茶の間でおま。

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黒川博行「後妻業」(8)

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後妻業

後妻業

 

このミス15位、文春7位作品。

後先短いお金持ちのお年寄りに取り入って遺産を狙う「後妻業」、実際にもそんな事件ありましたよね・・・なんでこんなオバハンが、っていうようなのが。70歳近い婆が着飾ったり性欲旺盛だったりするのって理解が追い付かなくて、読んでて時々、ちょっと待って、この人は70歳、この人は70歳、って自分に言い聞かせる必要がありました。何回も同じ手口を繰り返しているのに、何人もが不審な死を遂げないと世に明らかにならない犯罪おそろしい。

全編関西弁で、婆のコテコテな喋り口調はネイティブでないとなかなかニュアンスが伝わらないんじゃないかな。決して怒ってるわけではないそのニュアンスが正しく伝わればいいです。そして関西が舞台なんだけど、途中で徳島だの滋賀だの出てきてわたし狙われてる・・・!ってなりましたw

文章が、時々誰の視点でものを言うてるのかわからないことが多々あってイラっとしたのが残念でした。