茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

森博嗣「ψの悲劇」(23)

ラストシーンでめちゃめちゃ鳥肌立ちました怖かった。ゾッとした。

館ものの密室連続殺人事件でも始まるのかとおもったのに中盤あたりでようやくこれがSFものだと理解しました。腑に落ちて一気におもしろくなった。シリーズものとしては島田さんくらいしか登場人物がいなくて、真賀田四季の名前は出てくるけどそれはもはや概念だし、なるほどGシリーズ後期三部作は島田さんのシリーズなんですね。そしてWシリーズへと続く、と。ちょっと待って、わたしWシリーズなんて知らないんだけど。百年シリーズはちょっとは読んだ。ウォーカロンも聞いたことある。っていうレベルなのでどれがなんの布石とかぜんぜんわかんなくて何もピンともこないのがざんねんですけど、たぶん支障ない。たぶん。Yの悲劇とかどんな話だったっけ・・・(ポンコツ

プロトタイプって試作品って意味だとおもってたんだけど、どうやらオリジナルってことだよね?原型って意味なのかな。脳のアルゴリズムをコピィしたロボット(ちょっとなに言ってんのかわかんない)が人口の激減した街を闊歩してる様子はうすら寒くて不穏。プロトタイプを同じとするロボットが幾体もあるってことだよね?その中で唯一の存在になりたいと願うロボットによる殺人。猫殺しと毒殺未遂事件の真相は、ここまで来たんだな、って感じでした。ほんとうにゾッとしたなぁ。鳥肌がまだ消えないよ。

Gシリーズは次作で完結するそうですが、いったい?なにが?完結するというの??というきもちでいっぱい。わたしは赤柳さんの正体が知りたいです森先生・・・

(追記)

八田博士がへっくんなのではという説を見かけて(あのプロペラはへっくんの飛行機好きというアレなのではと)では奥さまは彼女~~~!?ってめっちゃ楽しくなったので実はそうでなくてもいいです。でもそうだと楽しい。やっぱりS&Mから始まったサーガだものね。