・観た映画
「ラプソディ・ラプソディ」
高橋一生くん主演映画を遅ればせながら観ました。ビジュが若い!!!!これはなんだか懐かしくなる高橋一生くんだね。何歳設定なのかがなぞだけど、呉城久美さんの妻役は昭和63年生まれとあったので37歳?若っ、ておもたら呉城さんが39歳の人だった、ビックリ。若く見えすぎる。利重剛さんが映画を作る側の人だっていうのも知らなかった。高橋一生くんの叔父さん役で、なんかちょっと似てるんだよね。ビジュもそうだけど、お芝居もよく似てた気がする。血のつながりがあると言われたら信じてしまうかも。絶対に怒らない男 meets 触れるもの全て壊してしまう女、というフレーズが鑑賞後に響いてる。序盤にレストランでワイングラスの足が折れた時にはそんなことある?????ってゲラゲラ笑ったし、終盤の公園の遊具が取れちゃった時にも、笑ったんだけど泣いたんだよね。怒らない男は怒らないために自分を律しまくって周囲の人間の人生に参加しないように細心の注意を払っている男で、触れるもの全て壊してしまう女は自分が諸悪の根源であることを心の底から恨んでいて誰よりも自分が一番自分のことを嫌いでいる女だった。そんな二人の不思議なボーイミーツガール。破壊的なキャラクタの彼女にどうなることかと心がザワついたけど、結局彼にとっては彼女と出会えたことはこの上ないラッキーなことだったんだよね。出てくるキャラクタぜんぶよかったんだけど、やっぱり利重さんの器のデカすぎる叔父さんがさいこうにすばらしかった。横浜の風景もこないだ現地に行ったこともあって馴染みを感じた。お花が丁寧に扱われている場所が多くて驚いたっけ。
「口に関するアンケート」
「時をかける少女」
わたしのオールタイムベスト映画のひとつである時かけを初めて映画館で観ました!!!!!!!!!!!よ”か”っ”た”よ”ぉ”ぉ”(号泣)やっぱり夏に観る映画といえば時かけ。初めてテレビで見た時からずっと毎年7/13はナイスの日だなっておもってるし、もくもくの入道雲が浮かぶ青い空、蝉の声が響く人気のないグランド、三人で行く約束をした夏休みの花火大会、どこを切り取ってもすきな場面しかなくて、序盤のプリンがどうしたで嗚咽が漏れましたあかんです。千昭(CV:石田卓也)と出会ったのは2008年の7月(おおお18年前しろめ)まだわたしが石田卓也くんの顔も知らなかったころ。そう、石田卓也くんとの出会いは千昭でした。その後観る映画全部に石田卓也くんが出てるんじゃないかっていうくらいにスクリーンで見かけることになり、そこから気になる存在に。2009年の舞台「鴨川ホルモー」とドラマ「救命病棟24時第4シリーズ」と映画「ROOKIES」「火天の城」等充実した年でしたね(遠い目)そんな彼の今となっては唯一にして至高のアニメ映画出演作品。いい大人になってから見たはずなのに、彼らの青春が胸に刺さって今も抜けないでいるし、セリフのすべてがだいすきだし、いまでも「ガーネット」と「変わらないもの」を聞けば無条件で泣くし、あなたはずっと特別でたいせつなんだよ;;;;ってスクリーンを見上げながら何度も泣いた。これは元ネタ(って言うな)の元祖時かけを知らないからこその「すき」なんだなっていうのはわかるし、むしろ知らないでこの千昭に出会うことができてほんとによかったよって感謝しかない。いまさらだけど元祖を読んでみようかなって気になってきた。*1あと、石田卓也くんのお芝居を聞きながら、ああ、これは佐野くんに似てるなって思った何度かおもった。佐野くんに千昭のセリフを言ってもらいたいです。
・読んだ本
島本理生「ノスタルジア」(55)
5年前にいなくなった恋人を想ってスランプに陥る女性作家と、宗教二世の殺人犯の息子がひょんなことから同居することとなり、何かが起こらなかった世界にスライドするかのような経験をしていくうちに、過去を乗り越えて二人で暮らすハッピーエンドで終わる物語でした。いなくなった恋人が亡くなっていた展開に心を掴まれて、その彼が小児愛者であることをほのめかす描写に、彼が死を選んだ理由がわかった気になった。
窪美澄「君の不在の夜を歩く」(56)
同級生5人組のうちのひとりが自死した。残された4人と、それを見守る魂(?)の一生。死を選んだひとの死後まで読ませるのが興味深かったです。人の輪の中心にいがちな才色兼備な彼女が精神的に不安定だというのがなかなか共存できないイメージで混乱した。宗教を否定してきたはずの二世がまた宗教に戻ってしまったことがショックだった。彼になにがあったのか。猫を捨てがち。作家と宗教二世というモチーフが先に読んだ島本理生とおなじだったことに意味をさがしてしまう。
櫛木理宇「鬼門の村」(57)
