・読んだ本
綿矢りさ「生のみ生のままで」上・下(33)(34)
真正面からのド百合。百合を書いていたものとしては見覚えのあるエピや言い回しがいっぱいあって身につまされるというかなんというか気恥ずかしかったです。女の人を好きにならなくてもいい、わたしのことを好きになってくれれば。おんなのひとは基本的におんなのひとがすきなんだと大人になるにつれてしみじみとおもいしる。
史実を知ってるとさらに楽しくラストシーンの行方にもピンとくるんだろうけどなんせ昭和史は苦手なんすよ・・・事件のモデルとかさっぱりわっかんねえっす・・・わたしが興味を持って知ってるのって三億円事件くらいかな。
米澤穂信「Iの悲劇」(36)
設定の勝利というミステリでした。最後、女性二人暮らしのカップルのエピソードが語られなかったのはあれはページ数が足りなかったのですか?え、何かの布石ですか?え、そこが一番肝心なところなのでは????って尻切れトンボ感が半端なかったです、よねぽんの描くゆりっぷるが読みたかったのに!!時効警察のせいだけど観山くんは吉岡里帆ちゃんのイメージでした。
貫井徳郎「罪と祈り」(37)
これまた昭和と平成のはざまの事件が描かれていて、その時代を確かに経験し、さらに平成の時代が終わり新しい天皇の即位の儀式が行われるというタイミングで読むと感慨深かったです。パレードは延期になりましたが、きっと同じような状況なはず。佐織はめちゃくちゃ土村芳ちゃんのイメージ。
有栖川有栖「カナダ金貨の謎」(38)
どうしてもドラマが受容できなくて悶々としてるんだけど、火村先生が高橋一生くんだったらしっくりくるかも・・・?とひらめきました。いやうそまだしっくりこない。
市川憂人「神とさざなみの密室」(39)
原田ひ香「おっぱいマンション改修争議」(40)
まんまとタイトルに釣られました・・・(不覚)マンション建て替えに反対するのはそこに死体を隠してるからに決まってんじゃんというミステリ脳でしたが全然そんなことはなかったです。
吉田修一「逃亡小説集」(41)
吉田修一「アンジュと頭獅王」(42)
東野圭吾「希望の糸」(43)
レズビアン死亡症候群か・・・とちょっとがっかり。レズビアンの恋人同士がお互い異性と結婚して、そして一方の旦那にバレて挙句に三人で無理心中とかなんだそれは・・・と白目むきました。映画「LOVE MY LIFE」での石田衣良の「パパはゲイでママはレズビアンだった。そしていちこを愛していた(めちゃくちゃうろ覚えのセリフ)」を思い出した。
湊かなえ「落日」(44)
宝塚ってフレーズが2、3回出てきて、あれ、湊さんてヅカファンだったかな?っておもったw
道尾秀介「カエルの小指」(45)
島本理生「夜はおしまい」(46)
とてもよかった。おとこのひとにきずつけられたひとたちがイエスに救いを求めるところの説得力というか、でもこのひとたちはきっと美人なんだろうなーってなんとなく僻んでしまうのは。
・「在庫に限りはありますが」
あっちゃん出演作品がNHKBSプレミアムにてオンエアされたものを録画したやつをようやく視聴しました。演出の加藤拓也氏はドラマ俺スカの脚本を書かれた人なのか、へー。若い作家さんですね。お芝居はなるほどセリフで進行して、ただその声が聞き取りにくくてそれは音響のせいなのか役者のせなのかはわからないけど、こういうセリフ劇でセリフが聞き取れないというのは致命的だなーって映像で見る限りはざんねんでした。終盤妻の浮気にキレて平手打ちをかましてフライパンをふりかざすあっちゃんの狂気が恐ろしかったです。そこからのハンバーグだからてっきり、ねwまんまと思うつぼでした。
・HiGH&LOW
「HiGH&LOW THE MOVIE」
「HiGH&LOW THE RED RAIN」
「HiGH&LOW THE MOVIE2/END OF SKY」
「HiGH&LOW THE MOVIE3/FINAL MISSION」
というわけでザワ見てからハイロー映画版を4本履修しました。なるほどなるほどなるほど!日向くんの言う「SWORDの祭りは達磨を通せよな」ってセリフ(4本中2本に出てきた)になるほど~ってなったし、コブラちゃんにバイク何がいいかなって相談してとりあえず免許取れ話はそれからだって言われてしょんぼりする村山くん見てなるほどなるほどこれがザワのあのコブラちゃんに電話かけて「ちげーわ、バイクの話じゃねえわ」につながるのかと合点がいったりとか、あとあのチャッチャラー♪ズンズンチャッチャズンズンチャッチャっていう音楽がまさかの鬼邪高(村山くん?)のテーマソングだとはおもわなくてwあれが流れてくるたびに登場するダンプにめちゃくちゃ盛り上がりました!コブラちゃんのことだいすきで山王に入れてほしくて指くわえてる村山くんの姿はおもってた村山くんの姿とは違っていて、そこのあたりはやっぱりドラマを見なくちゃいけないのかなーっておもいながらもとりあえずはここでハイロー終了です。たぶん。ハイローの世界は思ってたよりも怖いエグザイルの世界でこのわたしですら知ってる顔がバンバン出てくるからどうしてもその感はぬぐえなくて、その分非LDHのひとたちの存在が大きかったなー。林遣都くんとか中村蒼くんとか窪田正孝くんとかあとゆうやんとか遠藤要くんとか見かけてうれしかったです。たのしかった。もしかして村を焼かれた窪田正孝くんってこれが元ネタなのかな?ザワがエグザイル怖い系のわたしみたいなのに受けたのは一見してLDHだってわからなかったのが奏功したのなっておもったけど、でもここまでLDH色全開なのにたのしめたのはもちろんザワの下地があったせいもあるけど、LDHに対する偏見があるからこその距離感がうまく作用したんじゃないかって言われてるのを見てめちゃくちゃ腑に落ちました。
轟くんがハイローの住人ではなくクローズの住人だから、という説はよくわかんないけどなんとなく腑に落ちた。少なくともハイローの住人じゃないという点において納得した。そう、あの「キドラ?なんだそれ」っていうセリフがほんとに轟くんをドンピシャに表してたんだなーってしみじみ思いだしてみてもおかしいかわいい。ハイローシリーズというにはザワはあまりにも異色だったんだなって改めておもったので早くもう一度映像が見たいです。円盤はよ。