京都へ一泊二日のひとり旅。
今回は京都検定三級受験のため前泊して挑みました。遊びじゃないのよ、フィールドワークなの!
Day1:北野天満宮、大将軍八神社、千本釈迦堂、千本閻魔堂、首途八幡宮、晴明神社、白峯神宮
合格祈願を兼ねて北野天満宮へ。京都駅からかつて通学に使っていた市バス50系統に乗り込む。なるほどこれが市バスの混雑か、と実感。身動き取れないし、後ろの人は前の降車口までたどり着けないので、車内真ん中の乗り口から降りて外から運賃箱に払いに行くというシステムが運用されてた。上七軒で降りる人が多かったの、千本釈迦堂の大根焚きかな、と思いながらとりあえず菅公に会いに行く。参道の左側に伴氏社の鳥居を発見。これは京都三珍鳥居の一つ、台座に蓮の花が刻まれてるやつ!*1鎌倉時代の作であることにまた感動する。

お目当ては境内で販売されている長五郎餅*2を食べることだったんだけど、茶店は営業してなくてしょんぼり。本殿をお参りしてから御土居のもみじ苑へ。ここでお茶菓子をいただけるということでこれを朝ごはん代わりにしましょう。老松の北野大茶湯というお菓子は山椒が入っててビックリな風味でした。京都の寒さにビビってたんだけど全然寒くなくて、外でお茶を飲むのもたのしかった。そして御土居。昔の京都にあって今の京都にないものに心惹かれるんだけど、そのうちの一つが御土居(あとは市電とか大仏とか)こんなに高さのあるものが京都の街を囲んでいたなんて、それが今はほとんどなくなってしまってるなんて。歴史だけではないものの積み重ねが想像するよりもたくさんあるんだろうなっておもって感傷的になる。御土居から見る天満宮の姿もまた違って見えた。
ではお昼ご飯を食べに行きます。市電の街として栄えたものの今は寂しい商店街を歩く。街も生き物なんだなあって感じる。京都の街はところどころに接続の悪い駅とかがあって、なんでこんなところに駅が??って思うこともあるんだけど(北野白梅町とか四条大宮とか)そういうのも市電の影響なんだろし、碁盤の目と言われてる通りが斜めになってたりするのも市電の影響とか聞くとたいへん興味深く飽きずに地図を眺めてしまう。嵐電途中下車の旅もしたいなって思いついたんだけど、なんせ京都駅からどうやって四条大宮とか北野白梅町に行くんですかって問い詰めたいよね(おとなしくバスで)(なんか間違ってるような気がするんや)そして行こうと思ってた町の洋食屋さんは満席だったので仕方なく一条通を西へ向かう。そう、北野白梅町方面ですw途中で大将軍八神社に寄り道。*3由緒あるふるい神社ですが境内は新しかったです。新しいとちょっとがっかりしてしまうめんどくさい人間でごめんね...ちょうど祝詞があげられてて迫力のある音声がMOROHAの歌っぽい。おもしろい。神社を出てさらに西に向かい、西大路通を北へ。大正10年からやってるという洋食の店ITADAKI白梅町店にてランチを喫食。マルエフのグラスも添えて。ご近所のご隠居さんぽい方がひとりでのんびり瓶ビールあけてたりする姿が地元に愛されてるっぽくてちょっとうれしい。そこに修学旅行生たちがやってくるのもまた京都って感じ。
この頃胃袋の衰えを感じることが多くて、今回もどうか胃袋には頑張ってほしいところ。満腹のお腹を抱えて今出川を東へ戻る。北野商店街で往時を懐かしみ、今はなき五番町で艶やかな影を感じた。50系統ユーザーだったので千本通りの賑わしさを見てはいたけど、歩いてみるとまた違った空気があってやっぱり切ない。京極西陣の看板。

