おもっしょかったー!
三崎さん作品の中でもわたし好みのお話でした。
不思議な設定がちゃんと納得のいく形で成立してる世界。
聞いたことのある歩行技師や象さんの滑り台などファンには楽しいキーワードも散見し、さらに今回は隧道師という新しい言葉が!
隧道師!!
トンネルなんていうね、カタカナのちゃらちゃらしたやつなんかとはね、全然違うんですよ!!
あっちがインスタントならこっちは伝統工芸。
あっちがデジタルならこっちはアナログ。
ありもしないタワーであるとか、消失してしまった旅客車が光となって存在し続けるとか、三崎ワールド全開の世界感にファンとしてはたまりませんでした。
どうか丸川くんが幸せな人生を送られますように。
下絵となったのは滋賀の米原駅、瀬戸大橋の開通後に廃止された倉敷市の下津井電鉄がモデルとなってるようです。