茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

「シン・ゴジラ」

地上波初オンエアをリアタイしました。めっちゃ楽しかったです。

ほぼほぼ本編フルオンエアで神編集と評判高く伝説となったシンゴジ地上波初登場でしたが、そのわずかにカットされた部分が、わたしにとってはとってもたいせつなもので、わかってたしわかってたしわかってたけど、でも実際目の当たりにすると、こうやってなかったことにされちゃうんだなってものすごく心が痛くて、かなしくて、くやしくて、いっぱい泣きました。しんどかった。

それでも久しぶりのシンゴジの世界はやっぱり楽しかったです。いろんなジャンルのおたくたちが一堂に会してお互いの知識を惜しみなくさらけ出して存分に盛り上がることができたっていうのはほんとうにすばらしくて、いいコンテンツだったなーってしみじみとおもいました。わたしがこれを楽しめる人間でよかった。ラッキーだった。

どうしてもパトレイバー信者なので、音楽にしてもあの東京の下町を闊歩するゴジラの映像*1にしても、もちろんアクアラインとか方舟とかそういうのがいちいち「っぽい」なーってわくわくした。すべての原点はパトレイバーだとおもってる。

高橋一生くんは改めて見るとまだブレイク前(まさに前夜)だというのにとてもよい役だったなーという印象。そういえばヒロキ。というw前髪下ろしてると若く見えるね。世の中的には「ごめんなさい」というあのセリフが一番有名だけど、わたしのベストオブ安田はこれ。

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bunshun.jp

「MM9」がなかったらシンゴジはなかったっていう話がとっても興味深かった。あれもパトレイバーに通ずるものがあるよね。日常の中の非日常。いつもの風景に出現する特異なものに対してフラットに接するひとたちのおかしさ。

 

(追記)

今さらながらになんべんも見返して反芻してるんですけどこれずっと見てても少しも飽きないね・・・わたしべつにゴジラ好きでも鉄オタでも特撮オタでもないただの健全な茶の間なんですけど、映像から伝わってくる圧倒的な熱量がとってもすてきで、そのすてきな世界がうやらましくて、だからずっと眺めてたいんだとおもう。あくまでもわたしはこの世界を覗いてるだけの傍観者でしかなくて、この人たちが生きてる世界はわたしの住んでる世界とはべつものだってすごく思い知らされる。怒涛のような長セリフは書き出したくなるし、それを諳んじてみたくなる。一番泣けるのは、デッドラインぎりぎりでヤシオリ作戦が成功して、その陰で臨時総理大臣がずっとフランス大使に頭を下げえてくれてたっていう場面。頭を下げるという、仕事。すごいなぁ。

*1:わたしはtheMovieのあのおんぼろの扇風機をぶんぶん言わせる長屋の中でパソコンを駆使し、さらには外にロボットがいるっていう世界観が猛烈にだいすきで。