んでいってしまった彼の愚かしさと、手を汚したとはいえ一人安全地帯にいるように見える沢渡の狡さ。だからこそ沈の覚悟がツラい。

ところでハニトラシンシアちゃんが中村静香ちゃんで脳内再生されてしまうんですが、小悪魔ロリ顔おっぱいちゃんというスペックを遺憾なく発揮しまくってる最近の彼女の活躍っぷりがすごい。