茶の間でおま。

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月村了衛「水戸黄門」天下の副編集長(45)

月村さんの時代小説読みました。 

水戸黄門 天下の副編集長

水戸黄門 天下の副編集長

 

光圀公がなぜ全国を行脚して回ったのか、それは国史編纂のために執筆者から原稿を取るためであったという設定は楽しかったんだけど、なんていうか出オチ感がパないというかむしろ出オチでしかないというか、それ以降の展開があんまりおもしろくなか・・・った・・・月村さんにコメディを求めたらあかんとおもうねん・・・って前にもおもったことあると思うんやけど、せや、あれや、「ガンルージュ」や、あれもあかんかったわー。というのを思い出した。

助さん格さんの(介さん覚さんだけど)の正体がただの編集部員であったとか、くノ一お吟に、伝説のお由美とか「水戸黄門」が下敷きなのでそれを知らないとイチミリもおもしろくないとおもうし、作家を「缶詰」にするとか作品を「パクる」とか「スランプ」とかの語源とかがさもそれらしく(いや、とっても嘘っぱち臭く)出てくるんだけどどこまでが史実なのかうっかり考えてしまうくらいには混乱しましたw