茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

「1942年のプレイボール」

俺たちは、ただ、野球がしたかった。

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15歳の志願兵」から7年。太賀のNHK初主演ドラマです。

野球やってる太賀*1も戦時下の太賀も(済)なのでどこか既視感があったんだけど、その分安心感もあってとてもよい太賀でした。

勝地くんがとてもよいお兄ちゃんで、こういう落ち着いた役が似合うようになったんだなーっておもったり、三男くんは「ひゃくはち」主演なのか!やっぱりはよ見ねばっておもったり、四男くんの透明感あふれる存在が白眉であったり、あと阿部亮平くんとか、次男の太賀が「二郎」ってえらく適当すぎないか!っておもったり。*2

三男が出征する際に、野球なんてもう存分にやり尽くしたから思い残すことはない、(死ぬ)覚悟はできている、って強がるのを太賀は「覚悟なんてするな!」って叱るんだけど、お兄ちゃんは「それは覚悟じゃない、諦めだ」って声を荒げるわけでもなく、静かな声色で言うのが、まさに戦地を生き延びた人の、そしてそのトラウマに囚われた人の言葉だなってゾッとしたし、かなしかった。肩を壊したことを情けないと言い、野球を続けられない自分は婚約者を幸せにできないからと嘘の言い訳をし、それでも野球を続けた彼に笑顔が戻った時には号泣したし、末っ子が自分は兄ちゃんズに比べて野球の才能なんてないと思い込んでやめる理由をずっと探してたと独白する場面でも号泣し、それでもマウンドで踏ん張る兄ちゃんの姿に思わずバットを持って庭に出て素振りを始めた場面ではさらに号泣した。

4人兄弟が揃ってグランドに立つことはなかったというモノローグに、帰ってこなかった三男という事実に、何度も泣かされてそして今こうやって野球が存分にできる環境にいるうちのバカ息子がどれだけしあわせなことであるかと!その恵まれていることに感謝せよと!!特に母親に感謝しろと!!!!(おちついて

昨日の甲子園もとっても暑かったし熱かった。いろんな人の想いが、あそこにはある。

夏を越す体力に自信がなくなってきてるんだけど、あと二回。なんとか頑張ります。明日も五時起き。がんばる。

*1:「バッテリー」と「ひゃくはち」(未見)

*2:だって長男が明で三男が昇で四男が渉でなんで次男が二郎なんんんん??????ってめっちゃおもった。