・読んだ本
逢坂剛「墓標なき街」(58)
MOZUシリーズ第6作。大杉さんの娘が警察官として登場。感慨深い。いよいよ次作で完結...!
米澤穂信「冬季限定ボンボンショコラ事件」(59)
冬の巻、ついに刊行!ということで春夏秋冬の四部作が完結した小市民シリーズ読みました。なるほど小鳩くんの小市民として生きるという原点が判明し、そのほろ苦さが思ってた以上に苦い未来になってて、これはまた小鳩くんにとっても辛い未来...とそのほろ苦さをかみしめました。きっと二人が京都で活躍する大学生編もあるのだと信じてる。よねぽんの京都、たのしみだなあ!
森見登美彦他「城崎にて 四篇」(60)
城崎を楽しんだ四氏がたのしそうでなによりです^^
雨穴「変な家2」(61)
夜中に読むとやっぱり怖い。11のエピソードが収斂されていくのは見事でした。
村木美涼「冷蔵庫のように孤独に」(62)
初読み作家さん。アガサ・クリスティー賞受賞作家ということで手に取ったはずなんだけど、途中までミステリだってことを忘れてました。確かに死体も事件も謎も出てくるんだけど、それはあんまり重要ではないという空気感に、期待していたミステリではなかったなという感想。写真に映し出された殺人事件が凄惨で悲惨なものであるのに一行の文章でしか描かれていないことがショック。
柚木麻子「あいにくあんたのためじゃない」(63)
帯にまきめさんのお言葉にビックリする。印象的なのは商店街マダムショップの編。女性がお店をやっているというだけでその土地の何かを守っているという説得力。と、ほのかなホラーみ。佳き日常の謎。
逢坂剛「百舌落とし」(64)
33年にわたるシリーズがいよいよ完結!!33年ですってよ、完結してから一気読みできたのしあわせ。大杉さん死す。概念と化した百舌。
原田ひ香「定食屋「雑」」(65)
塩田武士「存在のすべてを」(66)
読み応えありました。二児同時誘拐事件の顛末。誘拐後3年に戻ってきた少年。持たされていた抜けた乳歯の入った手作りのいれもの。守るための秘密。秘密を共有する大人たちとそれを追う警察と記者。
米澤穂信「春期限定いちごタルト事件」(再)(67)
四部作完結ということで一作目を再読。20年前ですって。ガラケーにはjpeg画像が送ることが出来ないトリック(?)が出てきたりと時代を感じるミステリとなっております。
櫛木理宇「死蝋の匣」(68)
児童ポルノAVというおぞましさ。父親の不在。自分で選んだ家族という言葉に胸をつかれた。わたしが父親になって家族を守るという言葉の歪さ。人間ではないものに育てられた人間ではない生き物。しかしシリーズものとは知らなかったです!きっと彼が家裁調査官をやめたエピソードとか出てくるんだろうな、あと果子ちゃんの職業が出てこなかったの何かの伏線かとおもたのにそうではなかったのきっと前作を読めばわかるんでしょ(読みます
・NET FLIXで見たもの
ドラマ「地面師たち」
話題のドラマが見たくて初ネトフリ課金。一気見したので楽しかったです。ハードル上げすぎたのはあるかなーとはおもいつつ、あの爆発でハリソンが生き延びるのは無理があるだろーーとちょっと手放しに称賛できない。そういう無理があるだろー的なポイントは途中に何度も出てくるんだけど、それは力技でねじ伏せていくのが痛快でもあったんだけど、最後にカタルシスがなかったのがざんねん。
ドラマ「御手洗家、炎上する」
中川大志くん出演ドラマ。まさかの真犯人とは。っていうか、母親からだいじにしてもらえてない真二くんかわいそうすぎてかわいそうすぎない???母親は希一の犯行だと思い込んで彼をかばい、彼の罪を背負おうとするのに、真二のことは都合のいい息子としかおもってなくてその扱いの差と雑さになきました。誰か彼のことを救って。ミッチーのクズ父親っぷりもクズすぎて、そのクズさが一番ダメだった。皐月さんはさ、彼のどこをすきになったの?顔?顔なの????
