茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2026年3月号

・観た映画

「木挽町のあだ討ち」
原作既読。記憶がないので無問題。なるほどそういうことだったのかー、って途中で思い出した。すごくよかったのは野村周平くんのお殿様。ちょっと痩せたのかな、物理的に怖くなくて(重要)すごく上品で(重要)月代も似合ってて愛嬌があってまさにミスターチャーミング。周りを見通せる賢君であったのに忠臣をしなせてしまったのは惜しかった。でもそれもつまらない武士の世界においては致し方のなかったことなのだとわかる。芸達者たちの中ではほたる姐さんの高橋和也が印象的だった。シリアスなだけでなく笑える場面も多くて、特に後半の舞台で活躍する渡辺謙というのがどうしても可笑しくてゲラゲラ声出してわらってしまったw昔取った杵柄とか言われてたの、まあ映画「国宝」に出てたしなって(違)新作歌舞伎でもやってたの知らなかった、染五郎の菊之助めちゃくちゃ滾るな。

 

・読んだ本

山口未桜「白魔の檻-They were gone-」(24)
本ミス7位。「禁忌の子」に連なる第二弾。というか城崎響介のシリーズですね。霧と硫化水素ガスに閉ざされたクローズサークルという設定。巻頭の見取り図と全患者の名前の数にのけぞる。

増田俊也「警察官の心臓」(25)
このミス11位。本部と所轄の刑事の軋轢が新鮮だったけど、こんなに分かり合えてないまま捜査が進んでいくのが引っかかるし、主人公の恋愛模様がどうにも納得いかなくて、つきあってる恋人なのにメールの返信も来なくて電話も通じなくて同じ捜査本部にいるはずなのに顔を合わせて会話することもなくて、何やら問題が起こっているのに会って解決しなくて、いやいやいや、どないなってんねんってめちゃくちゃノイズでした。その恋愛パート必要だった??同僚男性とホテルに行った疑惑とか本人と会って話せばいいのにそれをせずに同僚男性と乱闘騒ぎを起こすとか正気の沙汰ではなくて、まじ理解に苦しんだ。わたしよりも上の世代の高学歴な女性たちが経済的な自立を目指すその覚悟がくるしかったです。

森バジル「探偵小石は恋しない」(26)
文春8位、このミス12位、本ミス10位。冒頭に出てきた照屋と春風の二人が誰であるのかというのがキモだとはわかっていたので注意深く読んでたけど、まったくもってぜんぜんわかんなくてめちゃくちゃ楽しめました!年の差カップルと「俺の嫁」案件はともかく、双子の兄妹の事実婚夫婦はちゃんとビックリした。27歳のギャルメイクに違和感はあるものの、春風から照屋への矢印もちょっとは見えてたし。恋の矢印が見えるという設定はズルいなあとはおもうけど、恋愛にうんざりしてる、恋愛なんてどうでもいいって心の底から思ってる彼女が最後に恋を自覚するのはちょっとメロいwミステリ好きと少女漫画好きの攻防もたのしかったし、出てくるミステリのタイトルも知らない仲ではないのでたのしかったです。

東川篤哉 「じゃあ、これは殺人ってことで」(27)
烏賊川市シリーズ10作目らしいです!何作かは読んでるんだけど記憶にないです。烏賊川市はどこか蝦蟇倉市を彷彿させるし、作風が西澤さんぽいなあとおもって櫃洗市をおもいだすし、若竹さんの葉村晶シリーズはなんて町だったっけ、あれ、葉崎市シリーズは別か、とかいろんなことをおもいながら読了。こてこてのギャグ描写に徐々に慣れていくのが怖いし、あまつさえツボに入ってわらってしまうのほんとうに恐ろしい。幼稚な大人に対して「中二の二学期」とか言うのほんとにさあ(何度もおもいだしわらいしてる

宮島未奈「成瀬は都を駆け抜ける」(28)
ほんまにこれで完結なんですか、まだ大学入ったばっかりやないですか、まだまだ成瀬の200歳までぜんぜんやれるんとちゃいますか!!!って号泣しながら読んだけど、これまでの登場人物が全員集合して琵琶湖疎水の入り口で成瀬と島崎のゼゼカラの二人を迎えての大団円というのは最終回にふさわしかったのかなって無理やり納得しました。京大に入ってからの成瀬の充実っぷりがほんとうに楽しくて、こんなん永遠に成瀬の物語が出来てまうやんっておもったけど、いつかは終わってしまうものなら、こうやって終わるのも潔くていいのかもしれないな...西武百貨店で始まった物語の、あの時の後悔が昇華されたのもよかった。西浦くんに幸あれ。わたし的にアツい琵琶湖疎水でエンディングだったのもアカンかった。琵琶湖はみんなのものです。やっぱり疎水船に乗るしか。しかしこんなにもりみー色がつよいとは思いもせず。もりみーよく知らないんだよねー()あと母校の名前が出てくるのもうれしいサービス(ではない)だったし、サークル仲間と桃鉄っていうのはわたしも四半世紀前にやったし、なにこれいつの時代の京都???と変わらない京都の大学生の生態にずっとフワフワしてました。また違った京都本が世に出た。ところで西浦くんの大学はどこだろ。京産かな。

