・観た映画
「チルド」
夏の終わりに遅ればせながらホラーを観た。ホラー苦手なのでよい納涼となりました。どういうホラーなのかわからないまま見てたら、途中で空から人間が降ってきて、ああ、なるほどこういうホラーか、と合点がゆき、あとはここで来るだろうってところでちゃんと来たのでむしろ心地よかったです、正視はできなかったけど、ホラー苦手なので。わたしも小売店で働いてるので、なんとなくコンビニには親近感。そこまで話のネタになるような客にも遭遇していないのは幸か不幸か。ただつつがなく穏やかに日々の業務をこなしたいとおもっているのはそうなので、それが死んだように生きてると言われるとそうなのかもしれないなあと納得しかけて、いや、わたしはこのルーティンをたのしんでいるぞと反発したくなった。接客業に実は向いてるのかもしれない。ところで令和ロマンのくるまさん(メガネ無しバージョン)って円井わんちゃんに似てないですか??
「白鳥とコウモリ」
原作既読。松村北斗と今田美桜で東野圭吾原作ミステリ映画とくれば期待しかないじゃないですか、東野原作の映像化で満足出来た記憶がそういえばそんなにないなあというのが感想です。松村北斗はこないだ見た「夜明けのすべて」が今時点でベストですね。彼のお芝居がずっと作画が合っていない感があってひとりずっと浮いてた。今田美桜ちゃんはかわいい。五代刑事は別に加賀恭一郎でもよかったのに(というアンチ加賀恭一郎脳)(アンチ加賀恭一郎とは)東野作品に出てくる刑事に固有のキャラクタは必要ないんですよ。ところで五代刑事が映画館で上映中にスマホのバイブ鳴らしてあまつさえ画面を確認してたの映画館マナー()的にアウトですがなとはなった。原作既読とはいえもちろんなにも覚えてはいないので、物語の展開には素直に驚き感動したんだけど、やっぱり期待値が高すぎたのが敗因だとおもいます。冤罪被害者の孫が殺人を犯したのは、冤罪による被害ではなくただのサイコパスであったというのもほんとうはもっと驚きをもって迎えられるべきどんでん返し的な真実だとおもうんだけど、限られた尺の中では取ってつけたような事実でしかなく、そのあたりのもったいなさというのはくみ取れた。
「バックルームズ」
アメリカのネット社会で話題となっていたものを若き監督がその才能を遺憾なく発揮し映画化したという評判をたよりに鑑賞しましたが、いかんせんその話題となったことを実感できずにいるのでどうにもこうにもハマり切れず、まあ理解はするけど映画としてはおもしろくないかなというのが感想です。設定も背景も何も知らない人間にもわからせるという力量はなかったかな。来し方込みでの作品であるならば、一見さんお断りというのも致し方ない。
「藁にもすがる獣たち」
事前情報なんもなしで観たら森七菜ちゃんがすごかったwwwっていうかキャストが豪華。ドラマ「税金で買った本」*1に出てる青木マッチョさんがふつうに怪力キャラで出てて、終盤の車からの格闘?シーンではゲラゲラ笑ったwww映画館で久しぶりに声出しちゃったよwww(観客二人だった)()成宮寛貴くん復帰後初映画出演作。ひさしぶりーー!!!
・読んだ本
東野圭吾「秘密」(再)(72)
評価が高いものを再読。小学六年生の娘と父親が一緒にお風呂に入るのはちょっとどうかしらとおもう母親です。娘の姿で初潮が来たとか旦那に言わないでほしい。高校生の門限が8時って早すぎなのでは??????とかなんかいろいろ文句をつけたくなったけど、最後にはふつうに泣かされました。そもそもの仕組みがよくわからないので、娘の体で生き直しを図る母親というものが何にどう影響を受けるのかぜんぜん理解できなくて、だから尚子ではなく藻奈美として生きることにしたっていう苦渋の選択に、なんでそうなるん?????ってハテナしか出てこない。いや、泣いたけどさ。直子の記憶がいずれ薄れていくものなのだとしたら、まあこの先の人生は長いしな、とおもうけど、ただふつうに娘のフリをして生きていくだけなのだとしたらぜんぜん意味わからんし理解できんし、別に一生誰とも結婚せずに生きて行けばよいのでは????性交渉がなくてもぜんぜん家族ですし、夫婦ですし、問題ないですし、なんなら犬でも飼えばよいのでは。藻奈美と結婚した文也(ドラマ版で田中圭ちゃんが演じてると知って見てみたい)は藻奈美の中身が直子であることをずっと知らないまま生きていくの?気づかないものなの?文也はそんなにポンコツなの??それは誰にとって幸せなことなの?専業主婦としてしか生きられなかった直子が生き直して脳医学()の研究者になったのに、それでも誰かと結婚しなくてはいけなかったという「思想」や、家事も勉強も部活動もこなす直子の生活が過酷すぎて平介の家父長制に染まった姿が前時代的。まあ、泣いたけどさ。