千本を上って今出川を西に戻り、たくさんあるいてなんとかお腹がこなれてきたところで千本釈迦堂の大根炊き*4へと挑みます。いざ。行列がすごいと聞いてたものの、午後2時頃には落ち着いた様子で、並ばずに券も買えて大根もいただけました。その前にお参り。洛中最古の木造建築*5柱についた刀傷や槍傷の存在が、応仁の乱の戦火を逃れたというそれだけで尊い(ふるいものがすばらしいという信仰なので)恐れていたお大根はそれはりっぱなものがみっつとお揚げさんが一枚。意外とするするとお腹に入ったので一安心。まだ頑張れるわたしの胃袋。腹ごなしに歩くぞー。

というわけで近くの千本焔魔堂へ(近くという概念が崩壊してることは否めない)到着した焔魔堂は、なんというか予想外の様相を呈しており、どのようにお参りしていいのかわからずおろおろとしてしまった。どうやら閻魔様を拝観できる時間が決まっていたようで、リサーチ不足により拝謁叶わず。無念。ここは京都の三大念佛狂言のひとつである焔魔堂狂言が行われるお堂で、ほとんどの演目にセリフのあることが特徴です。*6っていうかどこでやるの!?っていうくらいその気配が感じられず戸惑うばかり。素人にはまだまだ難しいこともたくさんありますね...
今夜の宿は烏丸五条なので、帰り道がてらに寄り道していきましょう。まずは首途神社。義経が奥州に旅立つときに安全を祈願したという由来のある神社。観光地ではない神社仏閣の素っ気なさにちょっとたじろぎながらも、地域の公共施設として活用されてる様を見るのはたのしい。
今出川を東へ晴明神社に向かう途中に京都市考古資料館を発見。入場無料とはなんと豪気な。平安京の遺構がわたしの立ってるところの下にもあったのだとおもうとほんとにわくわくする。たのしい。建物は西陣の中心に立地していて、歩いてても織物の会社が多いのが分かる。路地を歩いていて見てしまうのはふるい民家にある鍾馗さん。*7西陣織会館の前を通って晴明神社に到着。夕方遅かったのにお参りの行列が出来ててその人気ぶりに驚く。見上げた空がなんとなく不穏でこの場所にはふさわしいのかもなあ。

最後に白峯神宮に。サッカーに効くという(言い方)神社で、蹴鞠の庭などもあった。もちろん京都検定に出ます。烏丸まで出て地下鉄に乗って五条へ。京都御苑の大きなイチョウの木の黄色も見事でした。
チェックインする前に夜ごはんを調達すべく清水五条の「アロウネノ」さんへ。17時前だとうね乃弁当と銀鱈弁当は売り切れてました。週替わりお弁当のチキンカツか鮭弁当か照り焼き弁当か悩んで、鮭のおかずセットとうね乃ごはんに決めました。今日はお宿で明日のための一夜漬けをするのです。渉成園の夜間拝観も気になってたんだけど、いったんお部屋に入るともう外に出る気力がなくて、試験前に終わらせようと思ってた「公式テキストを通して全部読む」の残ってた最後のほうをちゃんと読み通しました。このあたりがちゃんと試験に出たので、これ昨日読んだやつ!!ってめちゃくちゃたのしかったです。
今回は一度は泊まってみたいとおもってた古民家宿「月屋」さんにお世話になりました。文豪の缶詰合宿のようなふいんきが味わえて、すごくはかどったような気がします。次は宿坊に泊まってみたいかな。



Day2:京都検定(同志社大学)、清浄華院、蘆山寺、梨木神社
やあ、試験だよ!冷泉家の特別公開の行列をうらやまし気に見ながら初めて同志社大学構内に潜入したんだけど、なんせRの民なので挙動不審になってしまったwそんなふうにおもうのはこちらだけであちらはなんともおもってない疑惑。今の学生もこんな感情持つことある?ないの??来年も機会が合えば冷泉家のやつ遅れず申し込みたい。久しぶりの試験というものに緊張したけど、まあわたしは過去問でもほぼ8割以上の点数は取れていたのでしんぱいはしてなくて、今回も自己採点で9割はとれてたのでただただたのしかったです^^早めに会場を出て、御苑をぶらぶら。御所グランドでは少年たちが元気に野球してた。京都は少年野球発祥の地なんだって*8前回桝形商店街を歩いた時に目をつけてた寿司ふじ井さんでご褒美ランチ♡開店してすぐに行ったら入れたのでラッキー♡奮発して()竹ランチ。と一合の冷酒♡