西尾潤「愚か者の身分」(29)
映画の原作読みました。連作短編集の体裁で、映画には出てこなかったひとたちの話を知ることによってあの世界への理解が深まった気がする。やっぱりマモルのことを抱きしめたくなる。生きて。

住田祐「白鷺立つ」(30)
第174回直木賞候補作。難しそうな題材なのにおもしろくてグイグイ読み進めてしまった。憎み合う子弟の在りようがどうなるのかとおもってたら、憎まれっ子が師の再起を考えていたことに感動したし、恃照が再び千日回峰行に挑むと言い出した時には泣いてしまった。同じ境遇であるからこそ相反する愛憎も含めての同志だったのだとおもう。よかった。存在しない者として生かされることへの抵抗。にしては過酷すぎる。比叡山で今もなおその修行が続いていると知って、山深き寺のその強さに瞠目する。そりゃ強いはずだわ。満行者は御所に上がれると知ると、もしかしたら彼らは親に会いたくて修行を選んだのではないかとまた泣いた。やんごとない身であることを声高にできない状況に忸怩たる思いを抱きつつ、屈託を抱えたまま生き不動明王となるべく荒行に挑むその裏にあるのが実は親への思慕であったとしたらとてもせつなくてかなしい。

 

・テレビで見た映画

「劇場版ドクターX FINAL」
いやあ田中圭ちゃんがクレジットされてるのは知ってたけどシリーズ初期で退場しちゃったし、完結編のオールスターズの一人してちょろっと出るのかなくらいにおもて完全スルーしてたんですけど、まさかのクレジット二番目とかビツクリ仰天ですよまじでまじで。しかも地上波初登場で見逃し配信なしの一夜限りのスペシャル放送とかそれ彼のせいじゃないですよね...?ってソワソワしてしまった。っていうか地上波で彼の姿を見ていいの??ってキョドたし、なんかすみませんねえってわたしが謝りたくなったし、ぜんぜん話が入ってこなかったです。長いことやってると中の人たちだってそりゃいろいろあるよね...(遠い目)とりあえずちゃんと完結してよかったです。この作品ではわりと彼がないがしろにされてたように感じたので、まさか完結編でこんなに重宝されてるとはおもわず、いやはや改めてビックリ。

 

・Netflix で見たもの

映画「BAD LANDS バッド・ランズ」
すげーーーわたし生粋の関西人なのにぜんっぜんセリフ聞き取れなくてずっと混乱してた!安藤サクラと山田涼介の関西弁に違和感がなさすぎて驚嘆した。すげーーー。まじでずっと物語を追いかけるのに必死でつかれた。舞台背景とかはわかるんだけど、人物相関が難しかったーー。めちゃくちゃ集中して見たつかれた。山田涼介の顔のキレイさがきっと役者としての彼にとってマイナスとなることもあるんだろうなと、それでもなんとかプラスにして、武器にして、役者としてその武器を活かしてほしいとおもった。じゅんぴー出てきたときはわろたwww

「ゴールド・ボーイ」
おもしろかったー!朝陽役の羽村仁成くんが出色でした。冴えない中二かと思いきやサイコパスな中二。銀メダルの大人と金メダルの中二の戦いという様相に振り回されたのもきもちよかった。沖縄の方言は出てこなかったけど、空に戦闘機が飛んでるのが映ってたり、お墓の風習などを見て沖縄だ、とおもう。アリバイ作りに日記を偽装するのは東野圭吾「悪意」を思い出す。黒木華ちゃんが中二の息子のいる母親役というのにもビックリした!

