茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

HiGH&LOW THE WORST CROSS(2回目)

まあ一回目観てからずっとつかぴのことしか考えられなくて、うそでしょ、わたし、司の女になったの...?って戦いてました。まさかそんな。

ふじおちゃんは悪い子じゃないんだけど自分のことしか考えてない節があって、つかぴが言うように村山さんがいなくなってしまった後の鬼邪高はよそから狙われる立場となってるのにそんなことには想いが及ばず、ただ自分の興味のあることに突っ走ってしまって、結果自分のだいじな人たちを危険な目にあわせてるわけですよ。鬼邪高の行く末を案じてるのはつかぴと轟くんだけだった。その点においてふたりは同志であり、鬼邪高の誇るナンバーツーの二人なんですよ。ナンバーツーが二人いるっていうのが鬼邪高の強みなんじゃないかな。話の通じるふたりの関係性も趣が深い。よき。で、そこにあぐらをかいて自由気ままに青春を謳歌していたふじおちゃんが、そのあまあまなあまちゃんっぷりを自覚する時が、この物語のターニングポイントとなったんですよね。折しもそれは歪な主従関係でわたしたちを翻弄した瀬ノ門の紅きふたりの行く末と同じで、ザワでは無邪気で能天気なふじおちゃんでいられたのが、今回はそうもいかなくて、強さとは、テッペンとは、って思い悩むことになったのが実におもしろかったです。ただ強いやつと喧嘩して、誰が一番強いのか決めればいーじゃんってニコニコ言ってたふじおちゃんは、わたしはだいすきだけど、でもこのハイローという世界においてはそれだけじゃだめなんだよ。ふじおちゃんがふじおちゃんでいられたのは、つかぴがいろんな面において根回ししてくれてたおかげなんだよ。鬼邪高は、つかぴでもってたようなもんなんだよ。そして轟くん。ザワでの轟くんは、辻芝以外の人間からは理解されずにいてそのことを苦にしてなかったけど、ふじおちゃんに出会ってしまった彼は、彼の影響を大いに受け、でもまだそのことに慣れなくて、勝手に傷ついてしまう。不器用なひと。自分のせいで辻芝が風神雷神にやられたと知った轟くんは般若の形相でその敵を討ち、三校連合の一角を崩すことに成功するんだけど、それを告げた時にふじおちゃんが頭を下げたことに酷くショックを受けるのだ。おれはもう用済みなのか。あのセリフは衝撃だった。え、なんでそんなふうにおもうの???轟くんを傷つけるためだけの嫌な演出だなーーーっておもったけど、あそこで轟くんを傷つけるひつようなんて、あった???鳳仙に頭を下げたっていうふじおの決意を伝えたかったんだろうけど、ザワ序盤の誰も轟くんを支持しない、誰も轟くんの言うことを聞かない(辻芝を除く)っていう風景が頭をよぎってとってもつらかった(わたしが)鳳仙の約束をとりつけたふじおちゃんの余裕が憎たらしいほどに。だいじょうぶ、鳳仙が味方になってくれるから、ってそう言えばいいのにふじおちゃんのいけず。やれやれうちのアタマってもうマジでなんでほんまに、ってつかぴと轟くんのふたりでため息ついて肩すくめててほしい。ところでつかぴが轟くんと小田島くんの仲良しっぷりを目の当たりにするシーン、めちゃくちゃすきなんですけど、あの力の入ってないほくちゃまのお芝居が出色だなっておもってる。もちろん囚われ時のあの「あいつらは助けになんて来ねえよ。おまえらをぶっ殺しにくるんだよ」はさいこうに痺れたし、あれのせいで今もつかぴに囚われてる。すき。

で、うちのンペちゃんですけどね、いっちゃんとかまこつとか陣さんが出てくるたびに、うひゃ~~うちのンペちゃん最の高では????????って鼻息荒くしたんだけど、うちのいっちゃんがうちのふじおちゃんに卑劣なことをするもんだから感情がバグってしょうがなかったです。うちのいっちゃんのことを「は虫類」*1とか言うのハァアアア???ってなったけど清々しいほどの卑劣っぷりといっちゃん楽しそうだなーって感想で帳消しです。ゆるす。ンペちゃん同士の喧嘩シーンってこれくらいしかなかったよね。*2うちの辻芝ちゃんとうちの陣さんがっていうバグもあった。見たかった。うちのまこつの喧嘩シーンが冒頭のアレしかなかったのもざんねんだったな。彼は冷静で、三校連合もくだらないっておもってて、須嵜くんのことも不思議におもっててそのことを彼に問いただすんだけど、あそこのまこつがとてもすき。わたしはまこつのお芝居がすき。さっさと連合から抜ける判断をできることもすきだから、彼もいつかテッペンを取りたいからってふじおちゃんとタイマン張ってほしい。サメにもそういう野望、あるでしょ?

すあまの主従についてはまだちょっと言語化できないんだけど、初見時に感じた須嵜くんが抱えてる想いについての予想は、なんだろう、すべてに納得がいってなくて不満しかないんだけど、でもそれを表に出せないのはなんでなんだろうっていう疑問で、まこつがそれを質した時は詮索するなとはぐらかし、つかぴにはなにも応えなかった。でもつかぴがちゃんとその想いを受け取ったの、それこそナンバーツーのあるあるなのかなって。各校のアタマつながりももちろんいいけど、各校のナンバーツー会談もめちゃくちゃ滾るのでぜひ実現させてほしい。鬼邪高は二人参加だけどね。ではまた来週。

*1:パンフレット

*2:辻芝VS風神雷神がなかったことにされたのかえすがえすもざんねん。