茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2026年7月号

・観た映画

「ラプソディ・ラプソディ」
高橋一生くん主演映画を遅ればせながら観ました。ビジュが若い!!!!これはなんだか懐かしくなる高橋一生くんだね。何歳設定なのかがなぞだけど、呉城久美さんの妻役は昭和63年生まれとあったので37歳?若っ、ておもたら呉城さんが39歳の人だった、ビックリ。若く見えすぎる。利重剛さんが映画を作る側の人だっていうのも知らなかった。高橋一生くんの叔父さん役で、なんかちょっと似てるんだよね。ビジュもそうだけど、お芝居もよく似てた気がする。血のつながりがあると言われたら信じてしまうかも。絶対に怒らない男 meets 触れるもの全て壊してしまう女、というフレーズが鑑賞後に響いてる。序盤にレストランでワイングラスの足が折れた時にはそんなことある?????ってゲラゲラ笑ったし、終盤の公園の遊具が取れちゃった時にも、笑ったんだけど泣いたんだよね。怒らない男は怒らないために自分を律しまくって周囲の人間の人生に参加しないように細心の注意を払っている男で、触れるもの全て壊してしまう女は自分が諸悪の根源であることを心の底から恨んでいて誰よりも自分が一番自分のことを嫌いでいる女だった。そんな二人の不思議なボーイミーツガール。破壊的なキャラクタの彼女にどうなることかと心がザワついたけど、結局彼にとっては彼女と出会えたことはこの上ないラッキーなことだったんだよね。出てくるキャラクタぜんぶよかったんだけど、やっぱり利重さんの器のデカすぎる叔父さんがさいこうにすばらしかった。横浜の風景もこないだ現地に行ったこともあって馴染みを感じた。お花が丁寧に扱われている場所が多くて驚いたっけ。

「口に関するアンケート」

「時をかける少女」
わたしのオールタイムベスト映画のひとつである時かけを初めて映画館で観ました!!!!!!!!!!!よ”か”っ”た”よ”ぉ”ぉ”(号泣)やっぱり夏に観る映画といえば時かけ。初めてテレビで見た時からずっと毎年7/13はナイスの日だなっておもってるし、もくもくの入道雲が浮かぶ青い空、蝉の声が響く人気のないグランド、三人で行く約束をした夏休みの花火大会、どこを切り取ってもすきな場面しかなくて、序盤のプリンがどうしたで嗚咽が漏れましたあかんです。千昭(CV:石田卓也)と出会ったのは2008年の7月(おおお18年前しろめ)まだわたしが石田卓也くんの顔も知らなかったころ。そう、石田卓也くんとの出会いは千昭でした。その後観る映画全部に石田卓也くんが出てるんじゃないかっていうくらいにスクリーンで見かけることになり、そこから気になる存在に。2009年の舞台「鴨川ホルモー」とドラマ「救命病棟24時第4シリーズ」と映画「ROOKIES」「火天の城」等充実した年でしたね(遠い目)そんな彼の今となっては唯一にして至高のアニメ映画出演作品。いい大人になってから見たはずなのに、彼らの青春が胸に刺さって今も抜けないでいるし、セリフのすべてがだいすきだし、いまでも「ガーネット」と「変わらないもの」を聞けば無条件で泣くし、あなたはずっと特別でたいせつなんだよ;;;;ってスクリーンを見上げながら何度も泣いた。これは元ネタ(って言うな)の元祖時かけを知らないからこその「すき」なんだなっていうのはわかるし、むしろ知らないでこの千昭に出会うことができてほんとによかったよって感謝しかない。いまさらだけど元祖を読んでみようかなって気になってきた。*1あと、石田卓也くんのお芝居を聞きながら、ああ、これは佐野くんに似てるなって思った何度かおもった。佐野くんに千昭のセリフを言ってもらいたいです。

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・読んだ本

島本理生「ノスタルジア」(55)
5年前にいなくなった恋人を想ってスランプに陥る女性作家と、宗教二世の殺人犯の息子がひょんなことから同居することとなり、何かが起こらなかった世界にスライドするかのような経験をしていくうちに、過去を乗り越えて二人で暮らすハッピーエンドで終わる物語でした。いなくなった恋人が亡くなっていた展開に心を掴まれて、その彼が小児愛者であることをほのめかす描写に、彼が死を選んだ理由がわかった気になった。

