茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2024年12月号

・読んだ本

彬子女王「京都ものがたりの道」(86)
京都検定に向けて京都に関する本をいくつか読んだうちの一冊。噂の彬子女王のエッセイ、とても読みやすく、とても心に響いて、何度もべそべそ泣きながら読みました。皇族ならではの「日常」というものも興味深く、また京都で暮らされてる様子が垣間見れたのはありがたい。出てくる通りも検定ポイントを押さえたものが多く、いいタイミングで読めたなと満足した。神道の家庭なのでという一文にわらった。

倉知淳「死体で遊ぶな大人たち」(87)

辻堂ゆめ「ダブルマザー」(88)
母親という立場で共感してしまったのでちょっとお母さんたちかわいそう、という感想。でもポリアモリーという生き方には、特に子供が生まれてからの生き方には眉をひそめてしまう人間なので、すべてを捨てて友人と生きていく選択をしたくなるのは理解できる。っていうか55歳で性に対して意欲的なバイタリティがすごいなと感心してしまう。オロオロする母親たちの姿を嗤いながら生きるのは楽しいかい?身寄りのない同級生になりすましてどこまで二人でひとりとして生きていけるのか、ちっとも幸せな未来が見えないんだけど、ほんとにそれでいいの???

貴志祐介「さかさ星」(89)
怖かった。深夜に読んでて物音に何度もビビった。それでいてミステリ要素もあって、怪奇現象から導かれる真実というものに何度も瞠目した。鈍器本だけど一気読みのおもしろさ。怖いけど。自覚していないところで何かの禁忌を犯してしまってやしないかと不安になることはある。聞きかじりで何かを祀ったり供えたりしてはいけないなとおもう。怖かった。

真門浩平「ぼくらは回収しない」(90)
京都検定のための試験勉強が終わったのでミステリランキングを読もうキャンペーン開始です。「街頭インタビュー」の男子中学生が小鳩くんぽいなあという感想で、帯によねぽんの名前が踊ってた。いよいよ「回収しない」ミステリが登場した。

結城真一郎「難問の多い料理店」(91)
安楽椅子探偵のシェフ。ゴーストレストランとか都会にはいろんなものがあるなあ(ウーバーイーツとか自転車で走ってる人見るだけではしゃいでしまう地方人)(ウーバーイーツ?そんなもんわたしの世界にはありませんね)殺人事件や口外厳禁を破った配達人がホームから突き落とされたり、不穏でこわい。謎解きを希望されて「解釈」を提供するのだというシェフの言葉に、なるほどミステリファンであるわたしが望むのも「解釈」であって決して「真実」ではないなときづく。世相がちりばめられててナウなミステリでした。巻末の参考文献にお笑い芸人錦鯉さんの名前があってわらったw

潮谷験「伯爵と三つの棺」(92)
カタカナかぁ...と最初は尻込みしたものの、読みやすい文章で一気読みでした。D伯爵の高貴さと若さが眩しい。冒頭の参考資料:五つの棺から四体の遺骨というところでガッツリと掴まれ、三つ子と聞くとそれなりのトリック(入れ替わりとか入れ替わりとか)を想定して読むんだけど、入れ替わりは入れ替わりでもなるほどそういう入れ替わり。そして四つ子の最後の一人の行方。主席公偵の病気設定が蛇足だったような気がするけど楽しいミステリでした。

呉勝浩「Q」(93)
今年最後の鈍器本。なかなかの鈍器。人物設定を把握するのに時間がかかって、ハチの性別で戸惑い、登場人物の相関が難しかった。でも把握してからは一気読み。いったいどこへ着地するのかとワクワクしたんだけど、美しい人間に魅せられた者たちとお金と時間を持て余した者たちの利害が一致した末の壮大な博打だとわかって、ちょっとがっかりしたのは否めない。ここまでの魅力を持つ人間というものが想像できないから。映像化したらおもしろいだろうなという描写たちに脳内キャスティングがはかどったけど、そもそもQのキャスティングが不可能だよなと気づいてあきらめる。ちなみにハチは伊藤万理華ちゃんで有吉は清水尋也くんでしたが、めちゃくちゃ映画「オアシス」ですねw壮大な博打につきあったハチが百瀬に日常に戻ると言ったときの百瀬の「退屈で、平穏な日常か。それはたぶん、もっとも困難な、嘘だよ」という言葉が印象的。

