茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2012年月組「ロミオとジュリエット」

役替わり公演を見ました。

フィナーレの階段降りで号泣しました。ティボルトのお化粧で降りてくるまさきさんの姿に嗚咽がとまりませんでした。こんな酷い仕打ちってない。準トップってなに?ふつうにみりお様が二番手じゃどうしてだめだったの。どうしてmsmrのふたりに役替わりをさせたがったの。いったい誰にどんな得があったというの!!!!納得がいかなすぎて取り乱してます。だってお披露目だよ?トップの大劇場お披露目だよ??どうして二幕の途中で出番が終了してしまうの。そこからフィナーレまで出てこないとかそんなのおかしいじゃない!!(絶叫)二年の時差を経た今体験することはリアルタイムでのそれとはまた感じ方が違うのかもしれないけれど、今、msmrのふたりがちゃんとそれぞれ自立して舞台の真ん中を立派に努めてるという事実にただただ感謝の気持ちしかありません。よかった。こんな未来でほんとうによかった。当時絶望の淵にいた人たちに教えてあげたい。この先には、msmrが二人並んでしあわせになるという未来はないけれども、それぞれがそれぞれに寄りかからずに、己の信念に基づいてしっかりと前を向いているという未来があるということを。まさきさんは今だってとってもキラキラしてるってことを。

観ることに躊躇いがあったのですが、それでも最後までちゃんと見ることができてよかったです。途中何度か目をそむけたくなったんだけど、まさきさんの耐えた苦しみならわたしも耐えてみせようと頑張りました。でも直視するのはつらかった。後半出番のないまさきさんはどうすごされてたのだろう。なにを思って舞台を見てらしたのだろう。そこにもし痛みや苦しみがあるのならどうかそれをわたしにわけてほしい。

わたしの中ではいつだってまさきさんが物語の真ん中で、この時だってロミオとジュリエットの話なんかどうでもよくって、孤独の中で死んでいったティボルトの悲しみの物語なんだっておもってる。

この時のちゃぴはやっぱり下手くそだし、動きもぎこちなくて、ちゃぴのよさがあんまり発揮できてないと思うし今のちゃぴからすると雲泥の差で、ちゃぴの成長っぷりに拍手です。でも、この時のまさきさんはご自分のことで精一杯であっただろうし、それに加えて下級生の相手役のことまで気を配らなくてはいけなくて、さぞかし大変であっただろうなと。ちゃぴがテンパってたのもわかるけど。そう思うと、あんまり若い嫁さんもらうのも考え物だよなぁ、っておもいます。みりお様が蘭はなちゃんとお披露目して、そのあとで若い後妻をもらう、というのは優しいですよね。

折しもロングインタビューでみりお様の口から役替わりのまさきさんについてのお話を伺うことができ、ケアレスミスする自分とは違ってまさきさんはミスをしなかった、と言われたことに泣きました。トップさんという立場がそうさせるのもあるし、まさきさんが自分にとても厳しい人だというのがよくわかるエピソードで、どうかその教えをみりお様も糧にして頑張っていただきたいです。まさきさんは薔薇だってちゃんとバルコニーに立派に投げ入れてらして、これが特別練習の成果なのかと感嘆しましたが、それだけのお稽古をちゃんと積んでらっしゃるということなんですよね。どこかのインタビューでも、お稽古ちゃんとしてるから舞台は緊張しない、っておっしゃってたのがほんとうにまさきさんらしくて、自信の根拠となるものをちゃんと持ってらっしゃるところがだいすきです。まさきさんだいすきです。

あとは、月組子のことを少しずつ覚えてきてるので、テロップ出ないようなところに知ってる顔をみつけたり、愛と死のふたりにほほう、と思ったり、あとそう!まゆぽんですよね!!これが専科まゆぽんと言われる所以なのでしょうか。いやもうびっくりしました。当時研3?堂々たる歌い上げっぷりに度胆を抜かれました。PUCKの新人公演では美弥ちゃんのお役をやられるそうで、専科役で終わらないでほしいなと期待してます。主演のあーさ含め、95期の躍進がとてもたのしい。PUCK今月末から始まるよ!