窪美澄「君の不在の夜を歩く」(56)
同級生5人組のうちのひとりが自死した。残された4人と、それを見守る魂(?)の一生。死を選んだひとの死後まで読ませるのが興味深かったです。人の輪の中心にいがちな才色兼備な彼女が精神的に不安定だというのがなかなか共存できないイメージで混乱した。宗教を否定してきたはずの二世がまた宗教に戻ってしまったことがショックだった。彼になにがあったのか。猫を捨てがち。作家と宗教二世というモチーフが先に読んだ島本理生とおなじだったことに意味をさがしてしまう。

櫛木理宇「鬼門の村」(57)
ラジオに投稿された怪談を整理するバイトをする青年が見事に怪異を回避し、因習村を破滅へと追い込むエンディングに快哉。ばらばらに見えたエピソードが実はつながっていたと分かるホラーというスタイルは某近畿地方とかおもいだすんだけど、*2さすが本職の作家さんが書くものは読みごたえがありますね、という感想です。おもしろかった。絶望の果てに最強の呪いが生み出される過程が恐ろしかった。呪いを飼いならすことで強くなる。恐ろしい。

桐野夏生「眠れぬおまえに遠くの夜を」(58)
韓国の芸能界のお話。桐野さんが東方神起推しと聞いて合点がゆく。5人組アイドルから2人が脱退するエピソードで、グループとしてすきだから分裂がゆるせないと憤る女性教師が印象的だったので。自分の「好き」を昇華させるための作品だったのかな。性加害絶許な文化に憧れる。芸能界にも学閥があるというのがかの国ならではなのかな。あと仄聞する実家の太さの影響力。彼をモデルにした脚本のせいで不利な状況になるのではと危惧したけど、中途半端な扱いで拍子抜け。きっといろんな事柄にモデルがあるんだろうけど東方神起以外はピンとこないし興味も持てなかった。

月村了衛「テロル」(59)
元総理銃撃事件が起こる終末の日本の物語。彼の絶望はわたしの絶望と同じだ。彼ほどの焦燥にはまだ駆られてない。狙撃犯はテロリストだったのか否か。SNSが舞台となって繰り広げられるばかばかしい狂騒。宗教二世問題や性加害芸能事務所問題、ヘイトスピーチをまき散らす新興政党とその支持者、闇バイトに関わるひとたち等月村さんの怒りと絶望が伝わってきて暗澹たる気持ちになる。本当の最悪になる前にこの世界から退場したいとおもってるけど、果たして今が最悪でないと言えるのだろうか、まだだいじょうぶ、と信じてるだけの茹で蛙なんじゃないか。

蝉谷めぐ実「見えるか保己一」(60)
山本周五郎賞受賞、直木賞候補作読みました。検校という言葉を知ったのは大河「べらぼう」の鳥山検校です。はて、女性の盲人はどのように生活をしていたのでしょう。見えないものが見えると言われた彼が、見えるわけないだろうと慟哭する終盤の場面で、これは美談ではない、偉人伝ではないとわかった。わたしは輝ちゃんのことを信じてたし、もしかしたら彼のことをずっと影で見守ってくれて、自身も出世したのは輝ちゃんなんじゃないかっておもったので、そうではなかったことにガッカリです。幼少時にただ目が見えないだけじゃないかと彼を対等に扱った輝ちゃんのことを信じてたのに。様々な画策も、彼よりも輝ちゃん自身にダメージが大きかったのもかわいそう。

米澤穂信「倫敦スコーンの謎」(61)
小市民シリーズに思い入れがなくてすまない。完結したシリーズの、その終わりの前の話。よねぽんの青春ミステリにずっと慣れない。

原田ひ香「#台所のあるところ」(62)
第175回直木賞候補作。謎風習の島がこわかったです。内藤と鈴木が吸収合併されて「ナイス」になるのはおもしろかったです。

 

・Prime Videoで見たもの

ドラマ「犯罪者」
高橋一生くん主演ドラマ見ました。見たことのないビジュアルだったの新鮮でビックリして、わりと最後までなじめなかったwや、まだ知らない顔を見せてくれるのありがたいですね。斎藤工くんとの信頼関係は映画「blank13」由来だなあとわかるけど、彼の水上恒司くんへの関心が実に興味深かったです。若い役者に対する彼の見方にとても興味がある。実におもしろい。彼が信頼するならわたしも信頼するかな、というくらいには彼のことを信じてるので。良きトリオだった。

 

・東野圭吾氏訃報に寄せて

あまりにも想像していなかった早すぎる訃報に言葉をなくしました。わたしが氏の作品を知ったのはたぶん10代のころで、そこからミステリの世界に耽溺し、刊行された作品はすべて読んでいるという自認。すきな作家は東野圭吾であるとずっと言ってたし、今もそうだし、これからもそう。わたしはずっと氏の味方だった。もちろんすべての作品と分かり合えてたわけじゃないけど、それでも新作が出るのをたのしみにしていたし、読まない選択肢はなかった。これからもずっと読み続けるのだとおもってた。とてもかなしくてさびしい。もう新作が読めないなんて。さびしいです。

*1:個人情報なので取扱注意なんですけど去年産まれたお孫ちゃん(男児)の名前が「ちあき(漢字は千昭ではない)」なのめちゃくちゃ言いふらしたいです!!!わたしがゴリ押ししたんじゃないんです、偶然なんです!!!!!!!