ラジオに投稿された怪談を整理するバイトをする青年が見事に怪異を回避し、因習村を破滅へと追い込むエンディングに快哉。ばらばらに見えたエピソードが実はつながっていたと分かるホラーというスタイルは某近畿地方とかおもいだすんだけど、*2さすが本職の作家さんが書くものは読みごたえがありますね、という感想です。おもしろかった。絶望の果てに最強の呪いが生み出される過程が恐ろしかった。呪いを飼いならすことで強くなる。恐ろしい。
桐野夏生「眠れぬおまえに遠くの夜を」(58)
韓国の芸能界のお話。桐野さんが東方神起推しと聞いて合点がゆく。5人組アイドルから2人が脱退するエピソードで、グループとしてすきだから分裂がゆるせないと憤る女性教師が印象的だったので。自分の「好き」を昇華させるための作品だったのかな。性加害絶許な文化に憧れる。芸能界にも学閥があるというのがかの国ならではなのかな。あと仄聞する実家の太さの影響力。彼をモデルにした脚本のせいで不利な状況になるのではと危惧したけど、中途半端な扱いで拍子抜け。きっといろんな事柄にモデルがあるんだろうけど東方神起以外はピンとこないし興味も持てなかった。
月村了衛「テロル」(59)
元総理銃撃事件が起こる終末の日本の物語。彼の絶望はわたしの絶望と同じだ。彼ほどの焦燥にはまだ駆られてない。狙撃犯はテロリストだったのか否か。SNSが舞台となって繰り広げられるばかばかしい狂騒。宗教二世問題や性加害芸能事務所問題、ヘイトスピーチをまき散らす新興政党とその支持者、闇バイトに関わるひとたち等月村さんの怒りと絶望が伝わってきて暗澹たる気持ちになる。本当の最悪になる前にこの世界から退場したいとおもってるけど、果たして今が最悪でないと言えるのだろうか、まだだいじょうぶ、と信じてるだけの茹で蛙なんじゃないか。
蝉谷めぐ実「見えるか保己一」(60)
山本周五郎賞受賞、直木賞候補作読みました。検校という言葉を知ったのは大河「べらぼう」の鳥山検校です。はて、女性の盲人はどのように生活をしていたのでしょう。見えないものが見えると言われた彼が、見えるわけないだろうと慟哭する終盤の場面で、これは美談ではない、偉人伝ではないとわかった。わたしは輝ちゃんのことを信じてたし、もしかしたら彼のことをずっと影で見守ってくれて、自身も出世したのは輝ちゃんなんじゃないかっておもったので、そうではなかったことにガッカリです。幼少時にただ目が見えないだけじゃないかと彼を対等に扱った輝ちゃんのことを信じてたのに。様々な画策も、彼よりも輝ちゃん自身にダメージが大きかったのもかわいそう。
米澤穂信「倫敦スコーンの謎」(61)
小市民シリーズに思い入れがなくてすまない。完結したシリーズの、その終わりの前の話。よねぽんの青春ミステリにずっと慣れない。
原田ひ香「#台所のあるところ」(62)
第175回直木賞候補作。謎風習の島がこわかったです。内藤と鈴木が吸収合併されて「ナイス」になるのはおもしろかったです。
・Prime Videoで見たもの
ドラマ「犯罪者」
高橋一生くん主演ドラマ見ました。見たことのないビジュアルだったの新鮮でビックリして、わりと最後までなじめなかったwや、まだ知らない顔を見せてくれるのありがたいですね。斎藤工くんとの信頼関係は映画「blank13」由来だなあとわかるけど、彼の水上恒司くんへの関心が実に興味深かったです。若い役者に対する彼の見方にとても興味がある。実におもしろい。彼が信頼するならわたしも信頼するかな、というくらいには彼のことを信じてるので。良きトリオだった。
・東野圭吾氏訃報に寄せて
あまりにも想像していなかった早すぎる訃報に言葉をなくしました。わたしが氏の作品を知ったのはたぶん10代のころで、そこからミステリの世界に耽溺し、刊行された作品はすべて読んでいるという自認。すきな作家は東野圭吾であるとずっと言ってたし、今もそうだし、これからもそう。わたしはずっと氏の味方だった。もちろんすべての作品と分かり合えてたわけじゃないけど、それでも新作が出るのをたのしみにしていたし、読まない選択肢はなかった。これからもずっと読み続けるのだとおもってた。とてもかなしくてさびしい。もう新作が読めないなんて。さびしいです。


















冨美家の鍋焼きうどんでお昼ごはん。暑い時こそ熱いものを食べるんやという気概(一年ぶり二度目)去年は日和ってしっぽくを食べたんだけど(美味であった)やっぱり冨美家名物の鍋焼きうどんを食べなくては、というわけで意を決して鍋焼きうどん。ぐつぐつと煮えたぎるお鍋。心頭滅却すればむしろなんだか涼しい気がする。甘いおだしがおいしくていっぱい飲みました。まんぞくです。


















