茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2017年月組ミュージック・パフォーマンス「MOON SKIP」

グラホの東宝楽映像を見た時にもずいぶん打ちのめされて、この最近の過去映像を見るという行為が酷く苦痛でなりません。なのでMP映像も、たのしみだけど、同時にとても怖くて、ためらいがちに再生ボタンを押したのですが。

お稽古場映像がましましになってて嬉しいけどアレだね、マリー先生が隠し玉だったんだよね。まさかお稽古場のマリー先生が見られるとは思わなくていやもうちょっとあのどうしていいのか、っていうかわたしマリー先生に対してはやっぱりまだちゃんと受け止め切れてないというかどうやって受け止めていいのか、いやもうこのまま受け止めることがないままなんじゃないかなって思考がぐるぐるぐちゃぐちゃなんだけど、男役道で言われてたほんのちょっとの女性性を混ぜることによる男役の色気というものが、こと女役をする上ではまったく参考にならないというか規定外というかつまりは男役であるのだなぁってことなんだとおもうから、だからたぶんわたしのこのきもちも正しいんだとおもいます。映像でもまとも顔が見られなくてふとももばかり見てやりすごした。わたしはあんなこと言わせたくなかったし聞きたくなかったんだよ。マリー先生にについて話がしたいからやっぱり久美子は後で体育館の裏に来て。久美子にはクールさんのことでも言いたいことがあるからすぐに帰れるとおもわないでほしい。

マイクスタンドを持つ手もおぼつかなくて瞬きも多くてその緊張が見てるほうにも伝わってくる序盤でしたが徐々にその世界観に引き込まれていったからさすがだとおもうしやっぱりこれはサヨナラショーだった。終盤に主題歌がリフレインされたけどその歌詞がどれもこれも胸に痛くて。あなたに出会えてよかったこんな月夜は。すてきな出会いさぼくらだけのひみつさ。覚えていて。忘れないで。月に帰そうとしまいとする三人からシルクハットを取り上げ、おもむろにかぶってそれから振り返りもせずに舞台の奥に消えていくのを見た時は心臓を鷲掴みされたように息が止まりそうになった。とんだ疑似体験だった。だまっていて、月の下であなたが見たものは。あの人はほんとうにまぼろしだったんだな、ってほんとに久美子・・・ちょっと肩、貸してくれるかな・・・さらには追い打ちをかけるジャンピングの歌詞。さあいまきみは時を越えて旅に出る。あからさまな予言にもう言葉も出なかった。でも覚悟はできた。

わかばがメモリーズで言われてたザ・娘役として卒業することができたっていうのは、彼女にもあてはまるなあとおもって、BADDYという異色の衝撃作ではあったけれどその中では終始一貫ザ・男役であったことはほんとにファンにとってはありがたくしあわせなことだったなあって。最後が久美子尽くしであったことについては久美子との話し合い次第だけど、彼女がまんなかに立ってパフォーマンスすることをしあわせだなぁっておもってる人たちだらけの会場はほんとうに夢と愛に満ち溢れていて、この世の生きとし生けるものすべてに感謝のきもちをささげたくなった。すばらしいパフォーマンスだった。

 

(追記)

MP音源をDLしました。視覚情報を排除すると聴覚が敏感になるのがよくわかる。音源で聞くマリー先生は、映像がないと少しは煩悩も減るみたいで純粋にマリー先生を受け止めることができたんじゃないかな☆ハァ"ァ"ァ"!?っていうマリー先生が心の底からたのしそうでほんとになによりだなって。オラオラなマリー先生はほぼオトコなんだけど、ねえ、ちょっと待って、今の「マリーがおしえてあげる」は聞いたことのない声色じゃない・・・?え、なにこのときめき・・・きゅん・・・やーだーーもーーーちょっとーーーーー!!!!!!ここだけ何回もリピっては転げまわってるんですけどーーーーー!!!!!!!!!・・・う・・・むねが・・・むねがくるし・・・い・・・超絶上からの「おしえてあげる」に加えて自分のことを「マリー」って言うんですよ・・・!マリー・・・!!!マリーが!おしえて!あげる!!!!!なにをーーーーーー!!!!!!!!(目眩)じぶんでじぶんのこと「マリー」って言っちゃうマリー先生めちゃめちゃハートにずっきゅんすぎてこれは恋かもしれないちょっと久美子こっちきて。熱く見つめて心をひらいて愛を伝えるの激しいまなざしで熱くとらえてからだひきよせ愛をつたえるのはげしい衝動で、ってねえちょっとマリー先生聞いてる!?!?(でんぱ

レミゼはやっぱり曲がどれも素敵でまだまだ歌ってほしい曲がある!広がる夢と期待。

そしてジャンピング!がやっぱりいい。とってもいい。伸びやかな歌声。光を信じ愛を信じ未来に祈る。目の前に広がる道はきっと明るい未来につながってるのだとそんな景色が見える。あなたの目の前には希望に満ちた世界が広がってる。わたしも未来に祈りたい。どうか。