*2:六部というモチーフも某聖地巡礼にあったし。

京都旅vol.12 祇園祭後祭に行ってきました。

今年は後祭に行ってきました!

予想最高気温40℃という予報におびえつつ、フェス参加者の持ち物動画などを参考にしつつ準備をして、いざ!!

 

Day1:大山崎山荘美術館、養源院、宵山

京都駅から京都線に乗って山崎駅へ。去年から(京都検定2級受験を考えていたので、去年のテーマ「京都の博物館・美術館」対策として)大山崎山荘美術館行きを考えてたんだけど、まさかこのタイミングで大河が山崎の戦いをやるとはおもわないじゃないですか、ビックリっすよ。

JR山崎駅のホームには、京都府と大阪府の府境がある。日本で唯一の府境のあるホーム。山崎の駅から美術館の無料送迎バスが出てるんだけど15人くらいが定員で、乗れなかったらどうしようかなあ、徒歩10分だったら歩いてもいいんだけどなあ、この暑さがなければな!とかおもてたら案の定積み残されたのですが、再度往復していただき無事ピックアップしてもらいました、ありがたい。

 

琅玕洞(とうかんろう)という名のトンネルを通って美術館へ。大正から昭和初期に建てられた山荘は建主の没後にアサヒビールが引継ぎ、近年は安藤忠雄設計の新館なども建てられ、現在は美術館となってる。山崎といえばサントリーのウィスキーなのに、ここはアサヒビールという罠。山崎が飲めるのかなとおもた喫茶室のメニューはブラックニッカであることを知って罠にきづく。なるほど。

安藤忠雄設計の地中館ではモネの絵が展示されていて、直島の地中美術館をおもいだす。安藤忠雄とモネと地中。また、民芸という言葉を造った河井寛次郎・浜田庄司らの工芸品がコレクションされてるのも素敵だった。ちょっと魯山人先生のドラマを思い出したな。

近くには秀吉が本陣を敷いたという宝積寺があったり(三重塔は山荘から望めた)建物として興味のある聴竹居や国宝三茶室に数えられる利休が建てた待庵(あと二つは愛知県犬山市の如庵・京都市大徳寺の密庵)など見どころたくさんなんだけど拝観日が限定されてるので今回は予定が合いませんでした。ざんねん。山崎に行くなら途中の(途中の)桂離宮にも行きたかったんだけど、こちらも酷暑のせいで拝観時間が制限されており、この季節には行ってはいけません。また涼しくなったらチャレンジしたいです。

さて、京都に戻ります。チェックインまで時間があったので、京都駅から比較的近くの養源院へ。こちらも拝観日が不定期なので、これまで何回かタイミングを逃していたのをようやく機会に恵まれました。暑いので市バスに乗って三十三間堂前まで。

目にも鮮やかな新緑がまぶしい。でもここは伏見城の遺構でもある血天井が遺された場所。丁寧に案内をしていただき、今も残る武者たちの自害の痕を目の当たりにする。ほのくらい堂内は確かに暑いはずなのに、それでも残された想いを感じてすっと汗がひいた。武者たちの血で染まった廊下を天井に上げて供養しお祀りするという発想にことばが出ない。秀吉の側室淀殿(長政の娘)が建立し、焼失後に徳川二代将軍の正室お江(淀殿の妹)によって再建される際に言い訳として徳川側の供養を挙げたのではないかと浅井と豊臣と徳川が複雑に絡み合う歴史の相関図に最後に笑ったのは長政だったのではないかなと大河の中島歩氏の顔を思い浮かべながら、ならいいかなとおもう。良き長政像だったので。あと松下洸平氏の家康が今のところすきすぎて彼の株が爆上がり中である。

閑話休題。

チェックインのためにホテルへ。今回のお宿は京都タワーホテルです!旅は京都駅を起点にしているのでやっぱり駅近くのお宿が便利なんだよね、荷物的に。しかし未だ京都タワーに上ったことはござらぬ。今回も宿泊者特典として割引券をもらったんだけど活用できずじまい。地下のフードホールにてぎょうざ亮昌のビールセットを喫食。お漬物がついてるのが高ポイントですね、ごぼうが美味でした。