小松立人「そして誰もいなくなるのか」(94)
デビュー作。特殊設定ミステリ。途中で亜紀が怪しいのはわかったし、そもそもリセットされたのは4人だけなのかと疑問を持てたのでわたしの勝利です。しかしその動機まではわからなかったな。感情を持たないサイコパスが妊娠して初めて感情を持つというのはわかるけど、産み落とされたその子はどうやって生きていくのか。特殊設定だけでは沸けなかったかな。少々寿命を延ばしたところで結局死んでしまうんだし。その「少々寿命を延ばす」ところに動機が発生するのはわかる。でもサイコパスに身勝手に子供を産まれたくはないな。

 

・観た映画

「オアシス」
映画の日にはしごして観たやつ。観たかったやつが海の向こうでしかやってなくて涙をのんだやつが、遅れて海を渡ってきてくれたのほんとにありがたい。ポスター画像が出た時点で優勝してた高杉真宙くんのビジュアルがほんとに好みにピッタリすぎて好きすぎてときめきがとまらなかったです(合掌)強硬なヒゲ反対派なんだけど、顔がきれいで若い子にはヒゲが必要な時があるのだと(中川大志くんでもしみじみ思い知らされたやつ)またもや思い知らされた。ヒゲが必要なときだってあるんだよ...清水尋也くんの硬質さとは対照的な軽やかさがとってもチャーミングだったな。いい高杉真宙だった。

ポスター画像

「正体」
映画の日にはしごして観たやつ。横浜流星くんの七変化をたのしむやつ。ただしイケメンに限る。とか言われるのもむべなるかななんだけど、雪冤のために逃走する彼のことは応援したかったし、彼が信じる世界であったことがよかったなって感動したし、外の世界でもっと生きたいって言う彼の言葉に泣いたのでわたしには合ってる映画であった。まあ横浜流星くんだからな。原作のラストは映画とは違うと知って、このラストに変わってよかったなってすごくホッとした。原作読むのに覚悟がいりそう。

はたらく細胞
評判がよかったので公開2週目に鑑賞。人間世界の父娘に泣かされ、つきあったとたんに病気が発覚する彼女を支える清史郎くんはえらいなあと感心し、体の中で「仕事」をこなす細胞さんたちに感謝しつつアルコールを摂取するのであった。わたしのこの体の不調はなにが原因なんですかね、老化?(激しく脈打つ頭痛に声をあげながら)(痛いっつーの)エンドクレジットで鳳蘭さまのお名前を拝見し、はて、とおもたけどあの赤血球の赤ちゃんが生まれるところの白き人か!!となっとくした。松本若菜さんの輪っかのドレスを翻して戦う姿がかっこよかったです。

聖☆おにいさん
年末にはこういう何にも考えずに笑うような映画でいいんだよ、わたしそんなに福田監督のこと嫌いじゃないし、と挑んだのですが、まあ勝敗は五分五分ですかね...そういえばドラマも数話で視聴打ち切ったのであった。イエス仏陀が人間界で休暇してるっていう設定の出オチ感。がんちゃんさんのざんねんなイケメンぷりが遺憾なく発揮されててすばらしかった。ほんとにこういうがんちゃんさん好きすぎる。すき。エンドクレジットで悲鳴を上げたのは足立理くんの名前ですよ!!!!出るなら出るって言っといてよ!!!!!!!!!!!前原滉くんだなあっておもてたその隣のグリーンの粒のお薬水無しで飲めない人が足立理くんだなんてぜんぜんぜん気づかなかったんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!なんたる不覚。まあ福田組だし。そっか。そこに出てる川口春奈ちゃんとかすごいな。いや、キャストが豪華すぎてわらっちゃった。足立理くんいきててよかった。いい年越しができそうです。ありがとうございました。