「10DANCE」
電車の中で竹内涼真にキスする町田啓太、という映像だけは知っていた競技ダンス映画、いつその場面になるのかテカテカしながら見て、いよいよという時にはキターーーーーーーーーーーーー!!って全力でktkrできたの楽しかったです。ふたりの「天才ダンサー」っぷりのふんぷんたるエロスを堪能できたし、脱ぐたびにktkr!!!!ってなるのもたのしかったし、いつものふつうの黒髪サラリーマンのビジュアルとぜんぜん違ってすごく似合ってたし、カツオの加点があるとはいえ、竹内涼真くんの感情を抑えたセリフ回しにすきだーーー!!の気持ちがあふれました(喧嘩売ってんの?っていうやつとか)まっちーの紳士然としたビジュアルもハマり役だったのでは。しかし10ダンスやろうぜっていう話かとおもたら全然10ダンスの試合に出なくて肩透かし。10ダンスを目指すぞという物語だった。

「リバー、流れないでよ」
貴船に行かなくては。2分を繰り返すタイムループものと聞いて、いったいどういうオチが、とふあんにおもってたんだけど、ちゃんと記憶が維持・継続されるのは助かりますね。「MONDAYS」おもいだした。原因と解決方法がタイムマシーンだったのは安直だった気がするけどまあいいか、おもしろかったです。貴船に行こう。

「火喰鳥を喰う」
ホラーなの忘れて見たんだけど、そんなに怖くなくてだいじょうぶでしたよかった。舘様のうさんくささが十二分に発揮されてて、あと無駄に声がいいのもその胡乱さに拍車がかかってたのがよかったです。執着の強さで世界が決まるのこわい。舘様の執着がこわかった。

 

・見た冬ドラマ

「再会」

「東京P.D. 警視庁広報2係」

「テミスの不確かな法廷」

「マトリと狂犬」
なんだかんだで完走してしまった(しまった)デカい二人に挟まれる西畑大吾くんがよかったです。

「冬のなんかさ、春のなんかね」
杉咲花ちゃんの弟役で林裕太くんが出るのをたのしみに視聴しました。彼のお芝居だけでじゅうぶん元が取れた気がする。清新な雰囲気がドラマにとても合ってた。次もたのしみ。

「おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-」
佐野くん出演ドラマ。ドラマ「砂の塔」で実の母親役だった松嶋菜々子と何年振りかの共演とうことで「砂の塔」見てからわりとすぐのタイミングだったのでたのしかった。

「プロフェッショナル保険調査員・天音蓮」

「俺たちバッドバーバーズ」
中島歩のビジュアルに度肝を抜かれて草川拓弥くんのシュッとしてるのが数倍増しに見えた。月白さんはもうちょっとクールでよかったかもしれないし、もっと無敵な殺し屋軍団であってほしかった気もする。高良健吾一家の狂い方はこのみだったので、ちょっと馴染むのに時間がかかってしまったかもしれない。べビわるロスでさびしいので、また次の殺し屋の世界線を待ってる。

「リブート」

「嘘が嘘で嘘は嘘だ」

「ばけばけ」
久しぶりに朝ドラ完走しましたー。高石あかりちゃんかわいかった♡熊本編にあっちゃん出演の報に湧いたのに、いつのまにか自然消滅しててざんねんすぎた。

 

・MILESixTONES 横浜アリーナ
髙地担に連れてってもらいましたー。横アリ5Daysの最終公演。めちゃめちゃ楽しかったです!特効の炎がドッカンドッカンとデカい音でブチ上がるのも、デカい乗り物(マザー6)が登場したりするのも、景気がよくておめでたかったです。あとムビステを初めて生で見たかもしれない。アリーナ席がアリーナじゃない横アリも初めての会場だったし、なんせ久しぶりのスタエンコンサート(2011年のテゴマスまほうコンが最後)だったので隔世の感をかみしめつつ、堪能してまいりました。北斗がローラーファンサするのを目の当たりにしてゲラゲラ笑いながら、ちゃんとアイドルだ...!って感動しました。長めの髪を括ってるビジュアルもよくて、うっかり追ってたら、あ、ダンスもすきかもしれない。これはすきかもしれない。とヘラヘラ笑いながら、すきかも、っておもって見てました。ダンスがめちゃくちゃこのみでした。これはまずいですねえ^^^

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生で聞くこの曲がとてもすてきで今も反芻してます。ミリしらで現場入ったけど、聞いたことのある曲が多くて、ちゃんと聞くととてもいい曲が多くて、これはいいコンサートだなあ。スタジアムツアーも発表されて、また知らない世界を知ることができたらいいなあ、またご縁がありますように。

京都旅vol.11

今回は山科疎水を歩くツアーに参加し、嵯峨野方面を攻略しました。

Day1:誠心院、誓願寺、矢田寺、檀王法林寺、山科疎水、永興寺、本圀寺

今回は西本願寺の宿坊にお世話になりました。まるき製パン所が近い!ということでまずはパンを調達しに京都駅からバスで駆けつけるも(9時過ぎ)やはり行列が出来てました。30分くらい待って、夜食用・明日のパン用にウィンナードッグとフィッシュバーガーとドーナツを購入。なお、写真はないです。聞法会館まで歩いて荷物を預かってもらい、朝ごはんを食べに寺町のSPICE GATEまで歩く。京風スパイス朝定食とクラフトビールをいただき、スパイスを堪能。