 

伊勢丹で下鴨茶寮の銀だら西京焼き弁当と、ル・プチメックの鯖サンドとサーモンサンドを購入して京都を満喫♡夜食と明日の朝ごはんにする予定。たのしい。

チェックインしてシャワーしてお弁当食べて()ひと眠りして、さて、下鴨神社のみたらし祭りへ行きます。市バスで下鴨神社まで。夕方のバスは全然混んでなくて、そういえば今回の旅で乗ったバス、ぜんぶ空いてた。人の流れに乗ってみたらし池にたどりつく。つめたーい!

 

ワンピースで行ったんだけど無事に裾を濡らしましたwwwすぐ乾いたので問題ないです。ろうそくを献灯し、御神水をいただいて、帰ります!

出町柳から京阪に乗って三条まで行き、そこから地下鉄東西線で烏丸御池まで。4-2出口から出るとすぐそこに鈴鹿山が!祇園祭だーー!!会所にて御神体の鈴鹿御前を拝する。姉小路を西進して役行者山へ。会所にて三体の御神体拝。去年の前祭宵山では会所にお参りするという知識がなかったため、めちゃくちゃたのしいです!!鷹山さんでちょうどお囃子の演奏時間に合った。近くのおうちの屏風祭を拝見しました。こんなふうに幕の下がった窓や格子の隙間からお宝をチラ見させてくれるのすごく豪気で太っ腹でほんとうに豊かだなあっておもう。

八幡山の会所で左甚五郎の鳩と海北友雪の屏風を見たり、鯉山の会所で左甚五郎の鯉と16世紀にベルギー・ブラッセルで製作された1枚の毛綴を裁断して作られたという見送りを見たりした。たのしい。否が応でも覚える左甚五郎。

 

普段は閉まっていてその存在を消してしまっているという烏丸通りに面した八坂神社御手洗井へ。一年の間で7/15~7/24の間だけ開放されてるそうです。

さて、本日のメインイベントである南観音山のあばれ観音を待機しに向かいます。日和神楽が戻ってくるのを待って始まりました。めちゃくちゃ雰囲気で伝わってほしい画像しかないのですがw

 

大暴れさせられる観音さんはともかく()それにつきあわされる善哉童子ちゃんが不憫でおもしろいですwwwお疲れさまでした!

 

Day2:八坂神社・仲源寺・山鉾巡行・市比賣神社・サウナの梅湯

去年授かった粽をお返しするために市バスに乗って八坂神社へ。めちゃくちゃ空いてる。最後の4人くらいになって全員祇園で降りたw快適でありがてえ。

鉾町へ向かう途中でいつも素通りするだけだった仲源寺へお参り。

四条寺町の御旅所にて御神輿ズにご挨拶。ほんとうは、山鉾たちが狭い路地から御池通に出てくるところを見たかったんだけど、御池に到着した時にはすでに全員揃ってました。がーーん。次は(次があれば)もっと早起きしよう...スタート地点より少し手前の日陰で待機。巡行順にスタートしてゆく山鉾たちを目の前で観られて、ようやく動く山鉾が見られたー、とだいまんぞく。

最後尾の大船鉾。カッコいいーー!!見送ってから四条通へ向かう。途中の永楽屋さんで祇園祭期間中のみ販売される水あずきを購入。暑さに効いた気がするー。

四条烏丸近辺に着いた時にはすでに花傘巡行が通過していたのを追いかけてみる。鷺踊りの姿が見られた。河原町周辺は混雑がひどいのでとりあえず山鉾がどこまで来てるのか確認するために北上する。大船鉾が河原町御池の交差点で辻回しをしているのが見られました。新町通の山鉾たちが路地に入っていくところを見たいんだけど、この調子ではいつになるのかさっぱりわからない。覚悟して四条新町へ。すでに見物客の待機場所が設定されていたので太陽の下でじっと待つ。警察と消防とあと救命士の方も配備されてた。おつかれさまです。

  

鷹山、大船鉾、北観音山、南観音山が続々と見事に辻回しを決める。いや、鷹山さんは苦戦されてて、それをほかの町内のみなさまが見守られてたのも趣が深かった。柳の枝が授与されると聞いていたので南観音山さんについてゆき、お囃子が鳴りやんでからの最後の三本締めまで参加してきましたw餅投げのようにふるまわれる柳の枝に手を伸ばすわれら。なんとか授与していただきおしいだいて帰ってまいりました。やー、楽しい祇園祭だった!暑かったけど!!この後は御旅所に渡御されていた御神輿が八坂神社へ帰っていかれる還幸祭が夕方からあるんだけど、それはまたの機会に。この日御神輿を担いでいた人たちが帰途に就くのは日をまたぐそうなので、来年は24日、25日の日程で来ようかな☆

