女性作家さんたちが集まってアンソロジーを作る会だそうです。めっちゃたのしそう。
男性作家四人をゲストに加えて二冊組にしたものの片方を読みました。動機は加納さんと松尾さんです。最近松尾さんの作品をお見掛けしなくてさびしいなーって思ってたのでこうやって出会えてうれしかったです。ほろ苦い青春トンチキSFラブストーリーでしたが。加納さんの叙述トリックにもしてやられた爽快感。今野さんのは「隠蔽捜査」シリーズの竜崎さんちだね!初めての作家さんもいたので、また別の作品を読んでみたい。アンソロジーの醍醐味。
大崎梢「かもしれない」
加納朋子「砂糖壺は空っぽ」よくぞここまで大きくなりました、がんばりましたねという理解者のことばに「大きく、なってないです」と返したことに涙。
松尾由美「惑星Xからの侵略」
法月倫太郎「迷探偵誕生」
矢崎存美「最後の望み」最期の時に死神が叶えてくれる「最後のお願い」娘が生まれる三日前の自分に会いに行ったことによってこんなにも人生が変わったのに、それは死神にとってはほんの誤差。娘との思い出がなにひとつないことに気づいた彼の絶望がせつなかった。
長嶋恵美「太陽と月が星になる」
今野敏「内助」