北上して新京極通のお寺をめぐっていく。和泉式部ゆかりの誠心院へ。門前の鈴成り輪(すずなりぐるま)を回し、本堂横の水かけ行者さんに水をかけ、和泉式部の墓所に参詣。

三角公園前の誓願寺へ。境内に扇塚。

矢田寺へ。六道珍皇寺の「迎え鐘」に対し、「送り鐘」と呼ばれる梵鐘が境内に。

三条京阪の檀王法林寺へ。門構えに比べてこじんまりとしていて意表を衝かれる。境内に幼稚園があった。

御陵駅に13時という集合時間まで時間があったので東山駅まで徒歩で移動。駅前の古川町商店街を抜けたところに一本橋があって、一本橋こんなところにあったのか!!と新鮮におどろく。映画「罪の声」のロケ地で、でもぜんぜんピンと来なくて、わたしはまだ京都をぜんぜん知らない...とおもったことを思い出した。

山科疎水を歩くツアーに参加します。

御陵駅の前に琵琶湖疎水レンガ工場跡。第二トンネル東口前の遊歩道へ行く途中で京都モダン建築のひとつであろう栗原邸を外から見学。大正期から昭和初期にかけて京都を中心に活躍した建築家で、日本におけるモダニズム建築の先駆者の本野精吾による設計。元は現京都工芸繊維大学の校長・鶴巻宅として建てられたようですが、現在は広告代理店社長栗原氏の所有となってるそう。あまり管理されてない様子で、窓ガラスが割れているのもそのままにされてるのを見るともったいないなあとおもうけど、維持するのもきっとたいへんなんだろうなと。

 

疎水に架かる10号橋は日本で三番目に古い鉄筋コンクリート橋だそうです。ちなみに11号橋が二番目に古いそうですが、ここには「日本初の鉄筋コンクリート橋」という碑が建てられてます。近年、長崎で同じ年の少し早い月に建てられた鉄筋コンクリート橋が発見されたそうですが、このまま日本初と言い続けるのでしょうか、興味深い。ちなみにその長崎の本河内底部ダム放水路橋も疎水と同じ田辺朔郎による設計だそうです。そもそも日本初を名乗り始めたのも完成から30年近くたってからのことだそうで、そういえば日本初かもって田辺博士が言うたんやとしたらめちゃくちゃおもしろいけどめちゃくちゃてきとうやなっておもうし、こういうデッカイ事業を成し遂げたわりには記録が雑やなっていうのが感想です。実におもしろい。

この時期の第一疎水は水路内の土砂の浚渫を行うため停水してるそうです。

わたしが怖いとおもった疎水の水の流れがなかったことにホッとするやらガッカリするやら。なお、水道水源は第二疎水から年中取水してるそうです。

永興寺、山科豊川稲荷社(日本三大稲荷のひとつと言われる豊川稲荷(愛知県)から分霊されたもの)、本圀寺を見学。本圀寺はもとは西本願寺あたりにその広大な敷地があったらしいけど今は影もかたちもなく、ここ山科に移転したのですね。日蓮大本山というには歴史を感じられない新しい建物たちと、あまりゆかりのない山科という土地との齟齬を感じる。寺社仏閣の建物は古くてなんぼですからね...かの寺の栄枯盛衰をおもって諸行無常に立ちすくむ。

 

加藤清正ゆかりのキンピカ宮。山科は巨石信仰が盛んだそうで、神社のあるところに巨石ありとのこと。デカい石は確かに拝みたくなる。手を触れてパワーを分けていただく。

天智天皇陵を右手に疎水沿いをすすむ。なぜ天智天皇陵が山科にあるのかというのは歴史の謎ですが、このあたりに中臣鎌足一族が居を構えていたというのも含めて歴史のロマンを感じる。山科は古い歴史のある街でもあるのですね。

展望台からは山科盆地の街が見渡せ、大きくカーブするJRの線路「山科大カーブ」を行き交う車両をしばし見物する。近くを通る京津線は、京都市内の地下鉄区間、急勾配・急カーブの山岳区間、大津市内の路面電車区間という多様な区間を一本の列車が走る「劇場路線」として知られており、日本一過酷な難所・逢坂山を通るために急勾配・旧カーブに対応した特別仕様となっている車両は一両あたり2億円と新幹線の車両並みの高額車両だそうで、ちょうど4両編成の列車が通過し、あれは総額8億円などと言って参加者一同どよめくなどした。

