茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2022年4月号

・読んだ本

桃野雑派「老虎残夢」(32)
第六十七回江戸川乱歩賞を受賞作にしてデビュー作。百合部分は好みではなかったけど(未成年の百合には心惹かれないので)閉ざされた山荘での密室殺人という設定で、足跡をつけることのない能力を持った人が出てくるのが発明だとおもう。

まさきとしか「彼女が最後に見たものは」(33)
インスタに執着するひとたちをディスってるのおもしろかったwさいきんは若い刑事が出てくるとどうしても落合(「真犯人フラグ」吉田健吾くん)が浮かんできてこまる。

誉田哲也アクトレス」(34)
シリーズ2作目なの知らずに読んだのでキャラ相関図を把握するのにちょっと時間がかかった。前作をもとに欅ちゃん出演ドラマが作られたとかも知らんかったー。

一穂ミチ「砂嵐に星屑」(35)

田臥竜「ムショぼけ」(36)
なんだかんだ言いつつ家族とか仲間とかに恵まれてハッピーなムショぼけライフを送ってるドラマがすきだったんだけど、実はそれは宗助の小説内の出来事で彼の願望でしかなくて実はそばにいてくれるのは母親だけっていうその現実がとても切なくて哀しくてしんどかった。ドラマでリサが亡くなった時はめちゃくちゃビックリしたんだけど、それも彼の小説としてのトピックでしかなかったのかなそれともほんとうにリサは存在して、リサは自殺してしまったのかな。つらいな。

降田天「朝と夕の犯罪」(37)
初読み作家さん。出てくる犯罪がどれもこれも惨いんだけど、彼女はなんで二人目を産もうとしたのか、いやまあそもそも一人目も納得いかないんだけど、やっぱり産んではいけない時ってあるんだとおもうよ。納得いかないんだけど、でも実際酷い目に遭ってるこどもたちの加害者もきっとこんなふうにわたしの納得のいく動機なんて持ち合わせてないんだろうなってさらにため息が深くなった。

中山七里「護られなかった者たちへ」(38)
映画の原作読みましたー。映画未見。読了後に映画のキャストを調べたんだけど、かんちゃんの性別が変わってたことがショック。そういうとこだってばよ。確かに若い女の子が出てこない作品だったけどさー、そういう「華」ってどうしても必要なの?????って映画を見る前からネガな感情でいっぱいになってしまったので、映画観て、映画もいいじゃん...?って言わせてほしい。何事も、制度を悪用する人たちのせいで、本当にその制度を必要としている人が苦しむことになる世界がもどかしくてしょうがないです。

近藤史恵「シャルロットのアルバイト」(39)
犬飼いのお話よくわかる~~うちも犬が来てから家族全員での旅行には行ってないなー。中型犬でもうすぐ9歳になるんだけどどうか元気でいてほしい。かわいーよ☆世の中のすべての犬が健やかでしあわせでありますように。

西澤保彦「パラレル・フィクショナル」(40)
相関図がなかなか覚えられなくてめちゃくちゃ苦労した><><入れ子構造の予知夢のあっと驚く(べき)オチもその人間関係の把握できなさすぎるせいであっと驚けなかった。これは映像でないと誰が誰なんだかわかんないってばよ。西澤さんにしては倫理がふつう。ごはんとお酒がおいしそうなのがやっぱり西澤さん。

藤岡みなみ「ふやすミニマリスト」(41)
埴輪が出てきた時にめちゃくちゃ笑ったwwwwwww自分にとってなにがだいじなのかがわかる経験というのは羨ましいけど、やっぱりわたしはミニマリストにはなれないなーという想いが募る。何が自分にとってだいじなのかはわかっていたいとはおもう。断捨離ではなく、終活として紙の日記帳(50冊弱)は処分した。見られたくない手紙とかも処分しようとおもう。手帳もか。

砂川文次「ブラックボックス」(42)
第166回芥川賞受賞作。難しー。生き難いひとのことを考えると社会は優しく易しくないなーとおもうけど、万人にイージーな社会というのは存在し得るんだろうか。わたしにとっては社会はこの人ほど難しくはないかな。

逸木裕「五つの季節に探偵は」(43)
初読み作家さん。最終編のみどりさんだけそれまでのみどりさんと違ってキャラ変した???っていうか誰と結婚したの??森田さんて誰??????飄々とした(イメージ)のお父さんはご健在なの??子ども産んで丸くなったのかなあ。

