茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

「HiGH& LOW THE WORST CROSS」(4回目)副音声コメンタリー

ザワクロ4回目はコメンタリー付きで観ましたー。

キャストは轟くんふじおちゃんつかぴ天下井の4人。天下井の抜けた三山凌輝くんがおもしろくてかわいくておもしろかったです。これはいい三山くん。キャラクタとのギャップがあるのがハイローの醍醐味だなあとはおもっていたけど、天下井もそうだったのでやっぱりハイローだなって納得した。いろいろ記憶がないと言われてたし、脚本もらってから現場に入るまで時間が短かかったって何度も言われてたので、想像以上に過酷だったんだろうなっておもうし、それもハイローだしってことでのしかかるプレッシャーはハンパじゃなかったんだろうなってコメンタリー聞いてしみじみとおもった。おつかれさまでした。中本悠太くんのコメントも聞いてみたいな。彼へのプレッシャーも相当だったんだろうなって。もちろんそれは既存のキャラクタにとっても同じで、役者のアドリブとか意見を取り入れてくれるところなんていうのは手ごたえたがあっておもしろいだろうけど、役を生かすのも殺すのも自分次第なんだっていうプレッシャーが尋常じゃないんだろうなって想像できちゃうのがもうしんどい。報知のインタビューでかずまが言うてたけど、 「今回新しく出た人とか目立った人」にどれだけポテンシャルがあるのかがポイントっていうのがなかなかに厳しいなって感想です。まあ頑張れば報われるという世界はそれはそれできもちがいいんだろうけど。わたしたちが目に見える範囲で出てこなかったひとたちはつまり頑張ってこなかったのかとおもってしまうのはかなしいことだなっておもう。目に見えるものが全てではない。と信じてる。信じたい。

わたしは意識のアップデートできていない昭和の年寄りなので、ほくちゃまがつかぴのことをふじおの彼女なのかなって言ったことは、やっぱり中の人もそうおもってるんだなって納得したんだけど、でも見返りを求めないあたりは彼女っていうかはやっぱり家族だろっておもうから、妻っていうのが正解だっていまもおもってるし反省はしてないです。天下井がつかぴに執着してそれに嫉妬した須嵜くんとの四角関係ってあたりはやりすぎだろwwwってわらったけど、それをわらえない人がいることは理解したい。でもそれをわらえるひとたちがいることだって理解してほしい。相互理解だいじ。高校生男子は女の子のことで頭がいっぱいっていう昭和認識で生きてることもゆるしてほしい。ゆるせない人がいることもわかりたいとはおもっているので。

「池の水でも飲んでろ」がそんなおもしろセリフだなんて知らなかったよ\(^o^)/言われてみれば確かにおもしろいけどさ、そんなセリフ、ハイローにはゴマンとあるじゃん??わたしは囚われのつかぴが須嵜くんに言う「なにを見てるんだ?」に違和感しかないんだけど、あれは口語としておかしくない??「何見てんだよ」なら分かるんだけど「何を」「見てるんだ?」ってめちゃくちゃ文学的すぎて、え、須嵜くんは何を見てるの??って考えこんじゃったよね。

わたしだってかずまに負けないくらい泰志のことはすきなんだけど、「もしもし誰おまえ」はまじですき。ちゃんと「もしもし」って言うのもすき。あの後、シダケンの話が出て轟くんが電話代われっていうところ、白シャツ姿の轟くんが絶対高校生に見えなくて仕事のできるリーマンでしかなかったの今でもおもしろくてわらってしまう。まあ轟くんは仕事の出来る社会人になるんだろうな。轟くんはザワの世界からハイローの世界に戻っていく人間だっていうのを聞いてめちゃくちゃ腑に落ちたんだけど、たぶんその時に一緒にハイローの世界に戻っていくのは辻芝なんだろうなって。ふじおちゃんはずっとザワの世界にいてください。轟くんは村山さんと再会して、それからハイローの世界をふたりで生きて行ってほしい。合掌。

HiGH& LOW THE WORST CROSS(3回目)