冨美家の鍋焼きうどんでお昼ごはん。暑い時こそ熱いものを食べるんやという気概(一年ぶり二度目)去年は日和ってしっぽくを食べたんだけど(美味であった)やっぱり冨美家名物の鍋焼きうどんを食べなくては、というわけで意を決して鍋焼きうどん。ぐつぐつと煮えたぎるお鍋。心頭滅却すればむしろなんだか涼しい気がする。甘いおだしがおいしくていっぱい飲みました。まんぞくです。

帰る前にお風呂に入ろうと五条のサウナの梅湯まで歩いて向かう。もうやけくそなので徒歩です。途中で市比賣神社に参拝。天之真名井でお水をいただきました。五条界隈の源融河原院跡の大きな榎の木を見上げたり、五条会館でかつての此の地の雰囲気を感じてみたり、唐破風玄関の建物やカフェー建築といわれる建物を満喫したり、きっともっと変わっていくだろう街並みの「今」を見てきた。町はすぐに壊れてしまうし変わってしまう。

 

  

時間がないので急ぎ足でひとっ風呂あびて帰りまっす。河原町正面からバスに乗って京都駅まで。着替えを持ち歩いたせいでデカい荷物になってたんだよなー。夏は着替えの回数が増えるので荷物が多いのが大変。なので今回駅近くのホテルで出発間際まで荷物をピックアップしなくてよかったのすごく便利だった!

次回は建築祭かな。今度は一泊二日でいっぱい回りたいとおもってるんだけど、ホテルがめちゃくちゃ高くてしろめ剥いてる。

2026年6月号

・読んだ本

万城目学・柳亭小痴楽・真島昌利「R3」(47)
まきめさんの同人誌、届きましたー!今回は落語がテーマということで、最近わたしが触れた落語の世界はドラマ・舞台「元禄落語心中」だな、とかの作品を思い浮かべたわけですが、最初のまきめさん「おはぎちゃん」からして想像してたのとぜんぜん違いすぎてすごく混乱しました、っていうか気になりすぎるのでフルの音源がほしいです。サビのところは映像を見つけたのでなんとなく理解はしたんですけど、すごい、落語の世界は奥がふかすぎる。小痴楽師匠のエッセイはかの作品の与太郎をおもいおこして、ああ、よかった、わたしの知ってる落語の世界だ、と安堵する。いや、なかなかに破天荒でこれで安心するのは間違ってる気がするのにほっとさせてくるのがすごい。あとがきでのまきめさんの苦労がしのばれる。ついったでも何度か師匠にふりまわされてる様子が窺えてたのし、いや、不憫でありました。あとはなんと言うてもトリの真島氏の「やかん」がすばらしかった!真島氏が落語すきとかいうのもぜんぜん知らなかったんですけど、これがほんのひとつきほどで完成したというのが天才の所業すぎた。真島氏にしか書けないロックンロールなフレーズにしびれましたが「シンデルズ」でもうだめだったwwwおみごとです。

綿矢りさ「グレタ・ニンプ」(48)
不妊治療を諦めかけてた妻が自然妊娠して、ファンキーでパンクな見た目とキャラに変貌する。うろたえる夫同様にわたしも彼女を理解できなくて、しばらくは受け入れられなかった。なぜそうなる。抑圧されてたものが一気に解放されたとして。そのキャラクタ is なに???猫をかぶらなければいけない場所ではちゃんと猫をかぶれるのも謎で、ずっとわりと否定的に彼女のことを見てたんだけど、何度か出てくるやりたいことをやってる自分を親に否定されるとそのやりたいことをやってる自分のままでいられなくなる場面では胸が痛くなった。夫が彼女を受け入れて楽しく笑って育児で共闘する場面なんかすごくよくて、わたしよりも早くに彼女を受け入れられた彼はすごく妻を愛してるんだなあってジーンとした。フォント芸もたのしかったんだけど、紙の本あるあるで次のページのデカ文字がうっすら見えてしまう問題はあったよね。あと「深夜のスパチュラ」がおもしろすぎてずっとゲラゲラわらってたwwwはー、おもしろかった。

