茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

白浜アドベンチャーワールドへパンダに会いに行ってきました。

パンダが中国に返還されるというニュースがあったのが一か月ほどまえのこと。まさに青天の霹靂で、びっくりし、これは最後に会いに行かなくてはと5月の最終日にアドベン行きを強行。

連日のパンダ騒動に不安になり、ついったを観察(いつだって知りたい情報はついった頼み)すると、近辺道路は渋滞し、入場列口は混雑し、パンダ舎周辺は大混乱。特に屋外での展示が終了し、屋内での検疫が始まってからはさらに人混みの混乱が増加。まったく様子が想像できません。

とりあえず7時くらいには入場口の混雑が始まるというので、当日は6時半頃に周辺に到着。駐車場への入場に15分くらい待ちました。入場改札ごとに列が形成されていたので10番目くらいに並ぶ。5月も終わりだというのに風がつめたくて寒い。完全に初夏の装いで日よけ・暑さ対策しかしてこなかったのでだいぶつらかったです。クルマに羽織るものを置いておけばよかったと後悔。あと敷物もあればよいですね。プロたちは分厚い座布団や簡易椅子などを設置し、少しでも快適に過ごせるよう待機してた。しかし、その敷物や防寒具を入場直前にクルマまで持っていけるかというとかなり厳しい状況で、エントランスドームの屋根の外まで伸びた待機列はわりとカオスで、その合間を縫って前方にたどり着くのが結構難儀でした。途中にトイレに行きましたが、もちろんトイレも大行列。待機列に戻るのに人をかきわけるのが申し訳なくて、持参したレジャーシートは仕方なく手持ちバッグに入れて終日一緒に過ごしました。

さて、通常10時開園のところ9時に開園しました!事前のついった情報でもそうだったので恐らく9時であろうと前方ガチ勢は予想してましたが、直前まで特に開園時刻のアナウンスもなく、やきもきしました。QRコードを読み取る改札なので、スマホ画面をスクショするようにという案内はありました。御意。いざ。パンダがいるのは二か所あって、うち「パンダラブ」(パンダラブ?なにそれっておもてたら、2013年にできた建物で、わたしが最後に行ったのは2010年なのでそれは未知の建物ですね)(15年ぶりのアドベン!)(15年ぶりて!!!)は前面ガラス張りでガラスへの映り込みがすごくてほとんど中が見えないとのことで、ここはもうひとつの「ブリーディングセンター」一択だなと狙いを定めてました。おそらく考えることはみんな一緒なので、入場と同時に敷地内奥のブリセンへ向かう人の流れ。走る人も多くて眉をひそめてしまった。福男じゃあるまいし。さすがのアサイチ、すぐにパンダに会えました!良浜・彩浜それぞれの部屋の前でスペースが区切られ、その中にある程度の数の人間が入って、決められた時間がたつと前列の人は後ろの人と交代してくださいねとアナウンスがあり、そのあとは次のスペースへ移動(以下同じ)という流れ。当然パンダの前に人が集中し、バズーカをお持ちのプロたちが陣取るわけですが、それでもちゃんとガラス前で姿が見られました。パンダから少し離れたスペース内では誰にも干渉されずにパンダとツーショット写真が撮れたのもよかった。やっぱりちゃんと目で見たいからね。パンダの前では正しいひとでありたい。朝からモリモリと竹を食べてえらいね、元気だね、えらいね、と感無量。パンダはやっぱりかわいいね。元気でね。これで思い残すことはありません。かわいかった。ありがとう。

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事前にいろいろと調べて行ったんだけど、レストランの営業時間ってどこにも書いてなくないですか??9時の開園と同時に営業開始ってことはさすがにないだろうなとはおもってたけどまさかの11時\(^o^)/おなかがすきました\(^o^)/せめてなにか軽食でも...とおもうも11時より先に売ってたのはポップコーンくらいでしたか...しかたなく空腹をこらえてふれあい広場へ。入場するとすぐ目の前に名前のわからない動物が!!!あなたマーラっていうのね!っていうか、え、ふれあっていいんですか?注意書きのようなものが見つけられなかったのでさわっていいのだと解釈し、おそるおそるコミュニケーションを図る。いや、もう、すみませんね、人間が。っていうかふれあい広場自由すぎないか!

続いて入った鳥の楽園がすごかった!目の前を鮮やかな鳥たちが自由に歩いてる!なんか鳴いてる!え、いいの?さわっていいの??係員さんがぜんぜんいなくてすごく不安になるwっていうか人間を監視してなくてだいじょうぶですか?暖かいゾーンから鳥が出て行っちゃったりしてたんだけど、そういうの、だいじょうぶなんですか?あったかいところにいなくちゃいけないとかないんですか???あまりにも人間が試されてる気がしてすごくすごく不安だったw

配色がきれいで渋いカンムリヅル。ふつうに人間に近寄ってくるんで、ぎゃーとか声上げたら羽をぶわさってふくらませるんですよ、お怒りですか?三羽いたので、鶴の舞で詰められたの迫力がありすぎた。許してたもれ;;

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アカツクシガモの親子もかわいかった。暖かいゾーンで出会ったのにそこから出て行って鶴の間に行くもんだから、だいじょうぶなのかってしんぱいしちゃったよ。鶴さまと喧嘩しないで。

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エサやりのシステムがあると素通りするわけにはいかない。ヤギたちが貪欲すぎてむちゃくちゃ迫られる。わたしたちだっておなかがすいてるんです!!!!