ずっとすあまの主従関係について言語化できなかったんですけど、なんていうか、最初登場した時からずっと物憂げな表情で何かを抱えまくってる須嵜くんの様子は気になってて、でも天下井くんのことを心からすきかと言うたらそうではなかったとおもうんですよ。おれのおもてた公ちゃんじゃない、みたいな。つかぴが脅されてんのか、って聞いてたけどわたしもそうなのかなっておもった。あの少年時代の回想シーンが出るまでは。経済的に人質に取られてる感じなのかなって。そうじゃないとわかったとき、いやまさかそんなクソデカ感情抱えてるなんておもわんかったわーーってわたしも空を仰いだよね。ムカつくわー、(映画館の中じゃ)空なんて見えねえじゃん。ほぼセリフのなかった須嵜くんがお芝居に苦労したのは推して知るべしだし、あの表情だけでそれをわかれっていうのはなかなかの無理ゲーだった。ただ、二回目以降は、公ちゃんへの想いを知ってしまったので「そういう目」で見てしまうから、最初から彼の佇まいが違って見えた。でも、信じてついていってるけど、おれと公ちゃんの目指すところってほんとに一緒なのかな、って不安そうにしてるように見えた。彼らには圧倒的に言葉が足りてない。わたしは公ちゃんはちゃんと幼き頃の約束を覚えてたとおもうよ。でも仲間なんてくだらない、って思うしかないことを経験してきたんだよね。金にしか価値はない。かなしいね。

ザワクロはいよいよハイローの世界から遠く離れてしまって、SWORDという言葉は出てくるけど、そこにOを担う鬼邪高というアイデンティティはものすごく薄くなってた。それはもちろん村山さんの卒業というものが大きいとおもうんだけど、他の4つの地区と肩を並べるには今の鬼邪高は力不足なのでは??これはもはやハイローではないな。というのが感想です。わたしはザワからハイローを知ったので、特にハイローでないことについておもうことはないんだけど、ザワクロで初めてハイローを見たってひとたちが、なるほどハイローとは高校生のヤンキーのケンカ映画なのかと認識されるのを見るにつけ、いや...そうでは...ない......たぶん....(ハイローには不慣れなので)とまた見えない青空を見上げてしまった。

で、鬼邪高のアタマ問題なんだけど、わたしはザワクロの冒頭からずっとふじおちゃんはアタマの立場であることを自他ともに認めてて、でもふじおちゃん自身はあんまり自覚してなくて、じぶんたちの仲間が不意討ちに合って、傷ついて、つかぴが攫われて、さあどうしようってなったときに急にこわくなったんだとおもうんだよね。サッチーだったら、司だったら、ってあの時ふじおちゃんは言ったけど、そこでサッチーの名前を出すのは違う気がした。つかぴと並んで名前を出すなら轟くんでしょ。バラ商を抜けさせたことに礼を言うふじおちゃんの態度はやっぱり納得がいかないんだけど、ザワ終わりでとりあえずアタマは預かると言った轟くんとどういう経緯で交代することになったのかは、あんまりにも見る者の想像にゆだねすぎていて、そのゆだねられたことが楽しい部分でもあるんだけど、そもそも設定していなかったのでは?と見る者に疑われてしまうようなことがあるのはざんねんだなって思う。まあ、今いちばん気になるのはエンドクレジットで流れる氷室・ガンジーとサボテンの三人がそろって車を?押してる??ん????っていう場面なんですけど、あんなのなにをどう想像しろっていうんですかね...出されるお題が高度すぎてまいっちゃう。で、轟くんなんだけど、あそこでふじおちゃんはいつものドロッキー呼びじゃなくて、轟呼びなんだよね。それもまたギュンって見てるわたしの心臓を鷲掴みにするから、意味がないならそういうことはやめてほしいです。ふじおちゃんのあだ名つける線引きってどこなの。そうだ、舞台挨拶の時に小田島くんのなかのひとが、小田島くんの釣りは轟くんに近づくためのフェイクみたいなことを言うたと聞いて、そんなん轟くんが知ったらかなしすぎて倒れてしまう!早く辻芝ちゃん呼んできて!!!ってなったよね...轟くんをもてあそぶ小田島くんゆるすまじ...わたしはすっかり忘れてしまってるけど、かつて不良狩りをしていた轟くんの極悪非道っぷりはふたりの恨みを買うのにはじゅうぶんで、辻芝がふたりにやられたのはもとはと言えば轟くんのせいなんだよね。「鬼邪高の轟だ」って言われるところではむねがいっぱいになった。なににも属せず誰にもつかず仲間なんていらないとおもってたであろう轟くんが「鬼邪高の轟」って言われるのはちょっとすごいことなのでは??そうおもうと、須嵜くんが「テッペンは瀬ノ門のものだ」って啖呵切るのも、え、そんなに瀬ノ門の名前を背負うほどのきもち、ほんとにあります?ってなるよね。特に須嵜くんなんてさんざんみんなに「なみ高の須嵜」って言われてたくらいなのに。まあ、これからふたりで新しく瀬ノ門の歴史をつくっていけたらいいね、たぶん卒業までもう半年もないだろうけど(現実

