茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

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2024年11月号

・読んだ本 東野圭吾「クスノキの女神」(80)わたしにはもう東野圭吾の東野圭吾らしさというものがわからないんだけど、そういうんじゃないんだよっておもいながらおんおん泣かされました。人を生かす物語が書きたいと言われてた前作からのこれはちょっと反…

2024年9月号

・観た映画 「愛に乱暴」これに原作があるんですか、え、吉田修一????というのが感想でした。見ていた不倫キラキラ女子のアカウントがまさかの自分の昔のアカウントだとわかった時には戦慄しました。そして何度も同じ轍を踏む小泉孝太郎の頼りなくてもど…

2024年8月号

・読んだ本 逢坂剛「墓標なき街」(58)MOZUシリーズ第6作。大杉さんの娘が警察官として登場。感慨深い。いよいよ次作で完結...! 米澤穂信「冬季限定ボンボンショコラ事件」(59)冬の巻、ついに刊行!ということで春夏秋冬の四部作が完結した小市民シリー…

2024年7月号

・読んだ本 逢坂剛「百舌の叫ぶ夜」(49)ドラマの原作読みました。なんと1986年の作品。昭和だ。でもそんなにそこまで時代を感じなかったかな。こないだドラマ再見して物語の記憶が新しいので、キャスティングがばっちりハマっててすごいというのが感想なん…

2024年6月号

・観た映画 「告白 コンフェッション」予想外にホラーだったので何度かビビったんだけどその割には冗長だった気がする(上映時間の割に時間を気にしてしまった)奈緒ちゃんのセリフが一言も音声になってなかったの贅沢だな。片方が片足を怪我してて、片方が…

2024年5月号

・読んだ本 三浦しをん「しんがりで寝ています」(35) 江戸川乱歩「悪霊」未完の原典を履修しました。なるほど、ここからのアレとはさすがの芦辺拓先生...!とさらに畏敬の念が深まる。原典だいじ。犯人が誰かということが分かっても、トリックに納得がいか…

2024年4月号

・Huluで見たもの ドラマ「MOZU Season1〜百舌の叫ぶ夜〜」「Season2〜幻の翼〜」「劇場版MOZU」ヒロミチャァァンンンンンン!!!!!!っていう感想しか覚えてないMOZUをコンプリート。宏美ちゃん怖かったょ...そうすけの足、ほっそ!長谷川博己まるで覚えてなかったん…

2024年3月号

・読んだ本 岡本好貴「帆船軍艦の殺人」(23)本ミス13位、文春17位。第三十三回鮎川哲也賞受賞作。カタカナの割にサクサク読めたのでちょっと自信持っちゃう。強制的に徴兵された水兵がそこまで過酷ではなさそうな環境だったのがサク読みの原因と思われる。…

2024年2月号

・読んだ本 町田そのこ「夜明けのはざま」(9)家族葬を営む葬儀場が舞台となる連作短編集。ひとの死が扱われているのでどうしても泣くしかない。わたしの涙腺を舐めないでほしい。凝り固まった家父長制度に囚われた価値観や、ジェンター間の埋まらない価値…

「罪と悪」

石田卓也くん出演映画を観ました。 久しぶりにスクリーンでみる彼の姿に感無量。高良健吾・大東駿介という同世代の役者たちとの並びはある種の感慨を持って多くの人に迎えられたとおもう。これが初監督作品だという齊藤監督がうらやましい。立派な名刺代わり…

2024年1月号

・観た映画 「PERFECT DAYS」今年の映画初め。これはプロの犯行によるルーティン動画だ、というのが第一印象で、ゆーちゅーぶで見るようなわざとらしさが少なくていつまでも見てられる映像だった。ところどころに引っかかるような違和感があって、姪や妹との…

2023年12月号

・読んだ本 五十嵐律人「法廷遊戯」(再)(89)映画を観たので再読。いろいろと改変された部分もわかってたのしかった。そうか、馨は便利屋に顔を見られたこともちゃんとわかってたのか。彼は死にたがってたのか。映画で無辜ゲームが開催されるのが洞窟なの…

2023年11月号

・読んだ本 市川憂人「ヴァンプドッグは叫ばない」(82)狂犬病の症状と吸血鬼。 夕木春央「十戒」(83)オチにたどりつくまでの過程がひたすらに退屈で、トリックとかもうどうでもいいわってきもちになってしまうの前作とおなじだった。会話文がひたすら退…

2023年10月号

・読んだ本 池井戸潤「ハヤブサ消防団」(72)いやなんでほんまにこのままドラマにせんかったんという素晴らしい原作でした。概ねテレビのキャストが脳内で自動でしゃべってくれるのでたすかったんだけど、省吾!省吾おまえ若者だしぜんぜん信者でも内通者で…

2023年9月号

・読んだ本 万城目学「八月の御所グラウンド」(61) 米澤穂信「不燃物」(62)血も涙もない(not湯川先生)葛警部はうっかりすると時々脳内にキムタクを降臨させるので困ったけど、上司としては慕われてないけど有能、っていうキャラクタおもしろかったです…