背筋「目が」(73)
読了後におもわず「目」の数をかぞえてしまった。ちゃんと20ポイントだった!というスッキリはありました。
東野圭吾「分身」(再)(74)
クローンのお話は今クールドラマ「一次元の挿し木」を彷彿とさせ、氏が後世に与えた影響というものを考える。祖を同一とする二人のクローンがなかなか出会えないの、携帯電話のない時代の小説だなあとおもう。今なら映像通話で一発解決☆ってことがままならないことのもどかしさ。
東野圭吾「誰かが彼女を殺した」(再)(75)
もちろん初読時の記憶はないので初見のように新鮮に読みました。たのしかった。巻末に解説があるという文庫版で読んだので、ちゃんと犯人がわかってよかったです(ひどい感想)
月村了衛「機龍警察 漆黒社会」(76)
シリーズ第一部完結篇という位置づけの機龍警察シリーズ7作目を読了。前作「白骨街道」が2021年だったので5年ぶりですね、ええ、このわたしが委細を覚えてるわけがなかろう(ドヤ)シリーズを再読せずに新作に挑みましたが、感触としては五分五分かな。知らないキャラクタがおる(ノアム・シェラー、きみは誰や)とはなった。あと城木理事官のお家騒動のことがぼんやりとしかわからなくて苦戦した。おかしな京都弁の女については前作の感想にあったのできっとそれがそうなんでしょう。キモノの名前とカタカナのキャラクタ名が覚えらず判別できず混乱した。老いを痛感。前2作が機龍兵が一切出てこない機龍警察であったところへ満を持しての機龍兵総力戦に血沸き肉躍る。しかし彼*2の殉職には慟哭した。敵陣営の馮の最期はわたしも痛快だった。別班という文字にも心が躍る。イスラエルが「それどころ」ではないリアリティ、それを言い訳に様々なことが見過ごされる時流。改憲をすすめるために警察の治安能力を不安視させる世論を作り上げるためのテロ計画が中止になったのはそれをする必要がなくなったから、テロを起こすまでもなく都合の悪いことは法を無視し閣議決定で既成事実化し、「敵」はすでに勝利しているのだ、という沖津部長の言葉に絶望する。社会は漆黒。先の見えない闇の中をわたしたちは生きている。「敵」は勝ったがわたしたちが負けたとは言っていない、という彼の言葉が希望。第二部にも期待。
三浦しをん「夜の恩寵」(77)
久しぶりのしをんさんの連作短編集。エイヒレ編に一番しをんさん味を感じた。
阿津川辰海「デッドマンズ・チェア」(78)
ひたすら文章(特に会話文。みんな「えっと」って言いすぎ)との相性が悪い...と眉間にしわ寄せながら読了。そのせいでミステリに淫しきれなかったのがざんねんすぎる。警察機構のチームリーダーが「敵」というのももっと評価すべきなのではと思いつつ、いや、そんなバカな、とおもたり。異能力者の警察機構というのはドラマ「DOPE」をおもいだす。
東野圭吾「白鳥とコウモリ」(再)(79)
映画の原作を再読しました。見事に主演二人で脳内再生されて違和感なかったのでキャスティングに納得度が増した。序盤の証言に「頭のおかしい人間に、きちんとした動機もなく、衝動的に殺されたのでは」と出てて唸る。
小砂川チト「ゾンビ回収婦」(80)
第175回芥川賞受賞作。AIに仕事を奪われた人間がVRのゾンビゲームの世界に嵌ってノイローゼになる話。と言えば身も蓋もないんだけどいかんせんゲームについて造詣がまったくないので。
寺地はるな「きよくしぶとくやかましく」(81)
おもしろかったー!ゲラゲラ笑いながら読了。寺地作品は三作目で、なかなか分かり合えないなあとおもてたのに今回はめちゃくちゃ気が合いました!いわゆる「さす九」なムラ社会でのどこか不穏さが漂う日常が、断固として抗うという頑なさではない柔軟さを持ち合わせていたのがとてもよかった。地元自治会の集まりに女性たちがおさんどんを押し付けられ、男性が酒宴をたのしむという旧態然とした日常を、わきまえない年長の女性たちが変えてゆく様はそうであってほしいとおもうし、そこに賛同する男性もそりゃいるだろうし、もちろん反対する従前のやり方を支持するひとたちもいるだろう。変化の過渡期のスリリングさがたいへんおもしろうございました。
真山仁「ウイルス」(82)
どう収拾するのかとおもたらめちゃくちゃ尻切れトンボでビックリした!なにも解決していない!!エボラ様の症状が出る感染症が蔓延する世界の物語は、かつてのコロナ禍の再来であり、あの時の教訓をいかに活かすかが見どころであったとはおもうんだけど、成すすべもなく重要人物たちが次々と退場していってしまったのはショックだった。せめてなぜ感染しない人がいるのかという謎は解明されてほしかった。二度あることは三度ある。きっとまた遠くない未来に世界は未知のウイルスに脅かされるんだろうなという予感。