小川哲「火星の女王」(49)
NHKでドラマ化されたものを先に知ったやつの原作を読みました。ドラマは1話で脱落。小川さんはどんなジャンルの小説も書けるんだなあ。今回はSF。科学は苦手なのでところどころ理解が難しかったけど、SFはたのしめました。

小川哲「君のクイズ」(再)(50)
映画の原作を再読しました。なるほどこれを映画化するとああなるのか、と納得できた。しかし原作の絆クンはチャラいなあ。オンラインサロンとか言い出さないでほしい。クイズとは人生。つまり「君の人生」。あのCMソングの威力は映画ならでは。

辻堂ゆめ「ふつうの家族」(51)
昭和の老害会社員という設定のはずの父親の家庭での様子がぜんぜん違って見えて混乱したけど、それは親友だとおもっていたひとの死によるものだとわかってちょっとは納得した。それにしてもあの長男はダメだろう。終身雇用の時代ではなくなったとはいえ、あまりにも世の中を舐めすぎている。浅慮がすぎる。あと百合展開かとおもわれた娘も、まだ恋もしらない人間が相手の勢いに流されただけであったというのが、相手がかわいそうすぎた。あと、自死した彼はなんで彼女と結婚することになったのか謎すぎる。いったい何があった。両親が回想する姿と現在の姿が合致しなくて、んんん、ちょっと評価は厳しいですね。

米澤穂信「黒牢城」(再)(52)
映画公開に際して予習のために再読しました。ちょうど5年ぶり。人物相関の理解が難しいお年頃になってきたので、映画キャストと併記したリストを作成して読み進めました。文字が記憶できなくなっても、映像ならまだ理解しやすいとおもうんだ...たぶん...キャスト的になるほど御前衆五本鑓がメインとなってるのか、舘さま今回も良きお役どころでござるな!という予想。密室殺人事件と首の入れ替え事件と廻国僧殺人事件と銃殺事件で減っていく五本鑓。土牢に閉ざされた官兵衛が息子の仇として村重の名をころそうとしたたくらみは見事、その動機となったものもまた無事であり、官兵衛の完全勝利であった。土地を統べる理由なき殿様に人はついてこぬ。映画、たのしみです。

方丈貴恵「盾と矛」(53)
車椅子の安楽椅子探偵とフィジカル(暴)担当ワトソンが追う天才犯罪請負人という元同級生三人組という構造の既視感とおもたら青崎有吾「ノッキンオン・ロックドドア」らしい(チャッピーありがとう)事件を解決したその「先」というのはわかるけど、まあ別に新発見ではないかなという感想。そういえばノッキン(略)ドラマ、見た記憶はあるんだけど記録になくて頭抱えてる。松村北斗が中華鍋振ってチャーハン作ってるのを見た記憶はあるんだけど。 あとノッキンというたらこの曲が出てくる。

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寺地はるな「ぬすびと」(54)
20年前にあった発達障害の御曹司に手を焼く歪な社長夫婦と貧困にあえぐアルバイトシッターの邂逅の物語は興味深かったけど、長いこと連絡とってなかったのに急にそんな電話がかかってくるとかあるのかな、ってことが気になって。生き難いひとたちの、ささやかな生活とそうではない生活。同じ生き難さはあるのに。

 

・観た映画

「Never After Dark」
賀来賢人が映像制作会社を設立し、プロデューサーとしてつくった映画、という触れ込みだけで鑑賞しました。ホラーとか聞いてないっすよ!!!!えーん、怖かった。痛いのとか苦手なので。携帯電話のない時代の日本の洋館で起こる怪現象。怖いのは幽霊ではなくて生きてる人間。どこか浮世離れした主人公が無敵でない分すごくもどかしかったです。デカい音量でレコードかけて缶ビール何本も空けて屋敷の中で踊る場面はちょっと恥ずかしかったかな共感性羞恥ってやつ。

「脛擦りの森」
高橋一生くん主演映画を遠征して観ました。極限まで削られたセリフ。寒い季節の寒さが伝わってくる映像。音楽にかき消されない生活や自然の音。贅沢な時間だったな、と満足した鑑賞後感。なるほど、妖怪は彼女のほうであったか。異世界に閉じ込められる男、という設定に「唄う六人の女」を思い出し、差し出される椀に、虫汁をおもいだして身震いした。抜け出すのに気の遠くなるほどの時間を耐えた男と、この先の気の遠くなるほどの時間を過ごすであろう男の表情。ここにずっといられたらいいのに。その言葉の呪いのつよさ。ヴァイオリンの音に露伴先生がよぎる。確実にかの世界線につながってる。ネトフリドラマ「九条の大罪」で知った黒崎煌代くんのお芝居が見られてよかった。むしろこれは彼の物語だった。やっぱり声がいい。若い役者と絡む高橋一生くんというのが見られたのもよかった。彼もまた年老いて、後進にさまざまなものを影響する存在であるのだなと誇らしいきもちになる。贅沢な時間だった。

