国名シリーズ最新作読みましたー。え?まさかの?13年ぶりの新作???やだウケるぅーーー。
帯の煽り文句が「華麗なるラストサプライズ」なもんで、え、なに?もしかして最終回なの???って穏やかならざる心持ちで読んでたんだけど、途中でこれまでの国名シリーズのタイトルが列挙されたりとかして、え、なに?思い出のメモリーズ的な?総括的な????ってさらに不穏な気持ちを煽られたんですけど特に最終回というアナウンスはなかったのでただ単に13年ぶりだしの説明的なアレだったんですかね、ビックリさせんじゃねえよ・・・(小声
まさかの前世ネタで、動機が前世!?っていううそーーーーんってなるやつだったんですけど、前世っていうかまあ集団で洗脳された結果の共通認識を共有していれば理解はできるので、アリなのか・・・な・・・とにかくアリス火村コンビが健在で、っていうかますます絶好調で変わらない34歳ズに歯ぎしりしましたよ・・・くそ・・・永遠の34歳め・・・あとカレー友達とかな。ふたりの友情というか絆というか関係性がやっぱりおもしろくて、宿を取るにしてもふたりで別々のところに泊まるんだとかそういうのが気になってしょうがなかったです。同じところに泊まればよくない?なんでアリスは一人で最新カプセルホテルに泊まったん?結局翌朝は火村センセイのホテルで朝食とってんじゃん。なんなのそのこだわり。こだわってるように見えるよね。おかしな意地というか。「火村先生が持て余した隙間を埋めるのが担当」って弦田さんに言われたりとか、「火村に対して感じる不可解さをあの作家も共有しており、友人の謎めいた情熱がバランスを崩さぬよう見張っているのか?」って野上さんに言われたりとか、アリスの立ち位置について何人かの見解が示されていてそれもまた終焉が近いのかと思わせられた。やだやめて。
今回は神戸が舞台で、なんとなくぼんやりと地理が分かるのがありがたい。*1