米澤穂信「談話室米澤」(83)
よねぽんのエッセイ読みました。一番おもしろかったのは、北陸新幹線の愛称についてのくだりで、めっちゃ早いやつ、そうじゃないやつの2タイプの名づけを「さば」「しめさば」という足の早さでおもいついたというやつがずっとおもしろくてわらってます。
・「母さん、ラブソングです」(SkyシアターMBS)
何の心構えもせずに観劇して、まだちょっと心の整理がついてないんだけど、とりあえずぴろしありがとう!!!!!!!ちょ、おまえすげえな、めちゃくちゃ良かったよ、始まってからずっとぴろしすげえ、ぴろし良いわあって言ってた(心の中で)まじ感謝。まじありがとう。ラブ。ぴろしがどう思ってるのなんかわかんないけど、なんつーかこういわくつきの舞台にさ、つきあってくれてありがとうってわたしなんかはどうしても思ってしまう。もしかしたら誰も不幸な人なんていないのかもしれない。でも、もしかしたら、この舞台を成立させることによって誰かがしんどい想いをしてるのかもしれないかもしれない、ってことをどうしても考えてしまう。邪念しかない。虚心坦懐に観られなかった。なのでぴろしありがとう。この壮大な茶番(って言ってしまうけど)につきあってくれて、あまつさえめちゃくちゃいい芝居を見せてくれて、ほんまにありがとう。これだけのものを出してもらって、彼らは、彼と彼のファンたちは、ちゃんとお返しが出来るのかな、ちゃんとせえよ、ではわたしはどこの立ち位置にいる???と悶々とするばかりでまだなんとも言えない。両手放しで絶賛もできず、かといって全部だめだったって否定することもできず。言えるのは、ぴろし良かった、ありがとう。ってことなんだよ、やっぱり。亡くなった母親へのラブソングとかそんなのよく考えなくても泣くに決まってるし、泣いたし、なんかそういうので泣かせにくるのズルくない??ってosm氏におもうし、かといえば序盤にネットで炎上する落ち目のミュージシャンに、酒に酔ってるのは俺ではなく世の中のあいつらだって言わせるのとか頭抱えちゃったし、謹慎中なのにマスクしてサングラスしたらバレないよという落ち目のミュージシャンにおまえカジノでバレてたじゃないかってマネージャーの弟が言うのとかもさあ、ねえ!!って天を仰いだよね。歌はよかった。歌いこんでるのがよくわかるし、きっとたくさん練習したんだろうし。VTuberのストロングキャットがニャーニャー言うのとかふざけすぎてて誰かに怒られないかしんぱいした。
・買ったもの

ミーハーなのでasicsのGEL KAYANOを買いました、ミーハーなので。NBに飽きたので他のイカツいスニーカー探してたら、カッコイイなっておもうやつだいたいasicsとかMIZUNOで、関西発祥の国産ブランド頼もしい。梅田行った時にグランフロントの店舗でちゃんと試着して買いました!KAYANOがデザイナーさんである榧野さんの名前を冠したものだってさっき知りましたが、ベロ部分に漢字で表記されてるのカッコよすぎで国産ブランド誇らしい。またこれで建築祭の京都をいっぱい歩くぞー。
・見た夏ドラマ
「君の好きは無敵」
松本若菜と松村北斗ドラマの二番煎じじゃねえのって薄目で見てたんだけど、二匹目のどじょうはそう簡単にはすくえないよねというのが感想です。佐野くんのビジュアルすごいよかったけど、ちょっとエキセントリックすぎた。本郷奏多センパイとの共演はわたし的には映画「凛」以来でめちゃくちゃ滾りましたが!!本郷奏多センパイが佐野くんより8歳年上とか何かのバグ。
「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~Season2」
一課長がふざけすぎなのちょっと許容できないなとはおもいつつ、相葉ちゃんに毎回無理を押しつけられて、「僕の叔父は(ry)つまり、僕はいずれあなたの上司になります」というお約束セリフでわらってしまうのでいいお客です。
「大空港~GATE24~」
途中にあっちゃんゲスト回があったりなどしてたのしかったです。
「Tシャツが乾くまで」
なんだかんだで完走しました。
「告白-25年目の秘密-」
松村北斗のパブリックイメージが十二分に活かされてたのがすばらしかったです。そのことにみんなが納得してたのがすごい。まあ松村北斗だしなって。時々大泉洋のお芝居に見えるときがあるの、それはいいんですか、って問い詰めたくなるw今のちょっと大泉洋入ってたよねって言いたくなる場面が少なからずあった。あったよね?
「マイ・フィクション」
たまちあの主演ドラマたのしかった!
「一次元の挿し木」