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ふれあい広場だけで満足度が高い。パンダで満たされてふれあい広場で満たされ、満たされないのはこの空腹だけ...開店15分前ですが扉の前で並びます。ええ、並ぶことは想定内です。誰もフードコートの混雑具合を教えてくれませんでしたが、ふつうに開店前から行列です。先に席の確保が必須です。わたしたちは開店直後のフードコート内争奪戦に敗北したため一時は詰んだ...と絶望しましたが、行列待機時に2階にもご利用いただける席があります♡的な案内を目にしていたのですよ明智くん。注文終了後に急いで2階に向かうとそこはまだ誰にも見つかっていない花園であった。勝った。ようやく座れた。お料理もすぐ受け取れたんだけど、そのころにはフードコートは大混雑だったのでやっぱり大勝利だったなって。

パンダ要素の少ないオムライスを食べたので、パンダまんを添えて。

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さー、ケニア号に行くぞー!乗り物に乗ってサファリゾーンへGO!12時前は列もすいてて待ち時間ほぼゼロで乗車。これも帰ってきたときには長蛇の列だったんだけど、何が勝敗を分けたのかはぜんぜんわかりません。アナウンスによる動物たちの説明と、徒歩では行けない肉食動物エリアのためのケニア号。トラが乗り物近くを悠々と歩いてらしてさすがの貫禄にためいき。ほかの肉食動物たちは眠っていて動かなかったので、トラのファンサありがたかったです。下車してからふたたび徒歩でサファリへ。象だぞうーとか言いながら園内を歩く。赤く塗られたゾーンしか歩けないんだけど、赤くないところも自由に歩き回る人間が多くて、ケニア号の通行の邪魔になってるのを見ると人間とはざんねんないきものだな...と眉間に寄る皴が深くなる。動物たちの前では正しいひとでありたい(二回目)デカい草食動物たちを間近で見たり遠目に見たりして楽しかった!

時間が来たのでビッグオーシャンのマリンライブへ。飼育員さんたちとイルカたちの絆に涙を禁じえませんでした。だいぶ涙腺がゆるい。借景となってる(なってない)白浜空港に離着陸する飛行機。吊るされたボールについぞヒットしなかったイルカたちのご愛敬っぷり。楽しかった。

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そしてアニマルランドでアニマルアクションを。出てくる動物たちのたわいのない「芸」に泣き笑い。一番はカピバラですかね、あのひと、ただ出てきてステージを横切っただけですからね!!!もしや、とおもたらほんまにそれだけで、いや...一人で出てきてちゃんと帰っていくのすごいよな...とおもいつつも笑いが止まりませんでしたwwwwwwwwwズルくない????そのあとカワウソとフラミンゴと天丼が続き、後ろのほうで黒いミニブタの姿が見えた気がしたんだけど彼の登場はなかったですwwwなにかNGが出たんでしょうか。ヤギのユキちゃん(という名前ではない)は場内のパレードもしてくれてさいこうのファンサをいただきました!わんちゃんかわいい!!!インコ大王!!!(インコのことはインコ大王って呼ぶし、ヤギのことはユキちゃんって呼ぶよね??)あと、マリンライブでのモニタに映る素人さんたちの芸達者っぷりに目頭が熱くなったんだけど、アニマルアクションで開会宣言したお兄さんの玄人はだしの喋りが素晴らしすぎて、え、プロの方ですか???って何度も聞いた(誰に)素人を参加させるイベントがここまで成功してるのってすごくないですか?????

海獣館で海のいきものたちを見学し、センタードームでお買い物。ところで様子のおかしいペンギンの様子がおかしかったです。

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お土産屋さんも当然行列がすごくて、ほんとうはもっといろいろ見たかったなーと心残り。エントランスドームのお土産屋さんはめまいがしそうなくらい混雑しててめまいがしそうでした。さいごにパンダラブを冷やかして、なるほどこれが噂のガラス張りパンダ舎か、と合点がゆきました。時刻は夕暮れ、中にはひとりしかいなくて、それでもモリモリ竹を食べている姿が確認できたのでうれしかったです。どうか元気で。

時間切れです、撤収!

駐車場を出るときは思ったほど混雑してなくて、Googleマップくんの言うとおりに来た時とは違う道を通って帰りましたが、とても順調でした。片道5時間半、往復11時間かかった日帰り白浜もおかげさまで無事に完遂できました。完全勝利と言っていいでしょう(しかし開園前に寒さにふるえながら2時間待ったことも忘れてはならない)(その2時間あっての完全勝利

6月に入った今日からは、入場口の看板や場内のいたるところがサヨナラモードに変わったようで、いつだって白浜に行けば会えるとおもってたパンダたちがほんとうにいなくなってしまうんだなあって寂寥感がすごい。さびしい。最後に会えてほんとうによかった。どうかきみたちに幸あれ。