茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

市川憂人「ジェリーフィッシュは凍らない」(3)

ミステリランキング本を読もうキャンペーン。

このミス10位、本ミス3位、文春5位、そして第26回鮎川哲也賞受賞作!おめでとう!!

いやーまじでおもっしょかったっすねー。 

ジェリーフィッシュは凍らない

ジェリーフィッシュは凍らない

 

っていうか最初はほらわたしカタカナ苦手なんだよなーって眉ひそめてたんすよ、なんで海外が舞台なんだよったくもーってぶつぶつ言ってたんすよ、ほんでよく見たら西暦は昔だし(いつももっとちゃんとよく見てください)あーもー古き良き時代のアメリカ(とは書いてない)(U国と書いてある)(明らかに日本人の九条くんはJ国人である)(いや国名はいいんだよすぐわかるし)が舞台のミステリとかちょっとまじでかーんべーんっておもってたんすよわたし。

古き良きアメリカが舞台である必要性というのはその飛行船というモチーフ以外にはあんまり感じなかったんだけど(隣国のスパイとか別に日本でもできるし)DNA鑑定ができずに通信が発達していないという設定が必要だったのかなとはおもうけど。

クローズドサークルそして誰もいなくなったオチはまじで怖くて、久々に夜中に本読んでて背後が気になる恐怖を味わいました。こわかった。おもしろかった。

そしてウィリアムは2538回くらいしねばいい。

無自覚美人なのに有能な女刑事とかハイスペックすぎて現実味がなかったけど!(負け惜しみ)彼女の「あんた、誰」というセリフのインパクトはまさにお見事。