茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

「るろうに剣心 最終章 The Beginning」

張り切って観てきましたー。

やっと高橋一生くん登場したよ!待ってたよ!

一番びっくりだったのは、桂小五郎と恋仲っぽいおたふくお化けみたいな(ごめんて)お化粧の女の子が堀田真由ちゃんだったことです!ぜんぜん気づかなかった!!あとラスボスが北村一輝だったんだけど、声がぜんぜん違ってて、これはほんとに北村一輝...?って何度も首をかしげた。顔は完全に北村一輝だったんだけど、役者さんてすごいね、ってエンドクレジットで名前を確認してしみじみおもった。そういえば映画全5作通して登場してるのって剣心以外では斉藤さんくらい?(通りすがりなので思い違いだったらゆるしてほしい)そりゃクレジットがトメなのも納得だわ~~。新選組のお衣装も、警官の制服もよく似合っててかっこよかったです。

のっけからスプラッタシーンてんこもりで、わたしグロは苦手なんだ...って何度か目を覆いました。耳を引きちぎるとかそんなウソでしょーっておもいながら目をふさいだ。グロは無理なの...剣心の「狂気」を伝えるには十分だったけど、日本刀を口にくわえたまま人を斬るとかはちょっと無理ゲーすぎない???アクション監督さんがインタビューで「許される範囲のフィクションとして」設定したって言われてて、嘘やんっておもったけど、まあ少年漫画だしな、ってるろ剣を見るときの心得を思い出せば無問題。チャンバラ映像で血しぶきが出ないのってわたしに優しかったんだなーって改めておもった。ありがとういつもの時代劇。

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剣心と巴のラブストーリーだったんだけど、前回わたしはWikipedia先生から、結婚した時の剣心は16歳だと教えてもらったので、なるほど、これが16歳、とおもいながらにやにやしてました。そりゃ初めての恋でしょうよ。偽装夫婦じゃなくてちゃんとした夫婦になりたいとか口数の少ない剣心がちゃんと言えたのえらい!花丸!!って感じで客席でにやにやしました。いやあ、にやにやしましたよね。だからこそ実は巴が自分の事を憎んでいるスパイだと知った時の絶望たるや、想像するに堪えず胸が痛かったです。巴とともに願った新しい世界では絶対に人を斬らない、という剣心の覚悟が最後にしてせまってくるのは圧巻でした。なるほどビギニング。ここから始まるのだ。長い長い物語の最後にその「始まり」を見せられることの意味。中の人に思い入れがあるのがとても伝わってきました。

さて高橋一生くんですけどあんまり印象に残っていなくて(だいふくお化けの堀田真由ちゃんにぜんぶ持ってかれた)これは由々しき問題...!と鞘を抜きかけたんですけど、たぶんわたしが史実をまるでわかっていなくて桂小五郎という人物についての造詣もなく、そのせいで感情が動かなかったのかなーとはおもう。映画の中での彼はなにも為しえてなくて、ただ逃げ隠れしてるだけのどこかかっこわるいキャラクタだった。印象的だったのは、高杉晋作に言われる「一人の若者の人生を台無しにするのだから、自分は倒幕祭りのきれいな神輿であることを貫け」というセリフで、彼は「きれいな神輿」であり続けるためにも雌伏の時を耐えていたのかな。どうかな。知らんけど。安藤政信くんが美しすぎてこれぞ少年漫画の歴史上実在人物キャラクタ...!と興奮しました。桂小五郎も、もっとこう、少年漫画っぽいアイテムがあればよかったのかなー。