安祥寺川と干渉する場所に設けられた水路閣。ときめく。

諸羽船溜り。湖西線と干渉するからと元あった疎水を埋め、新しく諸羽山にトンネルを掘って疎水を通したそうです。土木工事はやることがデカくていいですね!元あった疎水跡の公園にある、第二疎水用のトンネル試作物。

四宮船溜りにて今回のツアーは終了です。やっぱり疎水船に乗らないとという思いをつよくしたのですが、ネックなのが第一トンネルの長さで、狭さと暗さを想像してちょっとためらってしまう...。毘沙門堂や随心院、勧修寺など訪れたい寺院も多いので再訪を誓う。

JR山科へ向かう途中の徳林院にて、旧東海道を往来する牛馬の水飲み場として使われていたという井戸の「通」の字が、日通の旧ロゴに採用されてると聞いて。

京都駅から聞法会館へ向かう途中で、昨年末に京都モダン建築祭で周れなかった七条界隈の建物を見学に行く。

本願寺伝道院ーー!THE 京都☆という威容を誇る西本願寺の門前に建つのが、レンガの外壁にインド風ドーム屋根という多国籍建物というのがすごい。懐のデカさを感じる。万人を受け入れるぞという西本願寺の気概を感じる。妖怪好き伊東忠太の設計ということで、妖怪的な彫刻がずらりと並んでるのもかわいい(伊東忠太が

  

 

旧村井銀行七条支店と顕道会館(浄土真宗本願寺派京都教区教務所)も(済)です。

ではチェックインして、お部屋にてひと休みー。お昼ごはんが早かったので空腹に耐えきれず、朝に買ったまるき製パン所のパンをふたつ喫食いたしました。聞法会館にはアルコールの自販機もあったので助かります。

さて、夜遊びに行くぞーと河原町方面へ市バスにて出かけるも、エネルギが切れそうだったので高島屋で夜ごはんを調達し(デパ地下のスター食堂で割引になってたサーモンのサラダと明日の朝食用にたまごのサンドイッチを追加)徒歩にて()帰宿。途中四条の地下道で映画「木挽町のあだ討ち」の衣装展やってたのに遭遇してビックリしました。めちゃくちゃひっそりやってますやん、なにこれシークレット的なサプライズ的な見つけるとラッキー的な四葉のクローバー的なやつ?????菊之助のぶんがなくて残念だったけどそれはやっぱりながおけんとてきな???って勝手に忖度してなっとくしたんだけど、別の場所で赤い振袖と番傘が展示されてたようで、見られなかったのざんねん。

宿に戻って、大浴場を満喫し、なんと日曜劇場をリアタイしました。めちゃくちゃ健康的~~。

 

Day2:西本願寺、島原、常寂光寺、落柿舎、二尊院、祇王寺、滝口寺、あだし野念仏寺、愛宕念仏寺、渉成園

6時からの西本願寺の晨朝勤行に参加する。夜明け前の境内。寒い。終わってお堂を出るころには上っていた朝日。西本願寺のデカい懐に今日も抱かれてまんぞくです。

伝道院のドームが門の向こうに見えるのがすごく「西本願寺」って風景ですき。

冷え切った足を部屋のバスタブにお湯をためて温める。昨日買ったスター食堂のたまごサンドを朝ごはんに。チェックアウトして荷物を京都駅まで運んでもらうサービスを得る。丹波口駅に向かいながら島原の街並みを見学。その前に、京都モダン建築祭で見られなかった元・京都市立淳風小学校を外から見学。

 

島原大門から入り、輪違屋・角屋の外観を見学。人々が生活している中に突如現れる大門。異世界への入り口感がすごい。 角屋さんもオフシーズンで休館中でした。

 

 

丹波口からJRで嵐山へ向かい、常寂光寺へ。紅葉の美しいお寺ということですがオフシーズンで人もすくなめ、せめて青もみじのころに来たかったナーとおもう。風景がさびしい気がするので。丁寧に手入れされてるなという印象。竹林もきれいでした。

 

 

俳人向井去来の営んだ草庵、落柿舎へ。

このあたり一帯は古くから文化人を惹き付ける場所であったんだなと、小倉百人一首を編んだ藤原定家の時雨亭などがあったりすることからもわかる。小倉餡の小倉はここの地名からだったというのは初めて知った!小倉餡発祥の地、小倉山。

 

これが見たかった景色ーーー!!ぜったいに何度も見てるはずの景色なのに(時代劇で)どれがそうなのか思い出せないんだけどあれもこれもきっとぜんぶ二尊院のこの景色だったはず(刷り込まれた記憶)観光客もすくなくてこの景色を独り占めできたのすごくしあわせだったー。本堂に並ぶ釈迦如来と阿弥陀如来の二尊が尊くて、静かな中でじっくりと対面できたのもしあわせな時間でした。

