茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2010年月組「HAMLET!!」

見たかったまさきさんのバウ公演主演作品見ましたー。

昨日の今日だしまだPUCK脳なわたしがHAMLETなんて見られる気分じゃないのって思いながら視聴したのですが、いざ見始めると夢中になって引き込まれました。まさきさんかっこいい。ビジュアル系ジェンヌの面目躍如。

「Hot Fairy」の中でも聞けた曲がフルで聞けてよかったです。まさき節少な目のロックオペラにふさわしい歌い上げっぷりが、わたしの好きなまさきさんでメロメロになりました。ショーヴランもそうだけどこういう歌を歌うまさきさんが好きなんだよー。PUCKのかわゆらしさも格別だけれどもさ。パラモンとかティボルトみたいなロン毛のまさきさんが攻撃的にかっちょよくって惚れるしかないです。ほんとによく似合うよねぇ(でれでれ)はずれがない。こだわったビジュアルというだけあってキリリとした目元とかに見惚れてしまってうっかり息をするのを忘れてしまいそうになりました。あぶないあぶない、命とられる。

そしてとしちゃんが実質二番手で出てて、始まりから終わりまで歌ってて、としちゃんの歌を初めて堪能しました。素敵だねぇ。昨日の今日なので()あの、照れますね///ハイ、黙ります。おとめにも好きだった役のところにホレーショって書いてるのに納得のいくお役でした。素敵でした(二回目)

さらにはオフィーリアの蘭はなちゃんです。昨日はどうも。

花組に異動する前の最後の月組公演になるんだね。千秋楽挨拶の姿を見てると、いつかの咲妃みゆちゃんを思い出します。花娘1になることはもう発表になってたのかな。昨日みりお様と並んでこの時のメンバーたちが舞台の上で頑張ってる姿をどんな風に見てたのかな。まさかのたまきっつぁんが兄役でw(ほんとはたまきっつぁんのほうが二期下)もしかしたら昨日の銀橋で、たまきちは!こんなに!りっぱになりました!!!って言うてたのは蘭ちゃんに対してかもしれないねとか思ってみたり。

月から旅立った二人が今の花組さんのトップに共に立っているという運命にじーーんとしました。蘭はなちゃん、お疲れ様でした。みりお様がどれだけ蘭はなちゃんの存在に助けられただろうかと(勝手に)思っては(勝手に)泣いております。「二人の貴公子」での役にも通じる心の壊れてしまった誠実な女の子の姿がとても感動的で、ハムレットってよく知らないんですけどこのお話の中で一番かわいそうなのはオフィーリアですよね!!!まさきさんちょっと蘭はなちゃんに謝れだし!!!!ってなりました(役名で言え

そして「尼寺へ行け!」のインパクトの強さな。やー。これ何回も連呼されるとか思わなくて、繰り返されるフレーズに狂気を感じてうすら寒くなりました。

シェイクスピア作品らしいダジャレの連発で、早口なセリフをよく噛まないなぁって感心しながら見てました。挨拶ではしょちゅう噛むのにねw緊張がゆるんじゃうのかな。かわいいね。

シェイクスピアらしい言い回しなんだろうなと思われるセリフ回しが随所に見受けられ、全く知らなかった世界観にまんまとハマりましたね。

周囲を欺いて狂気を装い復讐の機会をうかがうハムレットの苦悩と孤独がまさきさんのビジュアルと歌とあいまって切なかったのですが、お話自体はどうしようもなくて結局みんな死んじゃったのかよ、みたいな。すべてを見届ける責任を負ったホレーショの覚悟とか。ハムレットへの愛とか。ハムレットの愛がちゃんとオフィーリアに届いていればいいなと思いました。

まさきさんはこれが実質バウ単独主演公演になるのかな?それだけに思い入れが強そうで、本人も強そうで、楽曲がどれもこれもロックなだけあるからさらに強そうで、龍真咲最強!フゥー!!ってなりました。イケコ評のまさきさんの頓珍漢っぷりが、ハムレットの狂気と相性がよかったんじゃないかなっておもいます。あと、ハムレットの影として出てきてた隼海惺くんが「PUCK」で退団するんですけれども、「Hot Fairy」にも出ててまさきさんファミリーなのかな、今回のショーの中でも雫の場面でまさきさんと一緒に踊ってたりして餞なのかなってじーんってしました。踊れないまさきさんはいつでもこんな風に影の人に踊ってもらえばいいんだよ!って膝ポンしましたね。