茶の間でおま。

本とかテレビとか宝塚とか。

「億男」

観てきましたー。

キャストもロケもお金がかかってるぅ!っていうのが感想です。

大学時代の落研映像の中の高橋一生くんがとてもよかった!高座に上がって、メガネを置いて、さて、という佇まいが、嘘みたいに若かった。新歓コンパでゲロってしまう姿もいつぞやの吹奏楽部部長を思い出したし、やっぱり永遠の高校生だよなぁーってひさしぶりにおもったよ。*1*2許容できないといえばあの濡れワカメみたいな髪型なんだけど、誰があれにOK出したのわたしは許可した覚えないわよ責任者はどこか!!って立ち上がりそうになりました。わざとに寝ないで荒れたお肌にしたっていうエピソード*3が興味深いけど、クランクインのシーンだったという砂漠の落語場面ではななるほどワカメとはまるで別人でしたね。*4落語の場面はとても楽しみにしてたので、ほんのちょっとしかなくてこれだけかよ!!!ってまた立ち上がりそうになりました。もったいない。まるまる一席ちゃんと見たいです。なるほど芝浜。ぐうたら旦那が大金を拾ったことを妻によって夢だってことにされて、それで真面目に働くようになってなんとか生活を持ち直したところに実はあれは夢じゃなかったんだよ、ごめんよ、さあたんとお酒をお呑み、って言われて、でもこれも夢になっちゃいけねえからやっぱり呑むのはよそうってなるお話。お金の意味とは。ただの紙切れなんだから、って紙幣を破くシーンが印象に残ってるけど、わたしにはできない、きっとお金に取りつかれてるしお金に支配されてる。でももし宝くじ当たったらぜったいいの一番で住宅ローン返すからだから一男はなんで九十九に相談する前に借金返さんかったん???ばかなの?????文藝春秋での川村さんとのインタビューの中で、一番かわいそうなのは十和子だって言われてたけど、わたしにはそうは見えなかった。お金に囚われない人と結婚してそれで満たされてるように見えた。それはお守りのように。いつでも使えるっていう安心感。

印象的だったのは、一男とその家族のエピソードで、借金さえなければ、お金さえあれば、そうすれば問題はすべて解決するし、今は離れてる家族ともまた一緒に暮らすことができると信じてたけど、でもお金があっても離れた家族の心は戻らなかった。問題はお金じゃなかったのだ。娘がやりたいと言ったバレエを、お月謝が一万二千円、発表会に十五万円かかるそのバレエを、お金がないからやめさせたかった一男と、どんなに貧乏でもそれだけは守りたかった妻。お金がなくてもだいじにしなくちゃいけないものは守らなくちゃいけないんだよ。お金がないときに一番に切り捨てるものがなんであるのか、それでわかってしまうことによってこの人とはもう家族ではいられないときづいてしまった妻のきもちが、痛いほどにわかって切なかった。それは価値観の違いなんていう言葉にすると簡単すぎるけど、譲れないものがなんであるのかお互い共有できないと家族でいることは難しいかもね。大金を手に入れた一男が初めて買ったのは、娘がほしそうにしていた、でもほしいとは言わなかった自転車だった。それを見て笑顔を見せる彼女の姿を見てると、なんとか幸せな未来が訪れますようにと祈らずにはいられなかったです。お金とはなにかという哲学的な問いとは別に、再生の物語でもあったのかな。

 

映画『億男』佐藤健×高橋一生、『るろ剣』大友啓史監督による“お金”を巡るエンターテインメント - 写真15

映画『億男』佐藤健×高橋一生、『るろ剣』大友啓史監督による“お金”を巡るエンターテインメント - 写真16

ロッコの風景はとても素敵だったけど、九十九が実は自分が億万長者であることを明かして卒業を待たずに起業することを告白する場面でそれを受けた一男がショックを受けてなんだよって少し拗ねたふうだったのは、きっと彼は少なからず九十九の事を下に見てたんだろうなっておもった。なんだよ喋れるんじゃん、なんだよ金持ちなんじゃん、ちょう節約して貧乏旅行セッティングした俺バカみたいじゃん。ちょっと「僕らは奇跡でできている」のうさぎとかめをおもいだしたよね。俺は変わらない。変わらないよ。

 

 

バレエのエピソードで思い出したのは徳永えりちゃんの関電CM。あれ見たらいつも泣く。このCM、父親が出てこないのがとても気になる。

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*1:さんじゅうななさい☆

*2:それにしても排泄物NGなわたしには大画面grつらかった・・・冒頭のハイヒールにシャンパン入れて呑むシーンもだめだった・・・許容できないものがふえていくのはつらいことだね・・・

*3:文藝春秋

*4:わたしも砂漠でラクダに乗りたい。前に鳥取砂丘に行ったときは絶賛大雪でラクダの姿はなかった・・・むねんであった・・・