「全員主役」ってフレーズは今回ちょっと地雷っぽいんだけど、出てくるキャラクタみんな愛されるようにできてるのはすごいことだなっておもう。ラブだよ。新キャラの中ではやっぱり鮫岡くんにときめいてしまうんだけど、あの熱量のないところがちょっと異色だよね。冒頭でしかバトルシーンもなくて、その中でもダルそうにポケットに手を入れたまま足蹴にする姿はさいこうにクールで、足でケリがつかなくてしょうがなくこぶしを入れて終わらせるの、ほんとにかっこよくてしびれた。三校連合のこともダサいっておもってるし、須嵜くんの実力もみとめてて、なんであんなあほボンの下につくんだよって聞くことも出来るし、轟くんに対する執着をもつ風神雷神のきもちも尊重しつつ、でも負けたらちゃんと約束を守るし、そう、負けたって終わりじゃないんだよ、またリベンジすればいいいんだよ、ふじおちゃんだってサッチーには負けたまんまだし、サッチーだってラオウにリベンジしたいって言ってるしさ!負けたって、何度だって、リベンジできるんだよ。こぶしは裏切らない。そうだろ?

友達になろうって言われたの初めてでさってマーシーくんは言うけどさ、たぶん、ふじおちゃんだってそんなに誰彼かまわず言ってるわけじゃないとおもうんだよたぶん(たぶん)っていうか友達になってって言われてうれしかったのをマーシーくんに言うラオウくんかわいいね^^そういうところ、高校生っぽくていいね^^^^^^^っていうかわたしだって友達になってほしいって言ったことないよ!それをさ、マーシーくんがつかぴと轟ちゃんに言うのがいいよね。あ~~~~~~~ナンバーツーの集い、めちゃくちゃいい~~~~~~~~、もちろん誰にも迷惑かけずにタイマンやろうなってこぶしを突き出すアタマズもすきでしかないんだけどさ!!みんなすき~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ってなるからハイローはやめらんないんだよ...*1

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ところで映画のサントラほしいんですけど、さいきんはサントラとか存在しないんです?そういえばザワの時もなかったよね。サントラほしい。一見さんにこそサントラでしょ。あとわたし轟くんの第二ボタンほしいから鬼邪高の制服のボタンをグッズにして売ってほしい。鳳仙のシーリングスタンプも買いたい。それから氷室のメリケンサックだって買うし、あのクソデカ感情を背負ってるCSODAの缶ジュースだってローソンで売ってくれよ!!レモンサワーみたいにさ!!(それにしてもザワクロの子たち、タバコは吸うのにお酒呑まないのどういう世界のポリコレなんだろ)(ラオウ伝説の時も、中岡くんが高一がスナックで酒呑めねえだろとかウルトラスーパー常識的なこと言うててめちゃくちゃおもしろかったです

*1:ザワクロはハイローじゃないかもだけど

HiGH&LOW THE WORST CROSS(2回目)