2023年8月号

・読んだ本 垣根涼介「極楽征夷大将軍」(51)第169回直木賞受賞作品。読了するのにめちゃくちゃ苦労した...室町幕府の祖、足利尊氏が実はわりとボンクラ(と見せかけての昼行燈とおもわせてやっぱりボンクラ)という設定はおもしろくて、クソミソに貶される…

2023年7月号

・読んだ本 柚木麻子「オール・ノット」(45)おもしろかった。この国の貧困に憤る。勤勉さは怒りの発露。まさにそう。これだけ真面目に生きて、これだけ真面目に勉強し、これだけ真面目に働いているのに、それでもわが生活楽にならざり。じっと手を見るだけ…

2023年6月号

・U-NEXTで見たドラマ・映画 「騙し絵の牙」 「怪獣倶楽部」17歳怪獣のエリート役の横浜流星くんがかわいくてメロメロになった。あの髪型が似合っててかわいいなんて横浜流星くんしか無理じゃない?なにあのまつ毛のバサバサ具合。喋ってることが早口のおた…

2023年5月号

・読んだ本 佐藤正午「月の満ち欠け」(33)映画の原作読みましたー。映画はちょっと屈託があって見られなかったので(脱参観日を画策してた頃)読了後だと、なるほどあの役を彼がーーーー(頭抱え)ってなって見たくなったのでまた見ますそのうちたぶんきっ…

「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」

完全にアウェーな参観日だったんだけど楽しめました! 冒頭から露伴先生がめんどくさそうな漫画家でヘブンズドアという特殊能力を持った異能の人間であることが滑らかに説明されて、その手厚さにおおおーと感嘆しているところへ蠱惑的な「黒い絵」が登場し、…

2023年4月号

・読んだ本 小川哲「君のクイズ」(25)ミステリランキング本を読もうキャンペーン。文春と本ミスにランクインしたやつ読みました。「地図と拳」とは全く違う作風で、とても興味深いミステリだった。クイズのお作法たのしい。最後にYouTube開設とオンライン…

2023年3月号

・観た映画 「 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」アカデミー賞界隈で話題だというので観たんだけど、わたしはゲラゲラ笑った派です。あのトロフィーが出てきた時点でこのフォルムぜったい下ネタなやつとおもたら案の定でお腹抱えて笑い…

「シン・仮面ライダー」

シンマンの時点で、あー、庵野監督のシンシリーズ飽きたかもしれん...(エヴァは見てない)っておもってたので出足が鈍ったんだけど、なんちゅうかやっぱり世の中は盛り上がってて、ここはミーハーとしてやっぱり乗るしかないこのビッグウェーブにと握り拳を…

2023年2月号

・読んだ本 小川哲「地図と拳」(10)第168回直木賞受賞作品。見事な鈍器っぷりに読書意欲をかきたてられました。つわものどもは夢のあとというラストシーンではその草深き廃墟にたたずむ二人を想って感慨深かったです。鈍器を制覇したという心地よさ。新し…

2023年1月号

・読んだ本 阿津川辰海「録音された誘拐」(1)キャラたちをすきになれなかったのが敗因です...探偵は無口な方が好みなのです... 中山七里「越境刑事」(2)国名も出してフィクションとしないところに感服した。戦争や虐殺が行われてることを知っているのに…

2022年12月号

月村了衛「十三夜の焔」(100)鬼平は出てくるわ遠山の金さんはでてくるわで時代劇スキーにはなかなかおもしろかったです。吉宗の名前もチラリと出てたし。終盤明らかになるまで長谷川平蔵が悪の位置にいたのがもどかしかったんだけど、やっぱり長谷川さまは…

2022年11月号

市川憂人「灰かぶりの夕海」(95)まんまとミスリードに騙された!くやしい!!マスクが外せなくて医療現場が破綻してるご時世とかそんなのコロナの世界だとおもうじゃないですか...そんなまさか富士山が噴火してそして収束してない世界だなんて思いもしない…

2022年10月号

・読んだ本 坂上泉「渚の螢火」(89)「インビジブル」に通じる今は存在しない昭和の時代の警察機構の話で、「インビジブル」と同様に設定を理解するのに時間がかかったんだけど、チームがチームとして機能し始めたころからは一気読み。誰が警察内のスパイな…

2022年9月号

・観た映画 「ブレット・トレイン」ブラピの新作映画観ましたー。なんでR15なのかなとかおもたらわりと死ぬシーンがグロくて、あ、そっちのR指定ね...ってなったんだけど、理由がエロなのかグロなのか書いといてほしい...グロ苦手なので...トンチキニッポン…

「HiGH& LOW THE WORST CROSS」(4回目)副音声コメンタリー

ザワクロ4回目はコメンタリー付きで観ましたー。 キャストは轟くんふじおちゃんつかぴ天下井の4人。天下井の抜けた三山凌輝くんがおもしろくてかわいくておもしろかったです。これはいい三山くん。キャラクタとのギャップがあるのがハイローの醍醐味だなあと…