本屋大賞受賞後第一作。
ひゃー、怖い怖い。
帯にある「救われるか後悔するかは、あなた次第」という言葉。わたしは圧倒的に後者だなー・・・たぶん・・・(なにか具体的なエピソードを思い出すわけじゃないんだけど
幼かった時の人間関係や未熟だった時の教師としての在り方とかグッサグサと滅多打ちにしていく様は痛快ではあるんだけど、ちょっとひっかかってしまうのが、自分が完全に彼ら側ではなくてむしろ糾弾される側にいた人間だったんだろうなーってうっすら自覚があるから。でもなにひとつ後ろ指さされない人生を送ってきた人なんていないとおもうのよ・・・たぶん・・・覚えてないけどいらんこときっといっぱい言うてたやろうなーって自覚はあるとおもうのよ・・・たぶん・・・そのことを今さら責められてもほんとにどうしていいのかわかんないし、まあわたしは20年以上前の人間関係はほとんど続いてないのでこれから先もその過去にしゃしゃり出ていかない限り刺されることはないかなーって(呑気)他人様のことを無責任に第三者に話すのはよそう、と今さらながらに自戒してみたり。
異色だったのは「ママ・はは」で、読了後にそういう親はいつのまにかいなくなるから、っていうスミちゃんの言葉にゾッとした。いなくなってしまった親はどこにいったの?