 

椿の花手水と勅使門から見る本堂。勅額は後奈良天皇のもの。

 

 

苔むす庭園が美しい祇王寺の「虹の窓」と称される吉野窓。仏間には平清盛に捨てられた祇王とその妹・祇女、母刀自、祇王が捨てられるきっかけとなった仏御前の像とともに清盛の像もあったのですが、柱の陰に置かれていたのが、まあ、そらそういう扱いになるやろという感じでおもしろかったです。清盛の歴代彼女たちが晩年を過ごしたお寺に、なぜその諸悪の根源(言い過ぎかもしれない)の清盛まで一緒に祀ってやらねばならぬのだ。果たして彼女たちは納得してるのだろうか。

 

 

祇王寺の上にある滝口寺へ。明治維新で廃寺となったのを昭和初期に祇王寺と同時期に再建されたもの。滝口入道と横笛の木像は鎌倉期のものだそうですが、丁寧に扱われているとは言い難い。夏は草木が大変そうなので訪問が冬の時期でよかったとおもいます。マニア向けとか言われてるのすごいわかる(わかる

 

あだしの念仏寺へ。

葬送の地であるあだしのに野ざらしとなっていた遺骸を埋葬したとされる西院(さい)の河原の石仏たちに足がすくんだ。気軽に入ってはいけない空気を感じるけど、ここはもはや観光寺院で、たくさんの人が多くの無縁仏たちにシャッターを切る。疚しさを感じながらもデリカシーのないふりをして同様にカメラを向けるわたしもきっとなんらかの恨みをかっているようなきがする。ごめん。

 

愛宕(おたぎ)念仏寺へ。ここも廃寺となっていたのを昭和30年から復興が始まり、一般参拝者たちが彫った1200体もの羅漢像たちがこれら。なるほど。外国人観光客に大人気で、体感ではわたし以外みんな外国人だったのではないかというレベルでした。

午後も過ぎ、お昼ごはんです。愛宕念仏寺前の鮎料理屋さんも気になったけど、ビッグネームに惹かれて泉仙へ。二段のお弁当が美しい~~。鮎のお茶漬けが2300円ならこのお弁当が2600円なのお得すぎない??時間が遅かったせいか貸し切りだったので、おひとりさまでものんびりゆっくり堪能できました。

ひとり旅を10回ほどやってきて、朝ごはんと夜ごはんを一人でお店で食べるのが苦手だなあとようやく認めることが出来ました。その分ひとりランチのハードルの低さといったら。夜にもランチと同じようなメニュー出してくれないかなっておもうことが多いんだけど、夜は大人数でアラカルトをシェアするのが正しいんだろうなとはわかるから、じゃあ無理に外で食べなくてもいいかなってようやく思えるようになりました。京都だったら、老舗の料理屋さんのお弁当をデパ地下で買ってお宿で食べるのが一番いいよね、もしくはおひとりさまにも優しいチェーンのお店に入るのが心に負担がかからなくていいんじゃないかな。今回はそういう方針で食事をとったのが功を奏した気がする。

嵐山を後にして、JRで京都駅まで戻り、バスの時間まで少しあったので駅近くの東本願寺の飛地境内・渉成園へ。飛び地ってロマンがあってすき。

 

早咲きの桜越しの傍花閣と、オブジェのような高石垣。過去の二度の火災の際の瓦礫で作られたものだそう。

京都モダン建築で行けなかった重信会館。蔦の絡まり具合がすごい。中から見てみたい。

お昼の泉仙がまだおなかにのこっているので、夜ごはん食べずに帰りまっす。

お土産はSHIZUYAPANで買ったあんぱんたち。小倉山に行ったので小倉餡が食べたくて。

 

次回は、祇園祭りの後祭を予定。

2026年2月号

・観た映画

「ランニングマン」
スマホのない時代の人間が考えた近未来という印象。なのでスマホというのは古の人間が想像しえなかった文明の利器なんだなとしみじみおもう。

「HELP 復讐島」
コメディと聞いてたのにグロとゲロが苦手すぎて笑いどころで笑えなかったの悔しい><

「クライム101」
今月は洋画尽くし。クリス・ヘムズワースがとてもチャーミングだった。プロの強盗というにはあまりにも不器用だしそこまで覚悟ができていない揺らぎが不穏だったけど、清く美しいラブシーンも素敵でときめいたし、老刑事がクラシックカーを運転して見せる笑顔で終わるエンディングに感動したし、貧困は搾取しようとする悪い人間を引き寄せてしまうことを憎んでいる彼のかなしみがお金以外のもので満たされる良きハッピーエンドに満足しました。キンパツバイク野郎のクソっぷりもよかった。ハル・ベリー59歳マ???

