・読んだ本
伊坂幸太郎「マイクロスパイ・アンサンブル」(65)
なんだか物足りないなーとおもたのはイベント企画ありきの作品だからかなっていうのは後付けですかね。
宇佐見りん「くるまの娘」(66)
なかなかしんどい読書体験だったけど、終盤の父親のアルバムだけがなかったというくだりで声が出た。ああ、そうか。しんどい。
加納朋子「空をこえて七星のかなた」(67)
まさかのママが宇宙飛行士になっちゃうスケールのデカい短編連作集でした。いやまさかまさか、ママの不在がそんな、NASAに行っちゃっただなんて。美人で医師で宇宙飛行士とかめちゃくちゃすぎるスペックでwおもしろかったですwww出てくるキャラクタが誰なのかを一致させることにちょっと手間取ったんだけど、えっと、火浦先生はコータでいいの?パパはいとこのお兄ちゃんなんだよね????
柚木麻子「ついでにジェントルマン」(68)
分かるし刺さるしおもしろい。女性だけの世界を心配するふりをしてずけずけと土足で踏み込もうとしてくる女性ではない人たちがどうかいなくなりますように。
福田和代「スパイコードW」(69)
初読み作家さんだった。コロナの時代のスパイ小説読みやすくていいエンタメでした。
中山可穂「ダンシング玉入れ」(70)
ヅカオタによるヅカオタのための殺し屋小説でしたが、わりとじゃんじゃん人が死んでいくので恐ろしかったです。ひかるなのにみつる、かずやなのにあきらってなんだよってめちゃくちゃですよねwwwwwwwって笑い転げたし、ここはフィクションではないwwwwwっていうか、え、あと2年でもう大運動会が開催されるの??懐かしいな、パックの扮装したひとたちであふれてた大阪城ホール...(行ってない)わたしの推しさんが2大会連続でリレーに出た話する?
万城目学「万感のおもい」(71)
お母さまが発案された「エグザイルみたい」な戒名がどんなものだったかがめちゃくちゃ気になる。なんだろうエグザイルみたいな漢字の並びって...(エグザイルに疎いので
櫛木理宇「死刑にいたる病」(72)
映画の原作読みました。映画は未見。なるほど周りの人間を真綿で首を絞めるかのように巻き込んでいくサイコパスめちゃくちゃ怖い。
村田沙耶香「コンビニ人間」(73)
2016年芥川賞受賞作品読みました。上手に生きてるなーって感心したのでどうか誰も彼女の邪魔をしないであげてほしい。ちゃんと他者を模倣しておけば「ふつう」に擬態できるってわかっててなおかつそれを会得するのってなかなか高度な技なのでは。
村田沙耶香「信仰」(74)
このタイミング*1で読むことに運命を感じた。小説との出会いは時々そういうことがあるよね。ショートショートはだいすきなんだけど、不穏というかわたしの想定するショートショート*2をもっと生臭くした感じ。クローン家電のエピソードのオチのなさが底抜けに恐ろしくて、いったい5人の間でなにがあったんですか!!って詰め寄りたいです。作家はずるい。
青柳碧人「ナゾトキ・ジパング」(75)
すき焼きが食べたくなったのですき焼きを食べますね。そしてわたしも京都に行きたい!旅がしたい!!(という話ではない)(こともない)あと大学生たのしそうでほんとに大学生にしかできない贅沢な時間というものを存分に味わってほしい(とおもうけどこのコロナのご時世だとそれも無理なはなしで、すでにこれはもう前世紀の時代の昔話なのかなって切なくなる)
・観た映画
「バズ・ライトイヤー」
鈴木亮平くんの吹替版を観ましたー。いや、すばらしかったですね。誰かと比べるわけじゃないんだけど、なんの違和感もなくて最初こそ、わ、鈴木亮平くんだ~~ってほわほわしてたけど、途中からは鈴木亮平くんの存在感がなくなってた。そこにはバズがいた。トイ・ストーリーに何の思い入れもなくて、たぶん無印しか見たことないんだけど、それがどういう影響を与えるのかはわかんないけどでも素直にバズの人生を賭した生き様に引き込まれた。おもしろかった。戦ってた相手が未来の自分というのは闇すぎるけどこれは本家でも言及されてることなのかな、あの終わり方は、ん???ってなったので。あと今田美桜ちゃんがとってもよかったー!前日に金ローで時かけ見てたせいじゃないんだけど、あれ、仲里依紗ちゃんかな?って何回かおもったんだけど似てたよね???時かけの仲里依紗ちゃんめちゃくちゃすきなので。
「今夜、ロマンス劇場で」
宝塚歌劇団で上演されたやつ!という惹句がついてたのでテレビで放送されたやつを録画視聴しましたー。月組さんでやったやつかーと思いながらみてたんだけど、北村一輝の役がちなっちゃんだと知って額を打ったね。そんなん反則やろー。モノクロとカラーの世界がどんな風に舞台では表現されていたのかがすごく気になるからこれもテレビで放送されるの楽しみに待ってる。綾瀬はるかめちゃくちゃ美人だったし坂口健太郎くんの健気さにときめいたし最後まで一緒にいられた二人の恋に泣いちゃったわよ。っていうかこれはあれだろ「わたしを見つけてくれてありがとう」っていう全おたくの報われた想いがキモなんでしょ知ってる。出てくるひとたちがみんないいひとだったのもとてもよかったけど、これはタカラヅカでやるには役が足りない??っておもたら三番手役が舞台オリジナルだと知ってなるほど。っていうかれんこんちゃんの役が狸なのすごくない?っていうかそれ見たい!!!!
「ザ・ボディガード」
テレビでオンエアされてたやつを録画視聴。懐かしのケヴィン・コスナーのやつだとおもったらぜんぜん違っててwうそやんwwwって笑いながら見ました。おもしろかったです。あの邪険にされてた犬は娘ちゃんの飼い犬だったのかな。だいじにされてない犬を見るのはつらかったです。ところでわたしのケヴィンのボディガード、VHS()でしか持ってないのでテレビでまたやってくれないかな。VHSの再生機は持ってるけどそこにたどり着くまでがめんどくさいしレンタルするほどじゃないし配信買うほどじゃないし(*3