蘆山寺方面に歩いて向かいます。手前の清浄華院に寄り道。ここには道長が建立した法成寺の遺物と伝わる「礎石」が安置されてます。今はなき法成寺に思いをはせながら、蘆山寺へ。大河ドラマをちゃんと最後まで見られずにすまない...(動機は高杉真宙くんだった)(でも退場まで見届けられなかった)というきもちで参拝。ドラマの中では貧しいあばら家に見て取れたんだけど、ここが?そうなの??と合点がゆかないまま、境内にある墓地へ。ここにも御土居の遺構が残ってるのです。墓地の中を歩くとやんごとなき方々の古い墓碑銘がずらりと並んでいて、由緒正しい墓地なのだな、だから御土居ものこっているのだなと納得する。ひっそりと建つ石碑に、まさに知る人ぞ知る、である。御土居はこっち、みたいな案内もぜんぜんなかったし。ここが御土居の東端。定朝(平安時代の仏師)のお墓も発見できてうれしい。

梨木神社へ。一の鳥居と二の鳥居の間にがっつりマンションが建っててすごくびっくりした。なんぞこれ。こんなことゆるされるの???お?????どうやら京都では(京都に限らずのようだけど)神社仏閣の維持ための資金が足りずに敷地を切り売りしてやりくりするということが行われているらしいです。え、下賀茂神社も???仁和寺も????それでもやっぱりこの梨木神社が一番インパクトのある姿だとおもわれる。一の鳥居をくぐって、左回りに迂回させられ、このマンションはなんじゃ...と頭の中をはてなでいっぱいにしながら二の鳥居に到着。えええ、これ間にマンションが建ってるん?鳥居と?鳥居の?間に???うそやん。いやもうマンションがびっくりすぎて言葉が出ない。境内には京都三名水のうち唯一現存する「染井」の井戸があって、手水を取ることが出来る。もちろん京都検定に出ます。お参りしてから二の鳥居を左に曲がって帰路へ。京都府立医大裏の鴨川の河原に降りて、高橋一生くん主演ドラマ「ブラックジャック」のロケ地を探す。ここかなあと思うもすでに記憶があいまいすぎてわからぬ。これからはこのあたりの風景を見かけたら、府立医大裏だ!って言えるようにありたい。
今回の旅...ではなくフィールドワークでは京都のコーヒーを飲んでいないことに気づいて、かもがわカフェへ。小雨だったのが本降りになってきたのを眺めながら、検定の自己採点に勤しむ。京都府が消費量一位の果物がバナナなんて知らないってばよー。そんなバナナ\(^o^)/え、亀岡で皮のまま食べられるバナナも栽培されてるの?ま???雨宿りさせてもらって有難うございました。
また小降りになってきたのでその隙に河原町通のバス停までたどり着く。京都駅行きのバスは何台も来るんだけどどれも混んでた。満員のバスで京都駅まで帰ります。お天気がよかったらこのまま丸太町まで歩いて寺町通を南下して老舗のお店を冷かしたいなあっておもってたんだけど、雨なので;;(前回も雨にやられたなあ)京都駅まで戻ってお土産を物色。京都に来てるのに京都のパンを食べてない!ということでポルタで見つけたGRANDIRで大量のパンを買う。志津屋とか進々堂しか知らないにわかですまないです。うすうす感じてはいたんだけど、どうやら甘いものを欲しない体になってきたようで、京都に行って抹茶パッフェとか食べるんだ♡とかいう欲がまったくなくなってしまって結構ショック。美味しいものを食べたいと思えなくなってきたことがかなしい。洋菓子より和菓子の方が拒否感が少ないので、いいものをほんの少しだけ方式で摂取していきたい。飲みに行った時の〆にお漬物を頼んでしまうタイプの人間になってしまった。あと前回日和ってしまったいづうの鯖寿司を鼻息荒く買いました!わたし大人!!
帰宅してから喫食。おさかなをよく食べたなという印象で、これもまたわたしが大人になったということなのか。
京都検定に合格したらもらえる特典を行使するために、次回は3月の旅を予定。またね!