茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2022年1月号

・読んだ本

真保裕一「真・慶安太平記」(1)
作家生活30年記念書き下ろし。歴史ミステリーというとよねぽんの「黒牢城」が記憶に新しいけど、いかんせん日本史に疎すぎてなにひとつピンとこないの真保さんにもうしわけない...慶安太平記という言葉すら寡聞にして存じ上げずまじでもうしわけない...でもまあ忠長が実は生きてるんじゃないかっていうのは感づいてたので由比正雪がそうなんじゃないかと分かった時のカタルシスは堪能できました。

佐藤究「テスカトリポカ」(2)
早ミス2位、文春2位、このミス2位、第34回山本周五郎賞受賞、第165回直木賞受賞という超話題の作品を読みました。カタカナは苦手だとあれほど...と膝をつきましたがなんとか読了。ミステリとは???????????というのが感想です。本ミスにランクインしてなかったのが良心。ミステリとカテゴライズされてから読んだので肩透かしがひどかったです。ミステリランキングの上位にランキングされるという罠だったのかもしれない。ミステリというカテゴリがなければもっと楽しめたかもしれないけど、そうでなければ出会わなかった本かもしれないなー。

三崎亜記「博多さっぱそうらん記」(3)
こないだ福岡に行ったところなのでちょっとは地名が分かるー!と楽しかったです。三崎さん福岡の方なんですね。方言たのしい。博多で起きた不思議なことはぜんぶ博多と福岡の対決のせいだったんだーというどこかまきめさんみのある設定。博多の街ではごみ収集が夜だとか知らんかったw

小泉喜美子「弁護側の証人」(4)
伝説のミステリを読みました。なるほど。古き時代の文章に淫したし、第十一章で被告席にいる人物が誰なのかわかった時には慌てて最初のページに戻ったし、わたしが何かを読み違えてたのかなっておもったけどやっぱりそういう「仕組み」のトリックだったのだとわかってよかったです。ちゃんと思う壺にはまって楽しかった。いつ流産したのかな。

中山七里「嗤う淑女」(5)
中山七里「ふたたび嗤う淑女」(6)
どこか痛快になってしまうの怖いけどおもしろかった。

近藤史恵「おはようおかえり」(7)
出てきた手紙ですわ未必の故意か!?ってドキドキしたけど実はぜんぜんそんなことなくてなんかじいちゃんとすごい年下の愛人の純愛みたいな結末になってたのほんとにそれでいいの...?って納得いかなかったです!!おばあちゃん、本当にかえしてほしかった手紙、返してもらえないままだったけどそれでよかったのかな...浮気も隠し子もほんとにあったことが悲しい。おばあちゃん強い。じいちゃん許さん。

辻村深月「闇祓」(8)
怖かった。闇を祓う人というオカルト要素がなくてもきっと成り立つであろうところがこわい。

柚木麻子「らんたん」(9)
渾身の女子大河小説と銘打たれたのもむべなるかな、バイタリティにあふれた女性のパワフルな一生に圧倒されました。でもこの冠につく「女子」の文字に河井先生はお怒りになられるんじゃないかしら。女子に教育は必要ないといわれた時代の名残がまだまだ残る時代を生きるわたしはあんまりにも無気力だなーとおのれのふがいなさにもうしわけなくなる。

 

・観た映画

「コンフィデンスマンJP英雄編」
騙されないんだから...!って思いながら観てるひとたちを楽しませるってめちゃくちゃハードル高いですよね!っておもいました。後半のネタばらしがサビだとわかってるのでそれまでのエピソードにどれだけ観てる人を惹きつけられるかがキモだとおもうんだけど、それがちょっと弱かったような気がするな。だってこれもどうせ嘘なんでしょって想いながら観てるんだもん、しゃーなしやで。ジェシーとスタァの名前も出てきて、ああ、まだこの世界にふたりはいるんだなってしんみりしたけど、ふたりも出てます!って釣られたファンにとってはむごいことなのかもしれない。わたしはファンではないので。2.5の舞台ってことで出てきたのが鳥獣戯画ってところが肩透かしだったかな。いやいやいや、2.5て。みたいな。すっかりお仲間になった赤星さんラブい。新しいキャラクタも出てきたのでまだまだこの世界を見せてもらえるのかなーってワクワクするけど同時にこの高まりまくったハードルを次はどうやって超えてくるのかなってドキドキしてる。今回は三人のバトルという体が新鮮だったんだとおもう。誰が騙されて誰が騙していたのか、それを知ってからもう一度観たくなる。そう考えると冒頭の誘拐事件解決シーンは誰に見せたパフォーマンスだったのか。ちょっとわかんないな。