「教場 Requiem」
配信で前編やって後編を映画でやるというのが非常に気に食わなくてスルーしてたんですけど、配信ドラマを地上波でオンエアするということで有難く視聴したところ、案の定続きが気になって映画も観るしか、という罠にまんまと嵌りましたいいお客です。配信ドラマの浦上晟周くんのことは応援してるので。良き役を貰ったなあと親心。素晴らしいキモさでした。映画には出てませんとは知ってたので無問題。エンドクレジットに出てきた出口夏希ちゃんの名前にファ!?となり、その使い方、完結編に合ってる?????とキョドりました。完結編だと信じてる。生徒のトップクレジットが綱啓永なのなんかの言い訳な気がしてならない。趣里ちゃんのキャスティングも贅沢だなあとおもったけど松本幸四郎とかなんかもうわらうしかないし、ああそうだ、冒頭のさんまちゃんでのけぞったのであった。連ドラのドラマ化絶対反対。配信ドラマと絡ませるのも断固反対。

「夜勤事件」
ゲームを映画にする8番出口の流れかなとおもって観たら、ホラーだったのでめちゃくちゃホラー筋が筋肉痛でいたいです。ホラー苦手なので。でもここでホラー的なのがくるよってお知らせしてくれたので備えれたのはホラー苦手人間にとってはやさしい映画でした。リングも呪怨もホラー苦手だけど知ってるので。ゲームを映画にすることの良さというのは、ゲームを全くしないのでわからないんだけど、この先も続くようならちょっともういいかな、という感想です。

 

・読んだ本

北山猛邦「神の光」(14)
ミステリランキング本を読もうキャンペーン。早川8位、文春2位、このミス7位、本ミス1位。建物や町が一夜にして消えてしまう短編集。核実験によるものというのは分かりやすいけど恐ろしい。ポンペイの町が消えたことに由来する火山ガスと酸性霧が石灰石を溶かしてしまうというのは(前世がどうとかいうのも含めて)力業がすぎるなとはおもったけど、最初のマトリョーシカ編はミステリランキングのランクインもなるほどのトリックでした。糖蜜編もちょっと強引かなあ、甘い死の香りが言葉通りの甘さだったとはw折り紙編が意表を衝かれて印象的。

伊坂幸太郎「さよならジャバウォック」(15)
文春7位。伊坂さんを読んだなー、という満足感。しかしサビに行く前が冗長すぎて、というか、事情を知らない人間がなに?どういうこと?って混乱してる状態を長く眺めさせられたことに疲弊した。はよ説明したれや。でもまあ終わりよければってことでいいでしょう。説明できない事情も理解したし。彼女の感じる違和感というものにも納得した。しかし、殺された夫は半分自業自得とはいえ(半分はそうじゃないとおもう)その死が正しく処理されなかったの、いくら天涯孤独の身とはいえかわいそう。

上條一輝「ポルターガイストの囚人」(16)
このミス15位。シリーズ2作目らしいけど無問題。怪異と科学のはざまで揺れるオカルトゴコロ。怖いの苦手なので夜に読むのは怖かったですふつうに。あと、スカイツリーのてっぺんあたりで繰り広げられるやつが特に高所が苦手とかじゃなくても怖かったですふつうに。なんか、怪異に同情しちゃいけないんだなって肝に銘じます。道端で轢死した小動物をかわいそうっておもったら憑いてくるってよく言うじゃないですか、それを思い出した。

霞流一「スカーフェイク-暗黒街の殺人-」(17)
本ミス6位。ふんぷんたるハードボイルドにめまいがしましたが、慣れてしまえばどうってことなかったのでわたしの順応性すごい。その世界観に麻痺した状態で繰り広げられるドミステリに、なんとなくキツネにつままれた気になるけど、確かにミステリとしては上質だった気がする。

新川帆立「目には目を」(再)(18)
ミステリランキング本を読もうキャンペーン。早川5位、文春8位、このミス9位、本ミス25位。記録にないけど記憶にはあるので再読です。子どもをころされた母親が犯人である少年に復讐を果たし、殺人犯となる。憎むべき相手と同じ立場になることによって救われることがある、ことに納得した。やられたらやり返す。

