茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

欅坂46脱退

ゆりなちゃんが泣いてたことがとてもショックだった。泣いてたんだよ。あの子が、泣いてたんだよ。それでもけなげにまた来月、明るくお会いしましょうって言ったんだよ。その言葉が出るまでのたくさんの想いがつまった無音の時間が無限におもえるほどで、そこから出てきたことばに泣くしかなくて、わたしのすきな子がこんな風に一生懸命言葉を紡いで、涙声になりながらもまた会おうって言ってくれたことがとっても哀しかったんだよ。脱退の話は今はしたくない。したくないって言うゆりなちゃんはとてもらしくて、らしさっていったいなあにってその目で問われると何も言えなくなるけど、でもみんなが望んでることはちゃんとわかっていて、その期待に応えられないことにまた何か思って、でも今は話したくないって頑なさを見せるゆりなちゃんに、何かわたしを満たしてくれるような言葉をくれるんじゃないかなって期待を裏切られたことにビックリして、でも、うん、上手に言葉が出てこないんだけど、でも別にゆりなちゃんがわたしの勝手な期待を裏切ってもでもそんなことぜんぜんよくって、むしろそのビックリ箱なところがおもしろくって、次は何が出てくるんだろうってわくわくさせてくれるからやっぱりわたしはゆりなちゃんがすきだよ。ただ「卒業」ではなく「脱退」という言葉にビックリしただけ。あんまりにもあんまりな発表に、もうゆりなちゃんがこの世から消えてしまうんじゃないかっていうくらいの絶望を覚えてから、そうではないことがわかってホッとしたよ。また来月も会える。明るく。楽しく。恋は電波に乗って。肩書きとかどうでもいい。きみが存在していてくれれば。それまでの一か月は、わたしにとっても大きな宿題を背負う一か月になるのかな。心の折り合いをつける。そのための一か月。優しい猶予。言葉はくれないけど、でもそれ以上のものをわたしたちはたくさんたくさんもらったから。ありがとう。おつかれさま。それからもう泣かないで。きみが泣かないでいい世界でありますように。ずっと祈ってる。