瀬尾まいこ「夏の体温」(44)
瀬尾さんの作品はほんとにやさしいなあ、ってその器の大きさに毎回感動する。中学国語教科書に所収されてた作品もあって、ええええ、瀬尾さんの作品が教科書で読めるんだ!ってビックリした。3編とも、ともだちをつくるという話だったな。極悪人の倉橋くんがとってもいい人なので(いい人なので)(まあ借りパクしたり友達の彼女と事に及んだりするけど)よいキャスティングを誰か考えてほしい。わたしは葉山奨之くんがいいかな、もしくは佐野勇斗くん。鎌倉殿見てるので中川大志くん推したいんだけど彼はもっとこうクレバーでクールでストイックな感じがするから(鎌倉殿の中川大志くんめちゃくちゃ素敵なので)ちょっと違うかな。

 

・観た映画

「女子高生に殺されたい」
田中圭ちゃんがこんなタイトルの映画に出るという情報だけで観ましたー。いやこれはタイトル詐欺では???という最大の賛辞を贈りたい。このタイトルだけでめちゃくちゃ損してるとおもう。いや、確かに女子高生に殺されたい田中圭ちゃんが出てくるんだけどさ、でもさ、違うじゃん!!みたいな(違わないけど)スーツ着て眼鏡かけた田中圭ちゃんこのみのタイプすぎて出てくるだけでメロメロになったのでやっぱりすきぴのパワーすごい。すき。幼気な女子高生の膝に自分の膝をくっつけるなんてそんなん恋に落ちるにきまってるやん??はぁ???????って逆ギレしたわ...自分のことを好きにさせる作戦があちこちで展開されていくんだけどそんなんすきになってまうやろーーー!!!!!でしかなくてキュン死にするしかなかった。墓が立った。オートアサシノフィリアという「人に殺されることに性的興奮を覚える人」という存在をただの「変態」として嗤うことは避けたいなとおもった。みんな朝井リョウくんの「正欲」読んだでしょ?他人の「好きなこと」を嗤ってはいけない。但し他人に迷惑をかけない限り。一応田中圭ちゃんも配慮して念入りに計画を立ててるわけだし、そこは認めてあげてもいいんじゃないかなーとはおもうんだけど、成功しても失敗してもかかわった少年少女たちの心に大きな影響を与えることは必至なので(映画もPG12だし)やっぱりそこは「完全犯罪」とは言えないかな。誰がキャサリンかというフーダニットも楽しかったし、これだけ殺してほしそうにしてるんだからいっそキャサリンひとおもいに頼むよってなるよね。大島優子ちゃんとの並びがタラレバ娘だったのうれしいし(いやクズ井さんのことはゆるさない)ふつうにしあわせになってほしいけどその「ふつう」をイチミリも望んでないひとたちにとっては余計なお世話でしかないのほんとにもどかしくてかなしい。

「とんび」
涙腺の緩さには自信があるので客席でタオルを握りしめて嗚咽をこらえるのがしんどかったです。いくら不器用だからってあんな旦那・お父さんはいやだ...という感想なんだけど、まあわたしも昭和の女だしなとあきらめた。

 

・観たドラマ

「雪国 -SNOW COUNTRY-」

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途中からこれは百合なのでは?とひらめいたんだけどやっぱり百合だったと余韻にひたった。駒子の背負ってる荷物。捨てることのできない荷物。男を媒介としてつながるふたり。ヒリヒリとしたいい百合でした。その分、男に対しての嫌悪感が募って、主に高橋一生くん演じる島村の、何不自由なく暮らしてるがゆえに厭世観に苛まれる「贅沢」な男の傲慢さに我慢がならなかったです。彼に嗤われるのが我慢ならない駒子のきもちが痛いほどにわかって切なかった。何度も身を売った女の「びんぼうはいやだ」という叫び。傲慢な男は外側からその景色を眺めて、ただ耳ざわりのいい言葉で物語を紡ぐだけ。この世界にお前は必要ないと言われてる声を聞こえないふりをして厚かましいにもほどがある。時代だったと言えばそうなんだろうけど、そう遠い昔のことではない物語を他人事だとおもえない人と、ガラスの向こうから薄ら笑いを浮かべて他人事だと物語を消費する人のその違いを分からない人が書いたんだなと、偏見に満ち溢れていることは自覚してるけれどもわたしがこの時代の文豪たちの作品を忌避するのはきっとそのせい。

 

・観たいやつ

映画「貞子DX」
わたしのかずまの外部作品やっとキターーーーー\(^o^)/めちゃくちゃうれしーーーーー!!!っておもたらわたしの苦手なホラー...うん...かずまのお芝居はめちゃくちゃ楽しみだし、自称占い師とかなんだそれ(轟くんボイス)だし、おリボンのついたお洋服着てる前田王司くんおもしろすぎるから頑張って映画館に観に行くね!!

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