「黒牢城」
すごく楽しみにしてたぶん、ちょっとハードル上げすぎちゃったかなゴメンゴメン、って感じ。黒沢清らしさというものに理解がないのでその方面での良さというのがわからなかったし、ミステリが軽んじられているなあというのを感じ取ってしまってざんねんだった。原作予習したことによって「映画」を楽しめなかった気がするので今後は予習するのやめようとおもった次第。原作知らない状態で観てわたしが何をおもうのかをとても知りたかった。しかしこれはかなりの初見殺しなのではと勝手に慮る。文字で読めばわかるけど耳で聞くだけでは理解できない言葉がきっとたくさんあった。密と顕とか、あと「烏滸の沙汰」って原作読んだ時にも引っかかったんだけど、音で聞くと「おこ」で「激おこぷんぷん丸」の「おこ」だとおもわれないかなってしんぱいした。烏滸がましいの烏滸っていう字は「おこ」では変換出てこない。そもそも荒木村重も彼が織田信長を裏切ったのが歴史ミステリであることも黒田官兵衛が彼に幽閉されていたことも彼が城を抜け出して一人生き延びたことも知らない歴史音痴なので、原作を読んだ時には途中で村重が降伏を考えていると言い出した時にはめちゃくちゃビックリしたんですよ、だって反織田で籠城してる人がまさかそんな、あそこでビックリできたの歴史を知らない人間ならではでお得だったなっておもってる。ほんで最後に彼が城を逃げ出しあまつさえ茶人として名を馳せる余生を送ることになるなんてふつうに度肝を抜かれました、そんなことある????なるほど、村重逃亡後にノッブが明智光秀に討たれていなくなってるのか、村重ラッキーだったな。あと、土牢がきれいすぎでは??ってずっと気になってしょうがなかった。最近普請したからまあ築浅なのかなっておもったけど、それにしてはお城の石垣に年季が入りまくってて(彦根城か姫路城か明石城か伊賀上野城か篠山城か)(それはそう)整合性が取れてねえなとはおもいました。ロケ地に見覚えがあったのは日吉大社のあの走井橋を下りたところ。エンドクレジットで確認できた京都ロケ地は萬福寺と楊谷寺と北野天満宮くらいだったんだけど、ぜんぜんわからんでござった。無念。信長屋敷は大覚寺、村重・千代保の持仏堂シーンが萬福寺法堂(通常非公開)(自分メモ)モッくんの発声が聞いたことのないモッくんの声でずっと聞き慣れなかった。無駄に豪華なキャストは一見して誰が誰であるのか判別するためなら致し方なしだけど、それだけのための豪華キャストは間違ってる気がする。贅沢の極み。一年近い時間を掛けて、牢の中から村重を操ろうとした官兵衛の企みのための冬春夏秋の事件たち。映像で見ると確かに時間の経過が感じられて、それだけの時間が必要だったんだなっていう説得力があった。そのための映画だったんだなと納得。ちょうど同じ時系列で進行していた太賀の大河も追いついて、全く違った解釈の村重を見られたのも得したきぶん。

 

・東京旅

ダブル台風が関東襲来という週末に一泊二日で東京に遊びに行ってきました^^無謀かとおもわれましたが、台風の影響を大きく受けることもなく、無事に新幹線で帰ってこられてほんっとうにラッキーでした。ちなみに行きは夜行バスです^^人生初の夜行バスでしたが、快適なバスの旅ですごくたのしかったー。

Day1:築地、豊川稲荷、東京大神宮、三菱一号館美術館、渋谷

早朝に八重洲について、駅前のホテルに荷物を預け、築地へ朝食に出かけます。今回もスト担がスポンサーの聖地巡礼旅なので、もちろん「たねいち」さんでホッケ定食を食べました。店内がスト色に染められてて、お店のおねえさんのスト愛がすごく伝わってきた。

 

行きたかった築地本願寺へ。これは妖怪大好き伊東忠太設計のデカい多国籍建築。テンションが上がる。誰でもウエルカムな懐の広さはここでも健在で、その懐の広さに痺れる。好きだーーーーーー。

豊川稲荷と東京大神宮で彼らの足跡をたどり、東京駅に戻って三菱一号館美術館で「”カフェ”に集う芸術家」展を鑑賞。スト担が何某かのロケ地で再現画像を撮影するのにつきあう。