まあ一回目観てからずっとつかぴのことしか考えられなくて、うそでしょ、わたし、司の女になったの...?って戦いてました。まさかそんな。

ふじおちゃんは悪い子じゃないんだけど自分のことしか考えてない節があって、つかぴが言うように村山さんがいなくなってしまった後の鬼邪高はよそから狙われる立場となってるのにそんなことには想いが及ばず、ただ自分の興味のあることに突っ走ってしまって、結果自分のだいじな人たちを危険な目にあわせてるわけですよ。鬼邪高の行く末を案じてるのはつかぴと轟くんだけだった。その点においてふたりは同志であり、鬼邪高の誇るナンバーツーの二人なんですよ。ナンバーツーが二人いるっていうのが鬼邪高の強みなんじゃないかな。話の通じるふたりの関係性も趣が深い。よき。で、そこにあぐらをかいて自由気ままに青春を謳歌していたふじおちゃんが、そのあまあまなあまちゃんっぷりを自覚する時が、この物語のターニングポイントとなったんですよね。折しもそれは歪な主従関係でわたしたちを翻弄した瀬ノ門の紅きふたりの行く末と同じで、ザワでは無邪気で能天気なふじおちゃんでいられたのが、今回はそうもいかなくて、強さとは、テッペンとは、って思い悩むことになったのが実におもしろかったです。ただ強いやつと喧嘩して、誰が一番強いのか決めればいーじゃんってニコニコ言ってたふじおちゃんは、わたしはだいすきだけど、でもこのハイローという世界においてはそれだけじゃだめなんだよ。ふじおちゃんがふじおちゃんでいられたのは、つかぴがいろんな面において根回ししてくれてたおかげなんだよ。鬼邪高は、つかぴでもってたようなもんなんだよ。そして轟くん。ザワでの轟くんは、辻芝以外の人間からは理解されずにいてそのことを苦にしてなかったけど、ふじおちゃんに出会ってしまった彼は、彼の影響を大いに受け、でもまだそのことに慣れなくて、勝手に傷ついてしまう。不器用なひと。自分のせいで辻芝が風神雷神にやられたと知った轟くんは般若の形相でその敵を討ち、三校連合の一角を崩すことに成功するんだけど、それを告げた時にふじおちゃんが頭を下げたことに酷くショックを受けるのだ。おれはもう用済みなのか。あのセリフは衝撃だった。え、なんでそんなふうにおもうの???轟くんを傷つけるためだけの嫌な演出だなーーーっておもったけど、あそこで轟くんを傷つけるひつようなんて、あった???鳳仙に頭を下げたっていうふじおの決意を伝えたかったんだろうけど、ザワ序盤の誰も轟くんを支持しない、誰も轟くんの言うことを聞かない(辻芝を除く)っていう風景が頭をよぎってとってもつらかった(わたしが)鳳仙の約束をとりつけたふじおちゃんの余裕が憎たらしいほどに。だいじょうぶ、鳳仙が味方になってくれるから、ってそう言えばいいのにふじおちゃんのいけず。やれやれうちのアタマってもうマジでなんでほんまに、ってつかぴと轟くんのふたりでため息ついて肩すくめててほしい。ところでつかぴが轟くんと小田島くんの仲良しっぷりを目の当たりにするシーン、めちゃくちゃすきなんですけど、あの力の入ってないほくちゃまのお芝居が出色だなっておもってる。もちろん囚われ時のあの「あいつらは助けになんて来ねえよ。おまえらをぶっ殺しにくるんだよ」はさいこうに痺れたし、あれのせいで今もつかぴに囚われてる。すき。

で、うちのンペちゃんですけどね、いっちゃんとかまこつとか陣さんが出てくるたびに、うひゃ~~うちのンペちゃん最の高では????????って鼻息荒くしたんだけど、うちのいっちゃんがうちのふじおちゃんに卑劣なことをするもんだから感情がバグってしょうがなかったです。うちのいっちゃんのことを「は虫類」*1とか言うのハァアアア???ってなったけど清々しいほどの卑劣っぷりといっちゃん楽しそうだなーって感想で帳消しです。ゆるす。ンペちゃん同士の喧嘩シーンってこれくらいしかなかったよね。*2うちの辻芝ちゃんとうちの陣さんがっていうバグもあった。見たかった。うちのまこつの喧嘩シーンが冒頭のアレしかなかったのもざんねんだったな。彼は冷静で、三校連合もくだらないっておもってて、須嵜くんのことも不思議におもっててそのことを彼に問いただすんだけど、あそこのまこつがとてもすき。わたしはまこつのお芝居がすき。さっさと連合から抜ける判断をできることもすきだから、彼もいつかテッペンを取りたいからってふじおちゃんとタイマン張ってほしい。サメにもそういう野望、あるでしょ?

すあまの主従についてはまだちょっと言語化できないんだけど、初見時に感じた須嵜くんが抱えてる想いについての予想は、なんだろう、すべてに納得がいってなくて不満しかないんだけど、でもそれを表に出せないのはなんでなんだろうっていう疑問で、まこつがそれを質した時は詮索するなとはぐらかし、つかぴにはなにも応えなかった。でもつかぴがちゃんとその想いを受け取ったの、それこそナンバーツーのあるあるなのかなって。各校のアタマつながりももちろんいいけど、各校のナンバーツー会談もめちゃくちゃ滾るのでぜひ実現させてほしい。鬼邪高は二人参加だけどね。ではまた来週。

*1:パンフレット

*2:辻芝VS風神雷神がなかったことにされたのかえすがえすもざんねん。