茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2011年星組「メイちゃんの執事」

紅ゆずるバウ初主演作品。

いわゆるベニーさんのパブリックイメージとは大きく違ったキャラクタで、いや、イメージ通りのキャラクタであることのほうが少ないと思うんだけれども、見てる側はべにーさんがこんな役を!というギャップを感じるのでその分お得なお人であるよなぁと思います。わたしの中では弟キャラなので、そのベニーさんがツンデレ(でもないけど)執事コスとかなんかもうちょっとあの困ります///みたいな。その分美弥ちゃんの柴犬っぷりがさいこうにキュートでしたね!!!!!なんだあの学生服コスは!!!!!!!!(コスプレではないと

ベニーさんのことを知るに紅5は外せないファクタだと思うのですが、未見なのが非常に悔しくももどかしく、ほんのりうかがい知るところによるとべにーさんはわたしが思ってるほど弟キャラではない・・・?ようで、さらには美弥ちゃんがべにーさんに向かてぶんぶん尻尾を振ってるワンコだということもこのお芝居の中でのキャラづけを後押ししてくれます。

原作は知らないしドラマは最初のほうだけ見たことがある程度で基本設定はなんとなく知ってるレベルで見たのですが、これはちょっと登場人物多くて予備知識がないとツラいのでは。特にタミー。タミーなんなのタミー。そしてその執事役の汐月しゅうくんです。この間の星組公演千秋楽をもって卒業されましたね(涙)千秋楽の挨拶を見たんだけど、やっぱりふつうのジェンヌさんっぽくなくて、何かの誤解があったのかな、経緯は知らないけれども齟齬に心を痛めてそんなことはないんだよって言葉を紡ぐ姿に泣きました。個性あふれるジェンヌさんたちの中でもひときわ異質な、何か心にひっかかるものを持ってるジェンヌさんでした。ご卒業おめでとうございます。とっても素敵な執事でした。

あとは執事陣が今をときめく星組の若手スタァで占められててウハウハしました。如月蓮くんはとても好みなのですがかわいすぎるのが致命傷だとおもいます(まがお)まこっちゃんは安心のブランド。キキちゃんかっこいい。そして運動会で時の人となった海隼人くん。あの物言いのついた綱引きの場面で一番目立ってました。誰だろう誰だろうとおもってたらあの「萩の月」の人か!!!!って大笑いしました(なんでや)

そして娘役さんたち。

各組共通なんですが、娘役さんたちの番手をほんとにわかってません。二番手以下が曖昧にされがちで(なんなら娘1ですら曖昧にされがちな昨今である)(王家の話ですけれども)(どうかまっとうな配役が出ますように)(そもそも王家を全然知らんですけど)いろいろ試したりしてるんだろうなぁ、とはおもうんですが、バウヒロインした娘役さんたちが順当に上がっていけない世の中っていったいどうなの。白華れみちゃんも娘2扱いで退団しちゃってるし。べにーさんが次期星1になるとしてそのお嫁さんが誰になるのかも注目されてるわけですが、こうやってバウ公演でいろいろと組んでお試しした中で、同じ組の中で、どうか選んでいただきたいなと思います。星娘はさいきん、早乙女わかばちゃんが月にきましたね。娘役さんの異動というのは、どういう意味があるんだろうと。男役と比べてもそれは意味合いが重いのではないかな。

先日読んだ「野ばら」の中でも、娘役は研4にもなるとトップになれるかどうかの見通しが立ってくるって書かれてて、短命な娘役人生においてそれはあんまりにももったいないなぁとおもいました。かつて月で黒木瞳のあとに学年が上のミミさんがトップになったように。いくらでも学年が前後することはあるとおもうの。自分より下の子がトップになったから、もうこの学年より上の子に希望はない、なんて思わないでほしい。そしてできれば、そういう希望をつなげていける人事であってほしいなとおもいます。

お話自体は、Sランクのスーパー執事が自分の仕えてるお嬢様に恋をしてしまうなんてそれは執事失格なのでは、とおもったりなどして(設定が)ファンタジーとはいえ詩織様はお可哀想だしいったいなにがハッピーエンドなんだろうってスッキリしないんだけど、美弥ちゃんがほんとにかわいかったのでそれだけでいいです。あのヘリコプタから降りてくるパラシュートの場面とかなんなのwwwwwwwwひどすぎるwwwwwwwwwwwwwwww