茶の間でおま。

本とかテレビとか宝塚とか。

「THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY」

2017年上半期ブレイクナンバーワン俳優の出演映画を都会で観てきました。

ビビッドな映像と明滅するライトとポップな音楽の洪水に存分に揉まれてきました。ひどく、疲弊した。

numero.jp

見せたいものとか伝えたいものとかここで高橋一生くんが存在する意味とかはわかるんだけど、なんていうかものすごく雑だなーっておもった。*1いや、高橋一生くんのどこか異質な存在感は抜群で、きっとそのための起用なんだろうしそれは大成功だったとおもうんだけど、カイトがどんなふうに生きてきて、なにを想っていて、そしてなにを抱えたまま夜空にダイブしたんだろう、もしくはなにも抱えていなかったのか。とか。そういうことを想像するには抜群だったんだけど、たとえば有名な写真家であることとか、見世物小屋サーカスというキーワードとかがすこし出来すぎというか嘘っぽくてキレイゴトすぎて、だから人間味もなかったというかこの世は彼にとって生きづらい世界だったんだろうかとか、アキの存在は彼にとって救いをもたらしたのかもたらさなかったのかもしくは彼に救いは必要なかったのかとか堂々巡りの思考に疲労困憊する。

文句なしに良かったのがブッチでした!お顔もよくわからなくて、でも若い役者さんだろうなーっておもてたら、古畑新之くんは高橋一生くんとおなじ事務所で「グ・ラ・メ!」で共演してたんだなんて!!!得体のしれない不思議な存在にじゅうぶん説得力を持たせていたのがすごかったし、その圧倒的なビジュアルに負けないお芝居がすばらしかった!反芻したくなるセリフをたくさん言ってた。とっても良かった。

まったくの予備知識なしで行ったのですが、アキの髪色(というか髪型)は気になってたー。あの赤髪は何バージョンなんだろう。女優バージョンのワンサイドはきっと理想の虚構。「HAMLET」はタカラヅカで履修済みなの生きるべきか死ぬべきかは無問題。*2

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Numeroのインタビューの中で、大ブレイクしてることについて「浮足立たないように言い聞かせてる、自分の中では何も変わっていないってことをこの(ブレイクという)流れの合間で再確認してる」って言われてることにドキっとする。変わらないわけないだろうに、変わらないであろうとしてくれてることに感謝するし、その想いを尊敬する。今はすでに余生、という言葉が胸に刺さりました。自分が満たされるためにお芝居をするんじゃなくて、という意味での余生。なるほど、カイトもそう思って、夜空にダイブしたのかな、ってちょっと、納得した。

*1:撮影は二日間だけだったっていうのがほんとにさぁ。

*2:そういえばトリエちゃんの未来世紀シェイクスピアのが先だった。