ティーノ・ブッツァーティ「タタール人の砂漠」(19)
万城目さんがついったでおすすめしてた本を読みました。いつもは気が合わないのに珍しくもりみーとおもしろいと意見が一致した(意訳)ということでどんなもんじゃいと意気込んだのですが、めちゃくちゃおもてたんと違ってすごく動揺してる読了後。なるほどまさに「何も起こらない」小説でした。まさか最後まで何も起こらない(こともない)とはおもわず。途中で一気に15年も年が飛んだときにはあまりにも何も起こらない中でビックリしましたがwこれが映画化されてると聞くとどんなふうに映像になってるのか気になる。

市川哲也「シュレディンガーの殺人者」(20)
学校の七不思議というオカルトに掛けて、タイムリープする殺人者という設定をたのしんでいたところに、そんなオカルトあるわけないやろがいと現実を突き付けてくる展開に驚き、「覆面探偵」の正体に驚き、さらに来るどんでん返しに最後まで翻弄されました。現実世界の時の流れが伏線になってたけど、下手すれば数日放っておかれてたっぽいのに、トイレ問題あの一回だけだったの???って解せぬ。どんでん返しおもしろかったけど、性悪な探偵というのがおもしろかったし、彼に完全犯罪を阻止されるのをタイムリープを繰り返すことによって学習し完成させようとするのにワクワクしたし、実はタイムリープなんてしてなかったっていうのはちょっとガッカリしたかな。

一穂ミチ「アフター・ユー」(21)
やっぱり法的な婚姻制度というのはだいじなんじゃないかなって改めて思った。因習村ほろびろ。旅に出るときにどこに行くのかくらいを話さないカップルというのは存在意義に疑問を感じる。

伏尾美紀「百年の時効」(22)
ミステリランキング本を読もうキャンペーン。文春3位、このミス4位。鈍器本に集中力が持続しないようになってしまった。戦前から令和までの長きにわたって三代の刑事たちが執念で事件を解決する物語なんて一気呵成に読み切るしかないのに、何度も中断してしまって、そのたびに読み返したりなどして時間を空費したのがくやしい。いくつもの事件と数多の関係者たちと時系列を理解するには読書力が足りなかった。かなしい。執念の復讐。母親をころしたのは誰か。科学捜査の進歩が過去の未解決事件を解決する。おもしろかったです。

近藤史恵「オーロラが見られなくても」(23)
海外に一人旅する女性の美味しい話たち。一人で外食するのが苦手なのを克服できないままここ数年一人旅をしてるのですが、初めてのお店で寛げないのが敗因です...これ別に家で自分で作って食べられるなとかいうやつだと特にそう。なので海外だったら絶対に自分では作れない料理を満喫できるのかもしれないと思いつつ、一人で海外はハードルが高すぎる。京都だから一人で行けるんですよね、そして京都での一人ごはんは楽しめない。そのことを認めようと思います。3月の京都旅では無理せず外食しない、をモットーにしたいとおもいます!!

 

・エンタメつれづれ

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元気が出るみるくちゃんの新曲めちゃくちゃ元気が出るので!!CDがスタンダードではない世界においてニューシングルという概念がよくわからないんだけど、この曲が「好きすぎて滅!」との両A面シングルで、その好き滅が配信限定シングルとして昨年10月にリリースされてて、シングルリリースに先立って爆裂が先行配信されたっていうの、あの、物理でCDを買ってた人種として混乱の極みなんですが。ニューシングルという概念が崩壊する。なのでオリコン1位とかビルボード1位とかもぜんぜんわっかんなくて、でもみるくちゃんがなんかの1位を取ったりしてるのはすごくめでたいし、すごいし、本人たちが今までこういうのランクインしたことないからよくわかんないけどすごいらしいよとか言ってるの聞くとほんまによかったなあ(よくわからんけど)ってずっと混乱してる。ともに混乱を分かち合いたいのでダンプラ映像も見て。

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軽率に次のコンサートも行きたいです!

あとはにっしまさんのトリプルエー脱退の報に界隈に激震が走ったことに言及しておきたいです。わたしにとっては15thアニバはラストライブで、最後を見届けられてよかったってトリプルエーの終焉を見届けたことに満足していたので、いまさらなにを脱退とか(笑)って感じだったんだけど、20thイベントやるタイミングでそれに参加できないことを真摯に受け止め、トリプルエーのメンバーでいることにけじめをつけたいとおもったことが彼の誠実さのあらわれなのだときづいて納得した。にっしまさんはそういうひとだった。終わったとおもってたトリプルエーをまだ終わらせてなかったんだなってちょっと反省した。ごめん。外野のわたしが言うのもなんだけど、でも、もういいんじゃないかな、果たせなかった約束を後悔しないでほしい。わたしはもうあの日の5人の姿でまんぞくしたから。でも日高くんのことはクビでいいとおもってます^^