Cafe1894でランチしたかったのにすでに受付終了していてなかなかの入店困難店...元は銀行だという店内を見学したかった、ざんねん。

ヤエチカで遅めのランチをとって、チェックインしにホテルへ向かう。今回は三井ガーデンホテル京橋です。東京ステーションホテルに泊まりたかったけど、さすがのお値段にビビって断念しました。宝くじが当たればいつかぜひ。

夕方から雨がひどいという予報に備えて少し仮眠をとってから夜の渋谷へ。ファミクラ渋谷でグッズを物色。うっかり某アクスタがほしくなったけど自重した。わたしもアクスタとかぬいとかに、〇〇くんこれがうな重だよ、とか言って写真撮ったりしたい。

スト所縁のヒカリエのうなぎ屋さんへ。ストチューブ映像と同じ場所で写真を撮って満足するわれら。うなぎ美味しかったです。

 

Day2:日本橋、銀座、池袋

朝の日本橋へ。

高島屋日本橋店ー!なんか象が並べてあって配線が不細工すぎて激萎えしたんだけど、由緒ある象だそうなのでゆるそう。

 

高架の下で窮屈そうな日本橋。麒麟。

 

 

三越日本橋店ーー!!

 

百貨店の名前が地下鉄の駅名になっているのはここだけだそう。高島屋と比べても派手で景気の良さがうかがえますネ。

三井ビル本館。

 

日本銀行本店旧館。

ホテルの朝食ビュッフェ(深川飯のぶっかけなど)を心の底から堪能し、今回の旅のメインイベントである SixTONES STockに参加するスト担を引率して銀座へ向かう。

FC会員しか入場できないので非会員のわたしは銀ブラへ出かける。BAOBAOほしくて松屋へ向かうも行列がすごかったので断念する。次の京都でリベンジしたい。なんならネットで買いたい。

ライオンビルのビアホールでいっぱいひっかけたかったんだけど、時間が合わずこれも断念。中に入って内装見たかったよぅー。

銀座のお土産に木村屋本店にてあんぱんたちを購入しました。うっかり隣の和光に入りましたがうっかりがすぎたので慌てて退店。

 

ストスト終わりのスト担と合流して池袋へ。MVロケ地である自由学園明日館の講堂へ。建物を堪能。

時間切れです。大戸屋で慌てて昼食をとり、タクシーで首都高ぶっ飛ばしてもらって東京駅まで戻り、ホテルで荷物をピックアップして新幹線乗り場へ滑り込み。なんとかチキン弁当*1を入手して、新幹線乗車成功。定刻通り帰宅できました、お疲れさまでした!!

 

・見た春ドラマ

「銀河の一票」
出てくるキャラクタがみんなよかったな~~としみじみ噛みしめてるんだけど、あのちょっと今回の松下洸平はダメではなかったですか?あれはちょっと反則です、えっと、心を奪われそうになりましたたすけて。まだ無事。だとおもう。きっと。あの日山流星な松下洸平がすごくわたしに刺さりました。という記録。もちろん倉悠貴くんの昴も。ぶっちゃけ「銀河鉄道の夜」のフレーズが多用されることには興味がなさすぎて食傷気味だったけど、それを補って余りある俳優陣でした。

「リボーン~最後のヒーロー~」
一粒で二度おいしい高橋一生くんを堪能できましたありがとうございます。

「夫婦別姓刑事」
橋本愛ちゃんさんのビジュアルがまじかっちょよすぎて美しすぎてすきすぎました。わたしも結婚してほしい。

「魯山人のかまど」
謎人物としてわたしに知られていた北大路魯山人の晩年を描いたドラマ。「美味しんぼ」の海原雄山のモデルとは知らなんだ。ウィキペディア読むだけでおもしろい。丁寧につくられた料理が食べたくなる。

「今夜、秘密のキッチンで」
まっひーのビジュが良くて眼福でした♡♡♡まっひーお料理できるのかなってハラハラしながら見守ってました。丁寧に作られた料理が食べたくなる(二回目

「るなしい」
うっかり完走してしまった。チープな画像が癖になる感じ。

「田鎖ブラザーズ」

「ムショラン三ツ星」
丁寧に作られた料理が食べ(ry

「まぐだら屋のマリア」(再)
藤原季節くんのことはふつうにすきです。

「GIFT」
本田響也くんの活躍を見た。

*1:「おいハンサム!!」で登場したやつ、絶対東京駅から新幹線に乗るときには食べるんだとおもってた念願のチキン弁当。ドラマではこれをモデルにした「チキンライス弁当」だったようですが。