茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

「セトウツミ」#10~最終回 忘れ物と一等星

終わってしまったー!!!

最終回前の前回から毛色が変わって、今まで確かに不穏だった内海の事情が明らかになって、そして彼が長年温めてきた計画がわたしたちに、そして瀬戸たちにも伝わって、同時に内海の抱えてるものを知ってしまったわたしたちはいったいどうすればいいのか。と、一週間ずっと悩んでいました。どんな最終回を迎えるんだろうって。ふたりはどんな風に終わるんだろうって。

前回の内海の家での様子は薄目でしか見られなくて(まともに喰らうと心が痛すぎるから)クソ親父がクソだってことを確認しただけなんですけど、最終回は冒頭から虐待する息子を「想くん」とくん呼びする気持ち悪さと、近付く分だけ後ずさる息子、息子の髪を鷲掴みにしてそしてなんども「ごめんなさい」を言わせるそのクソ親父のクソっぷりにやっぱり心はしにそうになった。しんどい。初めて息子が逆らってきたことによってあの父親がさらに逆上するんじゃないかってしんぱいしたけど、なぜかクソ親父はそのまま無抵抗で。これ絶対おうち帰ったらクソ親父に殺されるやつ・・・ってため息しか出なかったんだけど、なんだろ、初めての息子の反抗がクソ親父を改心させたんだろうか。そうだったらいいけどそんなのファンタジーすぎる。お姉ちゃんが間に入ってくれたのかな。それで諦めてくれたんならそれでいいけど。それならもう少し早くに救ってほしかった。お弁当を作る母親とかもいったいなんなの。なにがあったの。瀬戸はどんな魔法を使ったの。違う偶然なんかじゃなかったこいつはまぎれもない「スーパースター」って内海が言うたところでもう涙腺崩壊っすわーーー。ヒーローじゃないんだよね、スターなんだよね、一等星なんだよね。最終回もサブタイトルにグッとくる。

OPとEDの曲もとってもすきだった。最終回、ふたりのLINEの会話*1で終わるその画面のあとで夜の川辺が映って、そこにふたりが交代で餌をあげてる猫がまんなかで悠然と佇む中で「セトウツミ」のタイトルクレジットが静かに出てそして流れるEDがまた沁みて沁みて沁みて。いらない人なんていない、意味のない痛みなんてない、ひとりぼっちじゃないって歌詞に大号泣っすわーーーー。

そこそこ人に迷惑をかけていこうと思ったら生き易くなるってことに内海が気づいてくれてほんとによかった。

 

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*1:ハツ美ちゃんが撮ってくれた写真の笑顔に涙ぐんで、何回目かのおやすみのあとで内海がアイコンをその写真の自分に替えたことが瀬戸が「そういえばな」って言い出した後でわかるその憎らしいまでのアレに笑い泣きした。