「真夜中乙女戦争」
れんれん主演映画観ましたー。乙女と言えばもりみーがよぎる体質なのでなんか古都を闊歩する魑魅魍魎と真夜中に戦うお話(ほんのりまきめさんも混じってる)なのかなーとか一瞬おもったんだけどまあぜんぜん違ったよね。っていうかまず乙女の定義から説明してもらってもいいですか??

真夜中を愛する者は乙女である。
真夜中を憎む者もまた乙女である。
乙女は女だけではない。
男だって乙女である。

愛する者は乙女だ。
愛する者、愛されない者も。
愛さない者も、乙女であろう。

乙女とは?????観る人を選ぶし、刺さる人には刺さるんだとおもう。わかる。わかるで。わたしにも大学生だった時はあったので。淋しさと戦ってた日々だったことをうっすら覚えてるくらいの過去の話なので、それ以上に楽しかった想い出しか覚えてない。思い出したくないことを忘れたことにするのは得意技なので。全編を漂う今の若者の厭世観が切なすぎた。みんな病んでるし、みんなお金ないし。っていう先輩の言葉がまさにそういうことなんだよなって。これが刺さる人に向けては確かに「死なないでいてくれたらそれだけでいい」というメッセージはだいじなのかもしれない。ところで映画「ファイト・クラブ」へのアンサーソングだと聞いたんですけど、あのブラピの映画ですか?もちろん見たことあるんだけどもちろん内容なんて覚えてなくて、つまり黒服さんは彼のオルターエゴですって...!?とめちゃくちゃ世界がひっくり返りました。どひゃー。その場合一番気になるのは軍資金が実際はどこから出てたかってことかな。あと、結局彼は一人だったってわかってしまうのがかなしい。最後のキスシーンはあざといなーってわらってしまってすまない、だって唐突だったんだもの。だいたいれんれん(の役)は陰キャのくせに(くせに)オシャレなのが納得いかないです。一番好きなコーデはかくれんぼしてた時のボーダーのやつ。かわいい。顔がすき。シルエットになる横顔がとってもきれいだった。そうそう、東京の街が爆発するCGがとてもきれいで、CGェ...ってならなかったのすごい。恋愛シーンはわたしにはたいくつだった。

 

・テレビで観た映画

海賊とよばれた男
鈴木亮平くんが出てる映画を再見しました。きみこんなところにおったんか...とまたもや膝をつきました。じゅんぴーと鈴木亮平くんといえばこないだの「燃えよ剣」コンビではないですか!英語話す鈴木亮平くんときめき...(チョロオブチョロい)

「22年目の告白」
野村周平くんが藤原竜也になるのがめちゃくちゃおもしろかったです。

 

・THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「MY PRAYER」/THE FIRST TAKE

www.youtube.com

スリボのTFT配信リアタイしたのめちゃくちゃ盛り上がったーー!

 

・THE RAMPAGE 4th Album「RAY OF LIGHT」

www.youtube.com

ここのところずっと凪の状態がつづいてて今回のアルバムもパスかなーっておもってたところに出たこのアルバムリード曲がべらぼうにカッコよかったのでアルバム買いました!でもやっぱりときめきは持続せず、ドーム映像もまだ途中までしか観られてない...こんな自分がさびしくてかなしいです。誰か問答無用でわたしの心を奪っていってくれないかな。ああ、恋がしたいよ、周りが見えなくなるくらいの心ときめく恋がしたいよーー。