ドラマ「忍びの家」
めちゃくちゃドラマ「錦糸町パラダイス」の面子じゃないか!!彼らの相関図をくだしあ。っていうかいまっちがこういう活躍をするとは想像もしてなくて、ドラマ錦糸町からその活躍ぶりに目を見張ってる派なんだけど、ねえ、どういうことなのか彼らの相関図がほしいです。シリアスなかっくんかっこよ。
映画「シティーハンター」
評判のよかった鈴木亮平くん主演ネトフリ映画見ました。かつて僚の夢女だったわたしにとって香の存在はなんていうか「かわいそうな友人の妹」でしかなく、ふたりの間に恋だとか愛だとかはイチミリも存在しないんですよ、っていうか、この事情もわからないくせにどういうことなのわたしにも教えてちゃんと説明してってキャンキャン言いながら彼を窮地に追い込むような女子が心底嫌いなんですよ(「忍びの家」の吉岡里帆ちゃんもそう)わたしは物わかりのいい女なので彼のことを煩わせたり人質になって困らせたりなんてしないんだから...っ(にぎりこぶし)という感想でもうしわけないんだけど、令和のナウな世相がふんだんに盛り込まれてはいたけどどうしてもいにしえの空気感は否めず、エンディングのゲワイが流れてきたところで一番泣いたなというのが正直なところです。
映画「パレード」
横浜流星くん出演ネトフリ映画。南海トラフの真っただ中にいるので、あ、震災の映画なんだ、ってちょっと身構えてしまったんだけど、半分以上は震災の話ではなかったのでなんとかなりました。わたしが横浜流星くんに心を奪われるきっかけとなったのは「ヴィレッジ」で、それも藤井道人監督作品だったな。次の主演映画「正体」もたのしみ♡(主演は誰だってついったでプロモーションされてた時もすぐにあの後ろ姿は横浜流星くんだってわかったので。ドヤさ。)あやのごのカメオ出演とかわたしは存じ上げない河村プロデューサーとの関係なんかも、知ればもっと映画が深くなるような仕掛けがあって、これは藤井監督ファンのための映画なのかもしれない。若ヤクザな横浜流星くんカッコよかったのでまたヤクザ役が見たいです。あやのごと横浜流星くんの並びが見たいです!え、「新聞記者」を見ればいいの?了解です。
ドラマ「新聞記者」
森友学園の事件を改めて振り返りたくなった。何が事実で何がフィクションなのかを見極めないとだめだなと感じたので。期待した横浜流星くんとあやのごの並びはほんの少しだったのであまり満たされてない。
映画「カラオケ行こ!」
あやのごのファンみたいになってるけどわたしべべべべつにすきとかじゃないから...っていうかわたしは田中圭ちゃんのファンで味方なので。公開時にヤクザのグルーミングを危惧する声を聞いて敬遠してしまったんだけど、そういうのをすっかり忘れてしまうくらいにおもしろくてゲラゲラ笑いました。三代目米津玄師でしばらく思い出しわらいができる。出てくる中学生たちがみんな愛おしい存在だった。和田くんよかった。女子ズの一足先におとなになってる感じも嫌味がなくよかった。紅を鎮魂歌として歌う聡実くんの、少年ではなくなってしまった瞬間の、その姿を目の当たりにできたことの奇跡に感動した。紅に嫉妬。
映画「花腐し」
あやのごのファンみたいになってるけd(以下略)あやのごがカラオケうたってる場面があるやつと聞いて「カラオケ行こ!」の余韻で観るもんじゃなかった。セックスシーンてんこ盛りで胸焼けしたし、過去を振り返って後悔しかない中年男どもの腐った感じと映画を作ってる人たちの内輪ノリというものが外側から見るとあんまりおもしろくなかったです。
映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」
世の中にはしらない映画がいっぱいあるなあという感想。っていうかCoccoちゃんが映画に出てるなんてぜんぜん知らんかった!!わたしに岩井俊二はむずかしすぎる。
ドラマ「MIU404」
あやのごの解像度が高まった時点でみるMIUはリアルタイムで見てた時とはまた違った趣があってよかったです。映画の予習にもなったし。これだけ見たのにあやのごにときめかないの、かえってすごくない??めちゃくちゃいい役者だなあって何度もしみじみおもうのに。恋ではないの。伊吹はめっちゃすきちゅちゅちゅ。
ドラマ「アンナチュラル」
特に思い入れのなかったドラマという記憶なのに記録を掘ってみたらふつうに中堂さんに狂ってたのでたのしんでたみたい。解像度高まったので映画たのしみ☆
ドラマ「恋愛バトルロワイアル」
見上愛ちゃんと宮世琉弥くんというクセツヨ顔面コンビの恋愛学園もの。そこに絡む水島林太郎くんという今をときめく若手俳優たちの競演たのしかったです。禁止したところでやる子はやるんだから意味がないような気もするけど、それをきっかけに性教育が進めばいいとおもう。ただダメだって頭ごなしに禁止するのではなく、なぜ禁止なのか、その禁を破った先に何が起こるのか、望まぬ妊娠出産、傷つくのは多くが女生徒であることを考えれば、校長先生の考えも間違いではないとおもう。結局は男女交際禁止の校則は、生徒たちの投票による多数決で存続が決定するのが皮肉。そして禁止される恋愛は異性間に限られ、そのことで同性と恋愛をしている生徒たちは傷つく様子が盛り込まれてるのがナウだなあ。ところで宮世琉弥くんのキスシーンはなかなかにエロティックでよかったです。
・「2024 ME:ICONIC Hi-SUMMER」
招待でME:Iのコンサートに行ってきました。初めてのセントレア、初めてのガールズグループコンサート、楽しかった!カルチャーショックを受けつつ、おたくたちのエネルギに圧倒され、いろんなものを浴びて帰ってきました。ファンコンサートと銘打たれてたせいか、会場のモニタにおたくが映し出されることが多くて、おたくの姿は映さなくていい派としてはこれがファンサービスになるのだとカルチャーショックを受けたし、あと、これは新しいグループならではのまだ成熟していないおたくたちの集団という無秩序さを感じたし、その分フレッシュでまぶしかったです。パワフルなおたくたちまぶしかった。圧倒的に女子のおたくが多くて、そうなのか、と意外だったし、かわいい女の子に血管切れそうになってる女の子の姿は微笑ましくもそのエネルギにぶん殴られました。いやあ、元気だなあ。同行者があやねちゃんのおたくだったのでついつい贔屓目に見てたんだけど最後のあいさつで「信じてくれてありがとう」って言葉を聞いた時には、ほんのりとしかわかんないくせにああもうこんなことをこの子に言わせるなんてってめちゃくちゃ胸がつまってくるしかったです。みんなにはいつだって笑顔でしあわせにいてほしいです。